【3分ガイド】to不定詞の形容詞的用法ー例文・パターン・訳し方・まとめ

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みなさん「不定詞の形容詞的用法」がわかりますか?

ここは大学入試でも英検などの英語試験でもよく問われる項目。

でも、「不定詞の形容詞的用法」のしっかり理解できていない人がおおく、ニアミスしやすいんですよね。

【「不定詞の形容詞的用法」】
→ 大学入試でよく問われる
→ 英語試験でも頻出の項目

そこで当記事では「不定詞の形容詞的用法」の意味・例文・パターン・訳し方を紹介していきます。

「不定詞の形容詞的用法」のパターン

「不定詞の形容詞的用法」のパターンは大きく分けて3つあります。

不定詞の「直前の名詞」が、①意味上の「目的語」になるもの、②意味上の「主語」になるもの」があります。

また、③不定詞の「直前の名詞」が抽象名詞で、不定詞がその名詞を具体的に説明するものがあります。

以下、この「不定詞の形容詞的用法」の3パターンを例文をまじえて解説みていきましょう。

「不定詞の形容詞的用法」のパターン
① 名詞が意味上の「目的語」
② 名詞が意味上の「主語」

「to不定詞の形容詞的用法」ー例文

「to不定詞の形容詞的用法」では、「名詞+to不定詞」のように名詞の後ろに「to不定詞」が置かれます。

このように名詞を後ろから修飾することを「後置修飾」というもの。

「to不定詞の形容詞的用法」の例文をみていきましょう。

I want something to do over winter months.
冬のあいだに何かしたいです。

上の例文では他動詞「do」の目的語がありません。よってこの例文では「do」の「意味上の目的語」として「something」が機能しているのです。

不定詞の「直前の名詞」が意味上の目的語として働きますから、「to不定詞の形容詞的用法」のパターン①にあたります。

「to不定詞の形容詞的用法」の意味上の主語

「to不定詞の形容詞的用法」の例文をさらにみていきましょう。

Can I get you something to drink?
何か飲み物をもってきましょうか?

上の例文でも他動詞「drink」の目的語がありません。したがって、この例文でも「something」は「drink」の意味上の目的語なのです。

【パターン①不定詞の形容詞的用法】
→ 名詞が不定詞の意味上の「目的語」

「to不定詞の形容詞的用法」ー訳し方

「to不定詞の形容詞的用法」の訳し方は「Vする〜」や「Vすべき〜」などになります。

前述の例文では「something to do over」を「すること」と訳しています。

よって「want something to do over」を「することが欲しい」と訳し、より自然に表すため「何かしたい」と発展させているのです。

「to不定詞の形容詞的用法」の訳し方】
「Vする〜」や「Vすべき〜」など

「不定詞の形容詞的用法」で前置詞があるパターン

「不定詞の形容詞的用法」で不定詞に前置詞があり、その前置詞の目的語がないパターンがあります。

前述したのは「他動詞の目的語」がないパターンでしたが、今回は「前置詞の目的語」がないパターン。

「前置詞の目的語がかけている」という点に注意しながら、例文をみてきましょう。

I have older parents to take care of.
面倒をみなければならない両親がいます。

上の例文では「take care of」の目的語がありません。

よって「take care of」と目的語の関係に「parents」があり、不定詞の形容詞用法と考えます。

訳は「Vすべき〜」を採用し、「面倒をみるべき両親」と訳しました。訳を自然にするため「面倒をみなければならない両親」とすこし手をくわえています。

②「不定詞の形容詞的用法」で前置詞パターン

「不定詞の形容詞的用法」で前置詞パターンの例文をさらにみていきましょう。

He gave us something to talk about on Twitter.
彼はツイッターで話題を提供してくれました。

上の例文でも前置詞「about」の目的語がありませんから、「something 」は「talk about」と意味上の主語になるのです。

訳し方は「Vする〜」で「話すこと」とします。直訳すると「彼はわたしたちにツイッターで話すことを提供した」になるでしょう。

「不定詞の形容詞的用法」の受け身

「不定詞の形容詞的用法」が受け身のパターンをみていきましょう。

There is still a lot of work to be done.
まだやるべきことはたくさんあります。

上の例文では「to be done」の意味上の主語として「work」は機能しています。

また「to be done」は「to be 過去分詞」ですから「受け身」と判断しているんです。

またこの例文では「work」は意味上の主語として働いていますから、「不定詞の形容詞的用法」のパターン②にあたるでしょう。

【パターン②不定詞の形容詞的用法】
→ 名詞が不定詞の意味上の「主語」

「不定詞の形容詞的用法」のパターン③

「不定詞の形容詞的用法」のパターン③は「名詞の内容」を不定詞が表します。

例文をみてきましょう。

He has a tendency to be addicted to video games.
彼はビデオゲームにはまる傾向がある。

上の例文では、意味上の「主語」「目的語」ともにかけているものはありません。

意味上の主語は「tendencyでは?」と思うかたもいるかもしれません。

この点、「ビデオゲームにはまる」のは「彼」であり、よって不定詞の意味上の主語は「He」に決まります。

他方、不定詞「直前の名詞」が抽象名詞「tendency」です。

このような場合、不定詞は「直前の名詞」を説明しています。上の例文では「どんな傾向か」を「不定詞」は説明しているのです。

つまりこのような不定詞は「直前の名詞」の内容をくわしく説明する働きがあります。

したがって上の例文は「不定詞の形容詞的用法」のパターン③にあたるのです。

「不定詞の形容詞的用法」のまとめ

「不定詞の形容詞的用法」のまとめるためには、まずこれにはパターンが3つあることを意識しましょう。

3パターンが構造的にどのように違うのかを、「意味上の主語」や「抽象名詞」を目印に区別していくと知識の整理ができます。

3パターンそれぞれの例文が上記にありますから、目を通すといいでしょう。

「不定詞の形容詞的用法」がくわしい参考書

「不定詞の形容詞的用法」がくわしい参考書は『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』と『ジーニアス総合英語』です。

『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』は「不定詞の形容詞的用法」をていねいに論理的に解説してあります。

「不定詞の形容詞的用法」の構造はどうなっているのか、どこで判別するのかを詳しく解説してあるのです。

『ジーニアス総合英語』は「不定詞の形容詞的用法」の例文がたくさんありますから、知識を深めるのにうってつけでしょう。

また本書はレイアウトが良く、索引も使いやすいですから、参照用に一冊もっておくと英語の勉強がはかどります。

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