みなさん、英文法を学んだのにいざ長文を読んでみると、理解できなかったことがありませんか?
正確には読めるけど、時間がかかってしまうかたもいるかもしれません。
英語長文が速く読めない大きな理由は次の点にあります。
【英語長文が速く読めない原因】
→英文パターンがわかっていない
英文のパターンは、日本語でいう「てにをは」のようなもの。日本語でも「てにをは」を目じるしに、文を理解していきますよね。
英文法と英文解釈の違いは、この「英文パターン」にあるといえるでしょう。英語長文を読めるように、「てにをは」を重視して学ぶのが英文解釈。
このような英文のパターンを、ていねいに公式化して解説してあるのが「超・英文解釈マニュアル」。
パターンに当てはめるだけで、どれが主語か動詞かが、サクサクわかるようになるんです。大学受験における英語長文の勉強法としては、この英文パターンを覚えるのと覚えないとのでは上達のはやさがちがってきます。
【超・英文解釈マニュアルの効果】
→ 英文の骨格「てにをは」がわかる
「正確に速く」読めるようになると、TOEICや共通テストの高得点がねらえます。
というのも、TOEICも共通テストも、カンタンな英文を「正確に速く」読む力がもとめられているため。
とくにTOEICはむずかしい英文は出題されません。いかに速く読めるかが高得点のカギなんです。
このTOEICと共通テストで求められる力を、「超・英文解釈マニュアル」はがっちり説明してくれます。
大学受験やTOEICでだされる英語長文の勉強法として、「超・英文解釈マニュアル」がオススメ。もちろん社会人が英語長文に取り組むときの勉強法としてもばっちりです。
そこで当記事では「超・英文解釈マニュアル」の効果・使い方・レベルについて紹介していきます。
【当記事でわかること】
・「英文解釈参考書」は初心者に必要か不要か?
・「超・英文解釈マニュアル」の効果
・「超・英文解釈マニュアル」で説明される、英文のパターン
・「超・英文解釈マニュアル」のレベル
・「超・英文解釈マニュアル」の使い方
・「超・英文解釈マニュアル」の筆者(かんべ やすひろ氏)について
目次(クリックでジャンプ)
「超・英文解釈マニュアル」の効果
「超・英文解釈マニュアル」の効果は、英文を「公式の力」でサクサク読めるようになること。
本書では英文の文頭に的をしぼり、文頭からパターンを12個に分けています。英文のパターンを公式化。
この英文12パターンを覚えることで、つぎの効果あるのです。
【「超・英文解釈マニュアル」の公式効果】
①返り読みをせずに読める
→ 速く読めるように
②パターンがわかると迷いがない
→ 英語長文もスラスラ読める
文の先頭からパターンを手がかりに読めるから、返り読みがすくなくなります。返り読みがないといことは、つまり速く英文が読めるようになるのです。
また12パターンに当てはめることで、英文を正確に理解できるでしょう。
パターンでどの解釈が正解かハッキリわかるため、「どれが動詞か、どれが主語か」がパパッと判別できるようになるのです。
英文の骨格「主語と動詞」がわかるから、これは正しい和訳にもつながります。和訳についても言及があり、パターンで主語と動詞を特定したあと、以下のように訳すように解説があるんです。
・主語→どの単語に「は」を付けて訳せばいいかを教えてくれる
・5文型→”てにをは”を決めるために必要
「英文の公式」パターンの例
「超・英文解釈マニュアル」では、文の文頭を12パターンにわけています。
例えば「in…などの前置詞」が文頭にあったら、それは主語になりえないと解説されています。また「The…A…」のような定冠詞「the」が文頭にあると、99%で主語だとも説明されているのです。
さらに、「When…など”節”続詞」が文頭になりえず、カンマのあとに主語があるはずと語られています。
文頭に「What」があり、文末に「?」がなければ、「What」は「S」のカタマリをつくるとも説明されているんです。
【超・英文解釈マニュアルの英文公式】
①英文の文頭は12パターンのみ
②12パターンで英文骨格がわかる
→ 主語・動詞がすぐわかる
このように英文の文頭に着目し、文の中心である「主語と動詞」をきっちり理解しようとするのが本書の特徴。
「主語と動詞」がわかれば、文の意味はほとんどわかったようなものでしょう。これが英文の理解スピードがぐんっとあがる理由。
このように英語長文の「てにをは」に着目する勉強法は、大学受験や高校生の定期試験でも効果を発揮します。
