みなさん、『英語のハノン』の感想・レビューが気になりませんか?
今年、もっとも評判の英語本といっても過言ではない『英語のハノン』ですが、評判はどうなのでしょう。
そこで、当記事では3ヶ月『英語のハノン』をやり込んだ感想・レビュー・効果を紹介していきます。
また『英語のハノン』の使い方・音声ダウンロード・中級編?についても書いています。
【実感した『英語のハノン』効果】
→ スピーキング力UP
→ リスニング力UP
目次(クリックでジャンプ)
英語のハノンの感想・レビュー【No1英語スピーキング練習本】
『英語のハノン』は主にパターンプラクティスという練習法を採用している教材です。
本書にパターンプラクティスについて、次のような記述があります。
ミシガン大学のC・C・フリーズが提唱したことから「ミシガン・メソッド」とも呼ばれますが、「一定のパターン」を大量の反復によって内在化させる「パターン・プラクティス」を大きな特徴とします。
このようにパターンプラクティスは、少しずつ文や語句を変化させていく練習法で、特に英語スピーキングに効果があるメソッド。
3ヶ月、『英語のハノン』をやってみた感想・レビューを紹介していきます。
なおこれまで、何冊も「英語スピーキング練習本」をこなしましたが、英語のハノン』は一番のお気に入りの教材になっています。
具体的にはつぎの3つの点について。
【英語のハノンの感想・レビュー】
①パターンプラクティスの効果抜群
②日本語を挟まない英語レッスン◎
③スロー・ナチュラルスピード音声◎
パターンプラクティスの効果抜群
いちばん感じたのは「パターンプラクティスの効果がスゴイ」ということ。
『英語のハノン』でパターンプラクティスをやると、ドンドン英語の文型が口・舌になじんでくるのがわかります。
パターンプラクティスで、リスニング力UP?
パターンプラクティスで、リスニング力もぐんぐん伸びるんです。
これは英語のスピーキングとリスニングの関係が深いため。
日本語でも、自分のなじみのない「専門用語」をはじめて聞くと、聞こえづらいですよね。
でもその「専門用語」を文章の中で、話せるレベルまで理解し、使えるレベルまでもっていくと、「専門用語」が聞こえるようになりますよね?
この原理は英語でも同じなんです。
つまり、「英語を話せると、聞こえる」ようになります。
【パターンプラクティスの効果】
→ 英語の知識を使えるレベルに!
→ ぐんぐんスピーキング力UP
→ リスニング力もUP
パターンプラクティスで、映画がクリアに?
たとえば『英語のハノン』のパターンプラクティス後、洋画・海外ドラマを観ると、明らかに英語がハッキリと聞こえるようになります。
そうなんです、パターンプラクティスでスピーキング力・リスニング力が伸ばせるのです。
スピーキングとリスニング力は密接に関係している証拠ともいえます。
みなさんにも是非、これは体験してほしい。
『バッチリ身につく 英語の学び方』でもパターンプラクティスの効果について次のように書かれています。
毎日継続していると「あれ、いつの間にかスラスラ言えるようになった」ということに気がつきます。練習しているうちに、話せるようになるための最低限の英文法も同時に身につきます。
『英語のハノン』後に、TOEICリスニングを聞いてみても効果を実感できるでしょう。
きっと、英語音声がおそく、しかもクリアに聞こえますよ。
【『英語のハノン』の効果】
→ 映画がクリアに聞こえる
→ TOEIC音声がスラスラわかる
「英語のみ」のレッスン
『英語のハノン』がオススメなところは、「英語のみ」のレッスン。
英語スピーキング量が、ふつうの英会話教材の2倍以上といえるでしょう。
したがって、英語をガンガン反復させてレッスンが進行しますから、効率的にスピーキング力がアップするのです。
パターンプラクティスをとおして「英語を理解し反復」することで、「英語を知ってるから、使える」レベルまでぐんぐん引き上げます。
【『英語のハノン』】
→ 英語音声のみでレッスン
→ 話す量2倍?
