英語リーディングが苦手?コレで上級者になれます 【おすすめ5冊】

リーディング

ある程度英語を学んでも、洋書やBBC・CNNのオンライン記事を読んでみると「英文の構造がわからない…」となるときありませんか。とくに最近は仕事でもオンライン上でも英語の書類・記事を読む機会が多くなっていますよね。

わたしも大学受験で英語をそこそこ勉強したから、「どんな英語も読める」と意気込んでいましたが、実際に洋書を読んでみると撃沈した苦い経験があります。

またどんな英語試験でもリーディング力必須。TOEICしかり英検しかり、リーディングは避けては通れません。

わたしは英会話でTOEIC750点までは伸ばせましたが、そのあとリーディングが伸び悩みました。でも大学受験レベルより上の英文解釈本・文法書に取り組んでみた結果、リーディング能力が向上できました。TOEICも855点までアップ。

驚いたことにリーディング力が上達すると、リスニングの点数も比例して上がりました。読解とリスニングは切っても切り離せない関係なんです。考えてみると、読めないものは聞き取れないからその意味もよくわかります。

このようにリーディング力が育てば、その効果が広範囲におよぶといえる。今回はわたしがTOEIC750点から855点までに使用した中でも、おすすめの英文解釈本を紹介します。もちろんリーディング力を向上する時期は早ければ早いほどいいから、どの学習者にも推薦できる本です。リーディングは英語の土台の部分なので土台がガッチリすればするほど、英語を効率的に学べるようになりますよ。

わたしは精読の参考書を取り組んで、大きな変化が3つありました。

  • 英字新聞が読めるようになった
  • 読む聴くはリンクしているから、リスニング力も上がった
  • 精読の技術で正確に読めるから、リーディングのスピードが上がった
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「学校で教えてくれない英文法」は英語リーディングビギナーにおすすめ

その名の通り、本書は学校教育では教えられていないような事項を重点的に解説しています。

筆者が「はじめに」でこのように書かれています。

モヤモヤしてはっきりしない事項が筋の通った説明で明快に理解できたときに「楽しい」と感じます。大人になってから英語の勉強を始める人は、私のように感じる人は多いのではないでしょうか。

このように筆者は、モヤモヤする文法事項を明快に理解させようとしています。可愛いキャラクターや日常用語で説明したりせずに、まっこうから真摯に取り組んでいる本です。

だから本書にはポップなキャラクターは登場しませんが、かなり詳細に噛み砕いて文法が説明されています。

学校で教えられないから、重要な事項ではないということはまったくありません。

本書に記載がある事項は、英字新聞や洋書を読むうえで非常に有用です。英文法の重箱の隅をつつくような事項ではなく、実用的な事項をピックアップしていることも本書の優れた点だと思います。

参考として目次を少しだけ紹介します。


01. 単独首位か同率首位か
02. の2つの読み方
03. as + 代名詞 + be動詞
04. worthの使い方 その1
05. worthの使い方 その2
06. 分詞構文の強調形

他の英文法・英文解釈本とは違うラインラップ。この本でしか解説されていないような事項もありますよ。

わたしが勉強になった事項はたとえば「02. の2つの読み方」。英文「No news is good news.」についてこのように解説されています。

「No」には2つの読み方があり、「1つは<any + 名詞(=どんな名詞も)not + V(=Vしない)」と読む方法。

第2の読み方は、「<no + 名詞」だけで「名詞がないこと」、と読むやり方です。

これらの読み方を「No news is good news.」に当てはめてみると、第一の読み方だと「どんな知らせもよい知らせではない」と読めます。

第2の読み方だと、「知らせがないのはよい知らせ」と読めます。

訳を比較すると、第2の読み方「知らせがないのはよい知らせ」が正しいと考えられる。

このように無意識にやっていたの訳し方を、言語化して、スッキリと解説しているのが本書のポイント。

他にも「11. much as S + V」だったり、「34. 文頭のAs for、 As to、As with」など、洋書でよく見られる表現であるにもかかわらず、他書では解説されていない事柄を、ていねいに説明されています。

英文解釈本をやったのに思うように英文が読めない方に、オススメの本です。英語上級者でもハッッとさせられるような解説がつまってますよ。

「英語のしくみと訳しかた」は英語リーディング中級・参考書

大学受験を終えて、専門的な英文を読めるように橋渡しをしてくれるのが本書。こういった本ってなかなかないんですよね。大学受験向けの本だと数え切れないくらいありますが、その上のレベルに向けた本はほんとに貴重。

本書でも「はじめに」で以下のように書かれています。

ああ、そうだったのか! 中学以来英語を勉強してきて、何度もそう心のなかで叫びました。モヤモヤがふっきれて爽快ですが、それならそうと、いっといてくれればよかったのにと思わなくもない。そういうのを集めたのが、この本の第1部「文法+α」です。

このように他の英文法書・英文解釈本に書かれてないことを解説する、至れり尽くせりな良書。 他書にはないような事項を説明するという点では、前記の「学校で教えてくれない英文法」と同じですが、「英語のしくみと訳しかた」のほうがあつかっている単語・表現が難しいと感じます。こちらのほうがより上級者向けと言っていいでしょう。

ここで参照として説明されている事項についてあげてみます。

Your son’s work is satisfactory, but he could do better.
(息子さんの成績はまあまあですが、もっとよくできるはずですよ。)
ここのcouldは「過去における能力」ではなくて、仮定法過去です。つまり現在のことをいっている。努力すれば、もっといい成績がとれるはずです。

他にも

{Whethe I shall turn out to be hero of my own life, or whether that station will be held by anybody else,} these pages must show.
{ }でくくった2つのwether節が目的語、these pagesが主語、must showが動詞です。

