みなさん、「英語リーディング」の学習法って迷いませんか?
そもそも、どの分野から手をつければいいのか難しいですよね。
たとえば、英文法、英単語、音読など、やることがたくさんあります。
【「英語リーディング」の学習】
→ 分野がたくさんある
→ 優先順位に迷いがち
この点、英語やり直しする社会人や初心者は「正しい学習法」を知ると効率的に学習が進みますよ。英語にも基礎と発展がありますから、基礎をしっかり身につけるとグングン伸びるのです。
これはスポーツや楽器が上達する過程にも似ています。スポーツや楽器が上手い人って、基礎が叩き込まれているんですよね。
つまり英語初心者も社会人も、はやく英語を上達したいなら、まずは「基礎」を学ぶのが一番の早道。
【英語リーディングの上達法?】
① 正しい勉強法を知る
② 基礎の勉強を徹底
(例)英文法や英単語など
そこで当記事では英語の基礎学習にピッタリ、初心者・社会人におすすめ「英語リーディング教材・本」を紹介します。
具体的には、4つの分野(① 英文法、② 英単語、③ 英文解釈、④ 音読力)のおすすめ教材を紹介しました。
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目次(クリックでジャンプ)
【4つ】の初心者の英語リーディング勉強法
初心者の「英語リーディング勉強法」には必要なものは大きく4つあります。
【初心者の「4つの英語リーディング勉強法」】
① 英文法
② 英単語
③ 英文解釈
④ 音読力
「多読」で英語リーディング勉強法の仕上げ
英語リーディングの学習法の仕上げとして、多読が効果的です。
大量の読みをする「多読」で、英文法の知識がより定着し、英語リーディングが高速化します。
この点、多読をおこなう上で注意しなければならないのが、基本的な「英語の読み方」を学んでから「多読」を行うというところ。
『英文読解講座』でも次のように、「多読」について書かれてあります。
多読・速読は英文の読み方の基本を身につけた者のみが挑戦し得る方法なのである。
【多読の順番】
①基本的な英語知識を習得
→英文法・英文解釈など
②多読
多読については次の記事が参考になります。
【多読のおすすめ記事】
→ 【秘ガイド】英語漫画、ストレスゼロ勉強法!おすすめ多読本・初心者
「英文法」を勉強する理由
英文法とはカンタンに言うと「英語のルール」。
つまり、英文法を学ぶと英語のプロが研究してきた、英語のパターン・ルールを学べるということになるでしょう。。
『バッチリ身につく 英語の学び方』でもつぎのように「英文法」について書かれてあります。
ルールをきちんと理解していれば、話したり、聞いたり、書いたり、読んだりすることに「適応」させることができます。文法の理解が、その後の言語活動に大きな武器になるのです。
【英文法の勉強する理由】
→ 英語パターンがわかる
→ 4技能が伸びやすくなる
【英文法編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本
【英文法編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は、やさしいレベルから手をつけるのがおすすめ。
難しすぎると教材をやるモチベーションが上がりませんし、やさしすぎてもそうでしょう。
教材の「6割」がわかるくらいがちょうどいいかもしれません。
とくに英語学習をやり直す社会人や初心者は、中学生レベルのものから手をつけると基礎がしっかりしますよ。
【英文法の学び方】
→ やさしいレベルから
→ 基礎からガッチリ
→ 基礎力あると伸びやすい
『中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく』
【英文法編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は『中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく』。
『中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく』は図が豊富で、イメージとして理解しやすい文法書ですから、初心者にいいでしょう。
また本書は、YouTubeに解説動画がありますから理解しやすいんです。
【本書のココがイイ】
①図がたくさん
②練習問題あり
→ 手を動かしながら学べる
③youtube解説あり
英語に苦手意識がある社会人・大学生はこのレベルからステップアップしていけば、基礎力がしっかりします。
「英語の基礎力」がつけば、後の学習がラクになるのです。遠回りに見えて、英語学習のショートカットになるでしょう。
『英文法入門10題ドリル』
次の【英文法編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は『英文法入門10題ドリル』です。
こちらはドリルの名の通り、手を動かしながら覚える本。
英文法学習はこの「理解 → 演習」の流れで、知識が定着します。
理解から、「実際に書ける、話せる」のレベルに到達するには演習がかかせません。
つまり本書で演習をこなすと、理解した英文法を、実際に「英語を書ける・話せる・読めるレベル」まで引き上げます。
【英文法勉強の順番】
①理解する
②演習する
→ この流れが知識を定着させる
『英文法基礎10題ドリル』
つぎは【英文法編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は、同じ著者(田中 健一氏)『英文法基礎10題ドリル』がおすすめ。
こちらはレベルが上がり「基礎」になります。その分こちらがマスターできれば、大学入試レベルの英文もずいぶん読めるようになるんです。
【「基礎」までやると?】
→ 入試問題にも対応できる
→ 大学受験の基礎がガッチリ
なお、本書ドリルで「英文の構造」がわからないときには、『ジーニアス総合英語』や『英文法解説』を参照するといいでしょう。
英語やり直し・大学入試レベルの勉強においては、『ジーニアス総合英語』を『英文法解説』を引けば引くほど知識がグングン定着していきますよ。
【英文法がわからない時?】
→ 英文法書で調べる
→ 調べるほど理解が深まる
英文解釈を勉強する理由
なぜ英文解釈を勉強するのでしょう。
それは「英文を正しく読むフォーム」を身につけるため。
スポーツでも楽器演奏でも「フォーム」が正確な人は、うまい人が多いでしょう?