→ スピーキングが爆伸び
『英語のハノン』の効果
わたしが感じた『英語のハノン』の効果は、パターンプラクティスで反復練習した結果、英会話の「テンポ感」が生まれました。
なんどもなんども英文を反復しスピーキングすることで、英会話でスラスラ話している感覚を味わえるようになったのです。
『英語のハノン』をやる前でも「すこし時間」を待ってもらえれば「英文を組み立て、話す」のはできました。
でもこの『英語のハノン』をやると「スピード感ある英会話」ができている感覚があるんですよね。
つまりパターンプラクティスを反復し繰り返すと、英語が体と脳に馴染んで、すばやく英語を話せるようになります。
パターンプラクティスで、英語力を底上げ
『英語のハノン』のパターンプラクティスをこなしていくと、「英語をスラスラ話せる」レベルまで引き上げるといえるでしょう。
これは野球における素振りに近いといえるでしょう。
なんども同じ動作を繰り返すと体がその動作を覚え、考えずとも「自分のスイング」ができるようになりますよね。
『英語のハノン』も脳や舌・口にグングン英語が馴染んでいくんです。
【『英語のハノン』の効果】
→ 英語が脳・口になじむ
→ 勝手に英語がでてくる
→ スピード感ある英会話へ
スロー・ナチュラルスピードが良い
『英語のハノン』の英語音声はスロー・ナチュラルスピードの2つがあります。
この2つの緩急が良いんですよね。
というのも、いきなりナチュラルスピードで英文をリピートするのは難しいため。
スロースピードの英語音声でゆっくり、ていねいにリピートすると、口・舌に馴染んでくるんです。
そのため、普通だと難しい「ナチュラルスピードの音声」がスラスラいえるようになります。
【『英語のハノン』2つの英語音声】
①スロースピード
②ナチュラルスピード
※ゆっくり練習し、実践の流れ
わたしの場合、スローの英語音声でもうまく話せない英文も、スローで何度か練習すると、ナチュラルスピードでもなんなく話せるようになりました。
この「スロー・ナチュラルスピード」のレッスンは滑らかさがあり、感動を覚えるレベル。グルーヴ感があるんですよね。
『英語のハノン』やると楽しさ・爽快感があるのも、きっとこのグルーヴ感のおかげ。
【『英語のハノン』英語音声】
→ 英語音声のテンポ感◎
→ 爽快感あるレッスン
『英語のハノン』はどんな人におすすめ?
『英語のハノン』はどんな人におすすめでしょうか?
この点、本書には次のように書かれています。
ひととおり英文法を習ってからではなく「やりなおし」ながら同時にドリル練習するところに本書最大の特徴があります。
つまり『英語のハノン』は、英語をやり直し、かつ英語を流暢にスピーキングできるレベルまで引き上げるのが特徴なんです。
したがって、対象は幅広く、英語をやり直したい方から、スピーキング力・リスニング力を高めたい方、はては英語圏留学を検討している方まで及びます。
特にこの日本人は「自由自在に英会話をする」のが苦手な方が多いですから、『英語のハノン』は英語を上達したいすべての方にオススメできる教材といえるでしょう。
【『英語のハノン』がオススメな方】
→ 英語をやり直ししたい方
→ スピーキング力を高めたい
→ 留学の準備したい方
英語のハノンの評判
『英語のハノン』の評判をTwitterで調べると次のように、その多くが高レビュー。
8/31勉強記録
— tai📚🍫 (@tai_imls) August 31, 2021
英語のハノン15-3
GIU 106
Anki スペイン語
GIUで苦手なところ気になるところ頑張って潰していきます。
Read & Look upで、一文音読→3〜5回文見ずに繰り返し。これを30分で3周。ハノンの効果かな…文を頭に留めておくのが以前ほど苦ではなくなった…?