とあります。

このようにひとつひとつ英文に訳はついていません(訳があるものもあります)。こちらについて筆者は、「まずは英語そのものの姿、形をよく見てほしい。ですから例文の1つ1つに日本語訳はつけませんでした」と書かれています。

日本語訳があるとそちらにばかり気が向いてしまって、英文の構造をとらえ損なってしまうんですよね。だからこの点、本書は英文の構造をしっかりと見つめ、それを分解することに焦点を当てています。構造をしっかりと理解できないと、日本語訳はうまくいかないという立場にあります。たしかにそうですよね、まず「原文」を理解しないことには、いくら逆立ちしても日本語に変換できませんよね。本書を読めば、英文の構造を正確に理解する目を養えるでしょう。

本書の傑出している点は、「英文の構造を理解すること」だけに終始していないところ。

というのも第2部では「その構造を理解した英文」を「どのように日本語に変換するか」にも言及されています。というのも本書の第2部は「研究社の「英語青年」に連載した「英語小説翻訳講座」に手を加えたもの」だからです。

第2部を読めば翻訳の技術も向上させられます。

「英文法解説」は英語リーディングの参照用におすすめ

「学校で教えてくれない英文法」でも「英語のしくみと訳しかた」でもよく引用されている本があります。それが本書、「英文法解説」です。こちらの文法書に読めば「わからないことがない」というくらいに詳しい。網羅的。

わからない表現、構文があったら、まずこの本にあたってください。

大学生以上の英語を学んでいる人は必読と言っていいくらい。参考書を読んでいるとよく言及される本でもあります。「英文翻訳術」でも「英文法解説」の英文を引用していました。

「英文法解説」は網羅性もさることながら、日本語訳もこなれていて非常に勉強になります。わたしは日課で本書を30ページ読むようにしていまして、読むたびに発見があります。

とにかく1人1冊もっていていて間違いありません。どのレベルの英語学習者にとってもこの本はかならず役に立ちます。

田中先生も以下のようにツイートされています。

「英文解体新書」英語リーディング上級・参考書

「英文解体新書」は上の参考書とくらべて、もっとも難しい参考書。大学受験レベルの英文法、英文解釈の基礎を一通り身につけた人にオススメできます。「英文解釈教室」とよく作りが似ているからコレを覚えて、「英文解体新書」を学ぶとスムーズに読めるでしょう。

難しいぶん、その効果は保証ができます。これをマスターすれば、読めない洋書、英字新聞はなくなるでしょう。

本書で扱われている英文はそれぞれ難易度分けされていて、難易度3(★★★☆☆)や難易度5(★★★★★)で表されています。見やすいレイアウトです。

学習する人のレベルに合わせて取り組む英文を選ぶといいかと思います。例えば大学受験レベルでも難易度3(★★★☆☆)くらいまでは出題されるため、取り組めば力がつく。

難易度4(★★★★☆)は大学院入試レベルの英文で、難易度5(★★★★★)はそれ以上のレベルです。

本書で扱われている例文は、例えば以下のようなものです。本書で扱われるレベルでは一番やさしいくらい。

Under no circumstance should you open the door.
[訳]何があってもこのドアは開けるべきではない。

Only then did I the value of his words.
[訳] その時になって初めて彼の言葉の価値に気づいた。

それぞれ倒置がおきている理由は、否定の意味を持つ表現が、onlyで修飾される副詞的要素が、あるため。本書にはSVOCなどの記号を使って、より詳しい説明がなされています。これらの英文は序の口で、もっと難しい英文が楽しめてくれるはず。

本書の特徴として、扱っている英文が面白いことも挙げられます。英文の著者は映画「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で知られるエマ・ワトソンから、アメリカ前大統領バラク・オバマ、イギリス作家カズオ・イシグロまで。バリエーションに富んでいます。

「英文をいかに読むか」はリーディング演習の参考書

上記の演習本としてオススメなのが、「英文をいかに読むか」。扱っている著書が幅広くさまざまな英文を読めるようになるでしょう。モーム、オーウェル、ラッセルなどの名だたる名著で英文読解を学べます。

前半は解説が詳しいのですが、後半からは実地訓練のような形になります。英文と日本語訳がついていて、解説はすこし。

その解説の少なさを補うくらいに、英文が質が良く、日本語訳も素晴らしいです。読んでいて勉強しているという感覚より、物語を楽しんでいるという感覚に近いです。だから本書は精読の演習としても使えますし、多読としても活用できます。

英語リーディングを学ぶと、CNN・BBC・洋書が読める【口コミ・体験談】

上記の精読の参考書を取り組んで、大きな変化が3つあります。

  • 英字新聞が読めるようになった
  • 読む聴くは、リンクしているからかリスニング力も上がった
  • 精読の技術で正確に読めるから、リーディングのスピードが上がった

英語が読めるようになると、毎日CNNやBBCのサイトで記事を読むのが日課になっています。わたしが思う精読の力をみがくメリットって、やっぱり英語の文献が読めることです。生の英語に触れられてグンっと幸福度が上がりました。

精読ができるとさらに英語の勉強が楽しくなること間違いなしです、ホントに。精読できないと正しく読めないし、内容を正確に把握できないって苦痛なんですよね。でも精読で記事や物語の輪郭がクッキリとすると、英語の味わいがおいしく感じる。

当記事で扱った参考書は上級者向けのものが多いため、難しすぎると感じるかたもいらっしゃるかもしれません。大学受験レベルの精読の基礎力をつけるための参考書も以下の記事で紹介しています。よかったら是非ご覧ください。

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