英語も正確な「英語リーディングのフォーム」が大切になるのです
正確なフォームによって、英文構造がスラスラわかり速く英文が読めるようになりますよ。
【なぜ英文解釈を勉強?】
→ 正しく読めるから
→ 正確な読みは速読につながる
【英文解釈編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本
【英文解釈編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は『英文読解入門10題ドリル』です。
『英文読解入門10題ドリル』は演習型の英文解釈本。本書で演習するから「英語の正しく読むフォーム」が身につくのです。
前述した「英文法の参考書」のあとにやると、ぐんぐん英文読解できるようになりますよ。
【英文解釈の勉強法】
① 理解
② 演習
→ ドリルで!手を動かす
→ 記憶に定着
『入門英文問題精講』
つぎの【英文解釈編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は、『入門英文問題精講 』です。
『入門英文問題精講』は理解型の英文解釈本でくわしい解説があります。
また音声付きだから、音読しやすいんです。
上級者が英文を読むとき「どのように頭を働かせ、どこに着目しているか」を解き明かします。
この一冊だけで、大学入試やTOEICの英文の見通しがクリアになるでしょう。
ただし『入門英文問題精講』はすこしレベルが高い英文も収録してありますから、英文がわからない場合もあるかもしれません。
その際には『超・英文解釈マニュアル』を読むと、より理解しやすくなります。
【『超・英文解釈マニュアル』の記事はコチラ】
『超・英文解釈マニュアル』の効果・レベル|英語長文勉強法・参考書
【入門英文問題精講のココがイイ】
① 基本から解説
② 中級レベルの英文も収録
③ レイアウトが見やすい
『英文熟考』【共通テスト・英語リーディングにおすすめ】
つぎの【英文解釈編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は『大学受験のための英文熟考』です。
本書はレベルが高い英文を収録していますから、マスターすれば、TOEIC・大学入試レベルの英文ほとんどが読めようになります。
『英文熟考』あ見開きのレイアウトでとにかく復習しやすい。しかもCDつきで音読もできちゃうんです。
わたしは今でも『英文熟考』を読み返すくらいわたしのお気に入りの一冊。
どの英語レベル学習者も買って損はありません。
【英文熟考のココがイイ】
→ 中級レベルから解説
→ 上級レベルまで伸びる
→ レイアウトがすっきり
英文解釈の最難関レベルへ?