「英語のハノン」を紹介したクラスのTOEICスコア平均はリスニングが200点、リーディングが180ぐらいだったのですが、数名リスニングが爆上がりし、中にはリスニングで400点を超えた学生もいて驚きました。きっとハノン効果ですね。 https://t.co/mZHdpQ5XhI
— り~やん😸Rieko Goto😽CELTA講師 (@Rs_English_Kobe) July 22, 2021
はじめてTOEIC祭りに参加できる😊
— Marty12@英語オタクの40代 (@Marty123010) June 8, 2021
結果は、2年前と同じでした😭
L満点は素直にうれしいです。英語のハノン効果かな⁉︎
いやー満点は遠いなー。 pic.twitter.com/zjumMsi2wZ
このように『英語のハノン』の評判では、スピーキング・リスニングともに言及しているものが多いんです。
スピーキングを伸ばすと、おのずとリスニング力も伸びるといえるでしょう。
英語のハノンの使い方・やり方
英語のハノンの使い方・やり方は次のとおり。
【英語のハノンの使い方】
①キーセンテンス音声をリピート
②英単語読み上げ(音声)
③その英単語をキーセンテンス代入
④英単語・フレーズ読み上げ
⑤その英単語をキーセンテンス代入
このように「キーセンテンス」を中心に、その中の英単語・フレーズをすこしづつ変形していきます。
一つの英文を何度も反復しますから、英文の型が記憶にとても定着するんです。
わたしの場合、教材を閉じて英語音声を頼りに練習していますが、初心者の方は本を見ながらやってもいいでしょう。
『英語のハノン』に慣れてきたと感じたら、本を閉じて挑戦してみましょう。高負荷のスピーキングトレーニングができますよ。
【英語のハノンの使い方】
→ 英語初心者は開本で
→ 英語中級者は閉本で
『英語のハノン』音声ダウンロード
『英語のハノン』の音声ダウンロードは特設サイトよりできます。
英語のハノンの「中級」は?
横山雅彦先生が英語のハノンの「中級」について次のようにツイートされています。
英語のハノンの「中級」の難易度は高いようです。
ハノンの中級上級は、たぶんアメリカの高校生にも難しいです。知識人の英語を目指すものだからです。僕もガチで臨戦態勢に入らないと難しい。関係詞や仮定法や比較や名詞構文をスピーキングで駆使できたら無敵と思わないですか。実際、無敵です。それを可能にする体系を提示します。
— 横山雅彦/Masahiko YOKOYAMA (@strong_logic) August 8, 2021
英語のハノン、何とかできるようにはなったけど、繰り返しすぎて、結局暗記してしまっただけではないか、という相談を受けました。断じて、それでいいです。それが本当の暗唱。中級は格段に長く難しくなります。しかし、英語ネイティブの知識人が使っている普通の英語。本気でVERSANT満点取らせます。
— 横山雅彦/Masahiko YOKOYAMA (@strong_logic) August 24, 2021
『英語のハノン』のよくある質問
『英語のハノン』のよくある質問についてみていきましょう。
英語のハノンと瞬間英作文の「違い」
英語のハノンと瞬間英作文の「違い」は、英語のハノンは音声が「すべて英語」、瞬間英作文の音声は「日本語→英語」のところ。
そのため、『英語のハノン』は英語を聞き続けられるため、効率よく学習が進められるでしょう。
【英語のハノンと瞬間英作文の「違い」】
→英語のハノンの音声は英語のみ
→瞬間英作文は「日本語→英語」
英語のハノンと、TOEICリスニング
英語のハノンとTOEICの相性はどうでしょうか?
