この記事では「TOEIC800点のレベル・すごさ・勉強時間・勉強法」を説明します。
「TOEIC800点のレベルって具体的にどのくらいなの?」と疑問に思いますよね。
「洋書が読めるレベルなのかな?」と、わたしも以前は気になっていました。
また「TOEIC800点を突破する勉強法」が気になる人もいるかもしれません。
できれば「短期間」で目標点数に到達したいですよね。
ザックリ結論をいうと「TOEIC800点突破」すると、洋書の簡単なものは読めるけど「小説」はちょっと手こずるレベルです。
また、わたしの経験では「QQ Englishのカランメソッド」を7ヶ月継続してTOEIC850点に到達しました。
では、具体的に「TOEIC800点」についてみていきましょう。
目次(クリックでジャンプ)
TOEIC800点の実力はどれくらい?目安と習得できるスキル
TOEIC800点のレベルは「英語の基礎」ができた頃と言えるでしょう。
というのも、TOEICはリーディングとリスニングしか試験がありませんから。
ライティングやスピーキング力は判定されていないのです。
そのため、ライティング・スピーキング力はまだまだ訓練の余地がある人が多いといえます。
例えば、TOEIC800点を超えても、まったく話せない人も珍しくありませんから。
そうすると「就職や転職」でも英語力が活かせるところが限られてしまいます。
やはり「書いたり話せたり」するほうが、仕事の幅は広がります。
また海外旅行にいったときや海外の友達ができた時も、そちらのほうがコミュニケーションがとりやすいでしょう。
そのため「理想の勉強」としては、4技能(ライティング・スピーキングも含む)のすべてを勉強した結果「TOEICの点数もついてきた」という形です。
TOEICに特化した試験では伸び悩みますし、個人的には限定しすぎて「勉強が楽しくなくなる」ことにもつながると思います。
遠回りのように見えて、英語力を底上げするのに「英作文・スピーキング」の学習がTOEICの点数をググッと上げると言えます。
たとえば、スピーキングを鍛える『英語のハノン』を取り入れれば、スピーキングのみならずリスニングもググッとうまくなっていきます。
当然ですが「話せる」と「聞こえる」のです。
このことから英語の4技能はまったく別の能力ではなく、相互に関連した能力といえるでしょう。
TOEIC800点突破の価値と実際の効果
TOEIC800点のすごさ、はどう表せるでしょうか?
前述のようにTOEIC800点は「英語の基礎」ができた頃、と説明しました。
でも「勉強量」としては凄いレベルを要求されたと感じます。
TOEIC800点を達成するために必要な勉強時間とは?
わたしの経験から「TOEIC800点の勉強時間」をお伝えしましょう。
まず大学受験以来、まったく勉強していない不真面目な学生でしたが、その状態からTOEIC850点を超えるまで「7ヶ月」の期間がかかりました。
また私の学部は「英語系」のものではなかったため、英語のカンを取り戻すのに時間がかかったのを覚えています。
なお、750点には2ヶ月で到達しているのです。
TOEIC800点を短期間で突破するための効果的な勉強法
どんな7ヶ月だったかと言うと、詳しくは「期間60日だけ?カランメソッド効果実感!上級者のオンライン英会話比較」の記事でわかりますが、「QQ Englishのカランメソッド」を毎日受講して、そのメソッドをやり抜いたのが7ヶ月でした。
わたしの「TOEIC800点の勉強法」は、ほぼ「カランメソッド」のみをやっていたと言えます。
カランメソッドはゲーム感覚でできる教材だったので、「キツイ」とは感じませんでしたね。
でもカランメソッドを含め、1日4時間以上は英語学習に当てていたので、勉強量はそこそこ確保したと言えるでしょう。
たしかに、カランメソッドは単調と言われることもあります。
しかし英語の基礎をなんどなんどもゲーム感覚にやり込めるため、わたしとの相性は良かったですね。
というのも「単調な訓練」は上達につながることを「サッカー部」の経験からわかっていたため、「カランメソッド」を続けられたと思います。
どんなスポーツ・楽器演奏でも上達するには「基礎訓練」をコツコツするのが大切でしょう?
英語もそうだと考え、「カランメソッド」をコツコツやりこんだため、TOEICの成果がついてきたのだと思います。
スパルタに「短時間」で英語力を上げたい人におすすめのメソッドといえます。
また「英語のスピーキング力」を高めつつ、TOEIC対策もしたい人にもいいでしょう。
カランメソッドは、スピーキング力にほんとに効きますから。
TOEIC800点はどのくらいレベル?
「TOEIC800点はどのくらいレベルか」は私の経験としては、英語の読みでは「洋書」の簡単なもの(評論文・論説文)はスイスイ読めるようなレベルでした。
でも「小説」などの「凝った表現」があるものは、英語の構文レベルが高く、意味がわからない英文もあったんです。
そのためTOEIC800点を超えてからは、英文解釈の参考書を読み漁り、難しい洋書に対応できるようにしました。
TOEICのリーディングレベルから、小説が読めるレベルに引き上げるのに役に立った参考書としては『英語難構文のトリセツ』『英文解体新書』『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』が参考になりました。
TOEIC試験ではあまり難解な構文は出されないのですが、小説にはバンバンでます。
そのすき間を埋めるのに上記3つがとても役に立ちました。
またTOEICを受けたからといって、英作文はあまり得意とは言えませんでした。
そのため『例解 和文英訳教本』や『竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本』に取り組んだのです。
なんどもなんども書いて、2つの本をやりこむと「嬉しい効果」がでました。
「英語が書ける」と「英語が読める」のです。当たり前ですが。
しかも書けるほどの表現はスラスラ読めますから、結果的にリーディングのスピードが上がりました。
英作文で正確な英語の運用ができるようになり、リーディング・英文法パートもかなり点数が安定していき、いまでは安定してTOEIC900点を超えています。
また『例解 和文英訳教本』は英語のニュアンスが細かく解説してありますから、英文を読む上で重宝するのです。
これをやりこめば「洋書」をスッキリ理解できない症状をかなり解消してくれるでしょう。
まとめ
TOEIC800点を目指す人にとって、英語の基礎を身につけた段階と言えます。しかし、四技能全てをバランスよく学ぶことが、仕事やコミュニケーションの場面でより活かせる英語力の鍵です。
カランメソッドなどの継続的な学習が効果的であり、さらにリーディングやライティング力を高めるための参考書も活用することがポイントです。