英文解釈の最難関レベルを目指したいかたは、「英語リーディングを極める!「上級教材&英文解釈本」がど正解?」の記事が参考になるでしょう。
こちらの記事で勉強すれば、ネイティブが読む英字新聞やブログもなんなく読みこなせるレベルまでグングン引き上げますよ。
音読が必要な理由
英文解釈ができるようになると、”ゆっくりでも正確に”英文の構造が読み取れるようになります。
この「ゆっくり」な英文解釈を、「高速化」させるのが音読。
英語上達マップでも「音読」の効果について次のような記載があります。
音読で向上するのは英語能力のどういう面なのでしょうか?結論から言うと、あらゆる面に効果があります。英文を理解しながら繰り返し自分の口から発して行く作業は、英語を、英語の語順で直接・瞬間的に受け入れる体質を養成し、リスニング力も含め英語の基底能力を総合的に高めてくれます。
つまり英語基礎を底上げし、英文を大量に処理する能力をやしなうには、音読が欠かせません。
【音読の効果】
→ 英語の回路ができる
→ 英文読解を高速化
→ リスニング力UP
「英語リーディングが遅い」を解消
音読で英文を脳に浸透させると、英語を頭から訳せるようになり、これが速読につながるのです。つまり英語脳をつくれます。
「英語音読」のやり方
「英語音読」のやり方はつぎのとおり。
なお音読のやり方についてくわしく知りたい方は、1からわかる|英語音読とシャドーイングのやり方・回数|速読英単語・参考書を参照ください。
【英語音読の練習方法】
①英文構造がわかる教材用意
→ カンタンなものから
②CDで発音・リズムをチェック
③音読する
→1度に5回前後 → 合計30回まで
注意が必要なのが、英文解釈して英文の意味をすべて理解してから音読するということ。
英文を意味がわからないまま、音読しても意味がありません。
英語音読の回数
同時通訳者の國弘正雄氏は、英語を学ぶためにひとつの英文を500回以上音読したそうです。
英語のプロがやっている音読をやらない手をないでしょう。
【音読の効果】
→ 通訳も取り入れる効果
→ 回数を重ねるほど効果実感
初心者のかたも、ひとつの英文を500回は難しいかもしれませんが30回以上音読してください。
一度に30回ではなく、何日かに分けて音読すると飽きにくく記憶にも残りやすいかと思います。
わたしの場合、ひとつの英文を100回以上は音読。これで英文を覚えられるから、英作文の能力も上がるのでおすすめ。
【音読の回数】
→ ひとつの英文30回以上
→ 通訳のプロは500回する
【音読編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本
【音読編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は、前述した「英文解釈教材」です。
前述した『入門英文問題精講』と『英文熟考』がCD付きだから音読しやすいでしょう。英文解釈と音読をセットで行えるという点でも、この2つはオススメです。
また『速読英単語』も音読教材にいいでしょう。別売りのCDがありますし、同時に「英単語」を勉強できるから時短になります。
他方、「音読の教材」はみなさんのレベルよりもやさしいものからはじめると上手くいくでしょう。英語を読めるのと「音読」できるのは違いますから。
『バッチリ身につく 英語の学び方』でもつぎの記述があります。
音読用の教材を選ぶ際には、自分のレベルに応じたものを利用するようにしましょう。自信のない人は今のレベルよりもちょっとやさしめというところから始めてもよいかもしれません。
この点、やさしい「音読教材」をお探しなら『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』や『英会話・ぜったい・音読 【入門編】』がいいでしょう。
やさしいけど面白い英文が収録してありますから、楽しく音読できますよ。
他方、上質なものがたりで音読したい場合、倉林先生の『[音声DL] オスカーワイルドで学ぶ英文法』もおすすめ。
【オススメ英語音読の教材】
①『入門英文問題精講』
②『英文熟考』
③『速読英単語』
④『音読パッケージトレーニング』
⑤『英会話・ぜったい・音読 【入門編】』
「英単語暗記」は速読につながる
英単語も正確なリーディングには必要不可欠。このことは、みなさんが英文を読む中で体感されているでしょう。
英単語を覚えるとき注意点がひとつあります。
それは「英単語の意味をパッと言えるようになるまで暗記する」ということ。
0.1秒で英単語の意味が言えるまで繰り返しましょう。それだけで、英文を読むスピードがぐんぐん上がりますから。
【英単語暗記のコツ】
→ 0.1秒で意味言えるまで
→ 高速で思い出せること大切
【英単語編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本
【英単語編】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は、みなさんと相性がいいものを選ぶといいでしょう。
というのも、ちまたにある「英単語帳」はどれも完成度が高いですから、あとは相性の問題かと思います。
大切なことは、ひとつの英単語帳をなんども繰り返すこと。
なお、私のおすすめの英単語は『速読英単語 必修編』と『システム英単語』です。
『システム英単語』はコロケーションを覚えるのに最適。ただし音読との相性からいえば『速読英単語』に軍配があがるでしょう。
難関私大やTOEIC高得点を目指すかたは、特化した英単語を取り組むことをおすすめします。
難関の英語試験、おすすめは英単語帳はつぎのとおり。
【難関大のおすすめ単語帳】
①話題別英単語リンガメタリカ
→ 難関私大・旧帝大対策に
② 金のフレーズ
→ TOEIC対策に
→ 【TOEIC高得点】金フレだけ|使い方・勉強法・ 改訂版の違いで解説
これらの「上級」の英単語帳は基本的な英単語は収録されてありません。
基本的な英単語は『速読英単語 必修編』や『システム英単語』で身につけてから、取り組むといいでしょう。
多読は必要か?