「超・英文解釈マニュアル」の評価
「超・英文解釈マニュアル」の評価は高く、グーグルの元社長が書いた「村上式シンプル英語勉強法」でも紹介されているほど。
「超・英文解釈マニュアル」をつかった英語長文の勉強法は、高校1〜3年生のどの年代にもオススメできます。とくに英語リーディングの点数が伸び悩んでいるかたに効果があるんです。
「超・英文解釈マニュアル」で、英語長文で重要なことだけをみっちり学べます。「英文解釈」の独学におすすめ参考書といえるでしょう。
【英文解釈参考書の独学一冊目】
→ 『超・英文解釈マニュアル』がイイ
→ 英文解釈の基本から学べる
→ 高1〜2からでもわかる
「超・英文解釈マニュアル」とセンター試験過去問にひたすら取り組んだだけで、センターの英語長文で9割をとれた生徒もいます。共通テストも同様に考えられるでしょう。
英文解釈を一冊だけで
「超・英文解釈マニュアル」は英文解釈を一冊だけで、網羅的に学べます。
日東駒専やmarchを大学受験する上でも、「英文解釈参考書」として「超・英文解釈マニュアル」を学んでいてほしいです。一冊だけで、英語長文を読むうえでの基礎をたたきこめますから。
また社会人やTOEICを受けるかたで、英語長文の勉強法に迷っているなら、一冊めの英文解釈本としてまず本書に取り組むといいでしょう。
TOEICテスト対策としても「超・英文解釈マニュアル」を通読後、公式のテストをやりこむだけで、リーディングスコアが見違えるはずです。
「超・英文解釈マニュアル」一冊だけで
→ 英文解釈のエッセンスが学べる
「超・英文解釈マニュアル」のレベル
「超・英文解釈マニュアル」のレベルは、そこまで高くないため、英語を学び直したいかたや、英語初心者にオススメできます。
英語上級者にとっても、「文の文頭12パターン」は学びがあることでしょう。
「英文解釈参考書」のなかで薄いほうなので、高2〜3の生徒は2日もあれば読み終えるでしょう。薄いわりには、学びが多いのでつかいやすいんです。
本書を読んでみてレベルが高すぎると感じた場合、英文法を基礎から学ぶといいでしょう。
手を動かしながら、英文法を基礎からみっちり身につけられる「英文法入門10題ドリル」や「英文法基礎10題ドリル」がオススメです。分厚くないから、たのしく挫折せずにやりとげられます。
超英文解釈マニュアルと「偏差値」
『超英文解釈マニュアル』は偏差値がどのくらいの方が手に取るといいでしょう?
この点、前述したように本書は「英文解釈の基本」から説明されてあるため、偏差値40〜50のかたから勉強できるでしょう。
【超英文解釈マニュアルと「偏差値」】
→ 本書は基本から解説
→ 偏差値40〜50の人からOK
英文解釈の「基礎固め・入門参考書」としておすすめ
『超英文解釈マニュアル』は英文解釈の基礎固め・入門参考書としておすすめできます。
前述のように、本書は初心者がわかりやすいようルール・パターンをしぼっているため。英文解釈のエッセンスだけを学べるのです。
大切な部分のみ学べるから、英文解釈本がはじめての方も混乱しないでしょう。
たとえば、本書では「どれが主語か」や「どれが動詞か」をみっちり学べますから、英語長文の見通しがよくなります。
【超英文解釈マニュアル』】
→ 英文解釈の基礎・入門としてオススメ
→ ルールが絞ってあるため
日東駒専の英文解釈・英文読解
日東駒専の英文解釈・英文読解を学ぶのにも『超英文解釈マニュアル』はおすすめです。
日東駒専の試験は「英語の基礎力」があるかどうかを問いますから、英語の読み方のコツが学べる『超英文解釈マニュアル』は相性がいいため。
たとえば『超英文解釈マニュアル』でしっかり英文解釈の基礎を学ぶと、日東駒専の過去問がかなり解きやすくなるはずです。
「主語・動詞」をすぐに見極めるようになりますから、英語長文をサクサク解けるようにもなるでしょう。
【『超英文解釈マニュアル』】
→日東駒専の英語長文対策と相性◎
「英語長文参考書」を基礎から
英語長文参考書、とくに基礎からまなべるものとして『超・英文解釈マニュアル』は推薦できます。
英語長文の対策といってお、まずは一つ一つの英文を正確に読まなければなりません。この英文を正確に読む力をやしなえるのが『超・英文解釈マニュアル』なんです。
一文がしっかり読めるのが積み重なれば、英語長文の趣旨や内容がくみとれるようになります。
英語長文がニガテな人の多くは、「正確に読めない」が積み重なった結果なんです。