この点、英語のハノンはTOEICのスコアアップに十分効果があります。とくにTOEICのリスニングパートと相性がいいでしょう。
TOEICのリスニングは難しい語彙も少なく、音声スピードが遅いのですが、これはリスニングの基礎力を測るテストと言えます。
まさにリスニングの基礎力をアップさせるのが『英語のハノン』。
『英語のハノン』のパターンプラクティスはリスニングの土台をぐんぐん鍛えてくれますから、相性は抜群なんです。
【TOEICのリスニング】
→ 難しい表現・単語でない
→ リスニングの基礎力を測る
たとえば『英語のハノン』だけのTOEIC対策でも、リスニング400点越えが狙えるでしょう。
『英語のハノン』のあとTOEICの音声を聞くと、スピードが遅く感じるほどのレベルまで引き上げてくれますよ。
【英語のハノンとTOEIC】
→ 相性は◎
→ リスニング高得点が狙える
『英語のハノン』後の、TOEIC対策
『英語のハノン』後の、TOEIC対策としては『TOEIC L&R TEST でる単特急 金のフレーズ』がオススメ。
『英語のハノン』は純粋なTOEIC対策本ではありません。
そのため、これと並行してTOEIC対策として評判の『金のフレーズ』を取り入れると、サクサクTOEICのスコアアップが狙えるでしょう。
『金のフレーズ』については、【TOEIC高得点】金フレだけ|使い方・勉強法・ 改訂版の違いで紹介しています。
またTOEIC高得点を取るには「toeic公式問題集」で試験形式に慣れなければなりません。「toeic公式問題集」については次の記事で紹介してあります。
【TOEIC高得点突破の参考書はコチラ】
→ 5つだけ!【TOEIC800点突破】おすすめ参考書|初心者〜大学生
『英語のハノン』後、英語学習は?
『英語のハノン』後、英語学習としておすすめなのが「カランメソッド」。
『英語のハノン』が楽しかった人なら、きっとカランメソッドも気に入るはず。
というのも、「カランメソッド」もハノン同様、すべて英語音声だけでレッスンが進行します。
効果も実証されていて「カランメソッド」は4倍で英語学習ができると言われているのです。
英語を話しまくる「カランメソッド」なら、さらにスピーキング力・リスニング力を伸ばしてくれるでしょう。
「カランメソッド」については次の記事で紹介しています。
【カランメソッドの記事】
①【期間60日・上級者レポ】カランメソッドの効果実感?進まない?
②【3つの復習方法コツ】カランメソッドステージ1の「繰り返し勉強法」
③【せきらら体験談】カランメソッドステージ2|独学は難しい?テキスト?
④【マル秘!中級者感想】カランメソッドステージ3ー時間・レッスン数
なお、カランメソッド初心者はQQ English・ネイティブキャンプがおすすめ。どちらもカランメソッドに慣れている講師が多いため、サクサクカランメソッドを進められますよ。
英語のハノンと「英語リーディング教本』
「英語リーディング教本』と『英語のハノン』は次のように相性がいいでしょう。
補足。「直近の試験対策なら」ハノンだけでは足りない、ということです。そういう目的でないのなら、腹を据えて、たとえばハノンと黄リー教だけでよいです。逆説的ですが、やがてそれだけではすまなくなります。もっと話したい、もっと読みたい、と、きっとひとりでに学びが広がっていくでしょう。 https://t.co/Qs0w1NCGvK
— 横山雅彦/Masahiko YOKOYAMA (@strong_logic) January 20, 2022
ここで述べられている通りです。黄リー教をしっかりやれば、自分で判断できます。易しめの原書に挑戦する人もいるし、青リー教→緑リー教ドリルでF.o.R.を究める人もいる、あるいは真実や探究で内容読解を志向する人もいる。ひとりでに学びが広がっていくと思います。 https://t.co/t1DWZqWQHi
— 薬袋善郎 (@Ger81opi46) January 20, 2022
このように、どちらの本も英語力を基礎からしっかりと養成することに共通点があるのです。
「英語リーディング教本』は英語力の基礎を骨太にし、とくにリーディング力の養成に効果があり、『英語のハノン』はスピーキング力・リスニング力を基礎からガッチリ底上げします。
【「英語リーディング教本』の記事はコチラ】
→ 【2022年ベストバイ】英語リーディング教本ー評判・効果・使い方・レベル