英文を大量に読む「多読」は、リーディング上級者になるには避けては通れません。
なお多読については、【秘ガイド】英語漫画、ストレスゼロ勉強法!おすすめ多読本・初心者が詳しいです。
多読の良いところは、なによりたのしいこと。モチベーションが下がっていても多読すると、めきめきモチベーションが回復してきますよ。
『日本人のための英語学習法』では、英語教師であった夏目漱石が次のように「多読」について言及していると書かれています。
「英語を修むる青年はある程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むのがよい、少し解らない節があって其処は飛ばして読んでいってもドシドシと読書していく終いには解るようになる」
昔から多読はリーディングを伸ばすために取り入れられていた、効果的なリーディング学習法とわかるでしょう。
【多読】
→ 英語プロ夏目漱石が採用
→ 上級者はみんな多読している
英語多読の方法・やり方
英語多読の方法・やり方はつぎのとおり。
【英語多読のやり方】
①興味あるジャンルを選ぶ
②易しいレベルの教材から
③辞書は引かない
→ 何個かは引いても良い
注意が必要なのは「③辞書は引かない」という点。
わたしは辞書を引かなすぎるとウズウズしてくるため、わからない単語が3つあるうち1つは辞書を引いています。
私の体感では、このくらいが多読教材のストーリーを味わえるペース。
辞書を引くか引かないかは、みなさんの好みでいいでしょう。大切なのは「たのしく多読」できるかどうかという点。
「たのしく多読」できると、勉強が継続できますから。いくら効果がある学習でも継続できなければ意味がありません。
みなさんが「たのしく多読」できるように、多読のやり方をカスタマイズしてみてください。
【たのしい多読?】
→ 好きな本を選ぶ
→ やる気が続く
【多読】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本
【多読】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は洋書です。
英語多読をラクにはじめるなら「Amazon Kindle Unlimited」がおすすめ。読み放題なのに、洋書の品揃えが豊富。しかも30日の無料体験ができます。
「Amazon Kindle Unlimited」
→ 30日無料体験
→ お得に多読できる!
→ 洋書がたくさん
【多読】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本1
【多読】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本1は「英字新聞」。社会人に必要な「教養と英語」を同時に学べます。
おすすめの英字新聞は「The Japan Times Alpha」の一択。
和訳・解説付きだから、ガシガシ使いやすいんです。
★のアイコンの数でレベル分けしてあるため、どのレベルの学習者も読みやすい。
【「The Japan Times Alpha」】
→ 和訳あり
→ 解説あり
→ レベル表記あり
【音読】初心者・社会人におすすめ英語リーディング教材本は「ペーパーバッック」?
本格的に英語多読に挑戦したい方には、ペーパーバック(洋書)がいいでしょう。
とくにAmazonが「英語レベル別」にペーパーバック(洋書)を分類しているからめちゃめちゃ便利。
具体的には「Lexile指数」で分類しているのですが、早い話この数値が低いものから選んでいけばOK。
レベルは200L~1200Lまであります。
【「Lexile指数」とは?】
→ 単語の難しさ
→ 数字が低いとやさしい
→ 数字が高いと難しい
【200L-295Lレベル】英語リーディング教材・中学生レベル
代表的なものは『Dinosaurs Before Dark』です。
やさしいレベルですが、ときどきはっとするような難しい英単語がありますから勉強になります。
【600L-695L】英語リーディング教材【大学受験レベル】
英語リーディング教材の「大学受験レベル」なら、600L-695L。このレベルでは偉人のエピソードが読めます。
前述した英文解釈の参考書『英文熟考』をこなしたあとなら、なんなく読めるでしょう。
わたしは偉人エピソードのシリーズ「Who was?」が好きです。学習しやすいように、平易な英語で書かれてあります。
つぎのようにスティーブ・ジョブスだったり、アインシュタインのエピソードがあります。
・『Who Was Steve Jobs? (Who Was…?)』
・『Who Was Albert Einstein? (Who Was…?)』