具体的には本書で英文を「正確に読むコツ」がわかれば、返り読みしなくなり、速読にもつながるでしょう。また正確に読めますから、英語長文の文意がつかみやすくなります。
『超・英文解釈マニュアル』
→ 精読力がつく
→ 正確に読めるから速読できる
→ 英語長文のスコアUP
英語長文参考書【共通テスト対策】
共通テストの「英語長文参考書」をやる前に、『超・英文解釈マニュアル』をやるといいでしょう。
というのも、いきなり「英語長文参考書」をやると「一文を正確に読めない」から点数が伸び悩みます。
一文を正確に読める「英文解釈力」を身につけると、どんどん英語長文もすばやく読めるようになりますから。
英語長文参考書【共通テスト対策】
→ まず、正確に読むことから
→ 正確に読めるとスピードもUP
「超・英文解釈マニュアル」の使い方
「超・英文解釈マニュアル」の使い方としては、3回ほど通読してほかの本で問題演習するといいでしょう。
「超・英文解釈マニュアル」は難しい英文もすくないから、1〜2日くらいで読み切れるような内容です。
【本書の使い方】
① 12パターンを覚える
② 12パターンを試す
→ 他の参考書でアウトプット
「超・英文解釈マニュアル」のパターンを、演習する本としては同じ著者(かんべ やすひろ氏)が書いたものがいいでしょう。
オススメは「超英文解釈マニュアル―先生もやっぱり知らない (2) 」と「英語を読みこなしたいなら まず“○○”だけ訳しなさい」。
「英語を読みこなしたいなら まず“○○”だけ訳しなさい」はかんべ やすひろ氏の新刊で、難易度としてはいちばん難しいものです。易しい「超英文解釈マニュアル (2) 」から順にやっていくと、スムーズに理解できるでしょう。
また別の著者の英文解釈本で演習したいときには、竹岡先生の本がオススメ。しっかりと「SVO」の記載があり、解説もていねいなものが多いです。
なかでも次のふたつが、「超・英文解釈マニュアル」の演習本としていいでしょう。
【超・英文解釈マニュアルの演習本】
①入門英文問題精講
②大学受験のための英文熟考 上下
難易度は「大学受験のための英文熟考 上下」が「入門英文問題精講」よりも難しいです。ここまでやれれば、センター、共通テスト、TOEICで読めない英文はほぼなくなります。
また他の記事で英文解釈の本を紹介しています。英文解釈の本選びに参考になるかもしれません。
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「超・英文解釈マニュアル」の著者について
「超・英文解釈マニュアル」の著者かんべ やすひろ氏は、元東進の講師でした。かんべやすひろ氏の現在は、山陽学園大学准教授になっています。
「英語を読みこなしたいなら まず“○○”だけ訳しなさい」はかんべ やすひろ氏が同大学の講義内容を書籍化したものです。大学でも評価はたかく、授業アンケートで1位になっているほど。
「英文解釈参考書」、初心者は必要?
「英文解釈」の参考書は不要といわれることがありますよね。帰国子女で英語上級者には不要かもしれません。
しかし、少なくとも「英文解釈参考書」は初心者には必要でしょう。
というのも、前述したように「英語パターン」がわからないことは、日本語でいう「てにをは」がわからないようなものだから。
つまり、なにを目印に英語長文を読めばいいのかわからないのです。公式を理解せずに数学を解くようなもの。
【英文解釈の参考書は不要?】
→英文解釈はとくに初心者は必要
「超・英文解釈マニュアル」でパターンを学ぶと、具体的にはつぎの能力がつきます。
【超・英文解釈マニュアルの効果】
→英文を正確に理解できる
→パターンがわかると速読できる
このように「超・英文解釈マニュアル」を読むことで、英語のパターンを覚え、英語長文を「正確に速く」読めるようになるんです。
「英文解釈参考書」の中でも、やさしいレベルの「超・英文解釈マニュアル」。「英文解釈参考書」を探している社会人でも初心者でも、一冊目はこちらを選んでおけば間違いありません。
こちらで「英文解釈のベース」を身につけたら、どの参考書にも接続しやすくなります。つまり独学のバリエーションが増えるのです。
英文のパターンを使いこなせると、8割の英文は読めるようになるでしょう。本書のパターン(公式)は文頭に焦点をあてるのが特徴で、具体的にはつぎのように書かれています。
英語にも役割を示す目印(てにをは)がある
君はそれをまったく習っていない!