みなさん、「英単語が覚えられない」と悩んでいませんか?
「英単語が覚えられない」とイライラしたり、ストレスになったりしますよね。
英単語は「英単語にはじまり、英単語に終わる」と言われるくらい重要なもの。
英語力に直結する、もっとも重要なものといっても過言じゃありません。
この点、「英単語の覚え方コツ」がわかれば、より短時間で暗記できるようになりますよ。
そこで当記事では、短時間で「英単語の覚え方コツ」について説明します。
またオススメ英単語帳についても紹介します。
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目次(クリックでジャンプ)
どのレベル・程度まで「英単語」を覚えるか?
そもそも、英単語を覚えるとはどのレベルのことを言うのでしょうか?
この点、大学受験やTOEICレベルで求められるのは「language」という単語をみて、すぐにパッと(1秒以内に)意味を思い浮かべられる程度と言われます。
【英単語を覚えたとは?】
→ 1秒で意味が言えるくらい
→ この速度が大切
この状態までもっていかないと、大学受験・TOEICのリーディング時間内に終わらせられれません。
そのため「ボキャブラリーを覚えた数」と「ボキャブラリーを思い出せる速度」が大切なんです。
【英単語暗記で大切なこと1】
→ 覚えた英単語の量
→ 英単語を思い出せる速度
英単語「覚え方のコツ」は「正確な発音」から
ボキャブラリーの覚え方としては、正確な発音を身につけるのがコツ。
カナカナ英語を記憶してしまうと、リスニング・スピーキング対策として学び直さないといけないためです。
労力が2倍かかってしまいます。
【英単語の覚え方コツ】
→ 正確な発音から覚える
→ 時間を節約できる
→ 効率的に勉強できる
英単語帳は音声がついてあるものを選ぶのがコツで、「発音のルール」であるフォニックスなどを学ぶといいでしょう。
うすい「発音の参考書」をサクっとやっちゃうとラクになります。
英語発音は「フォニックス」から
英語発音の初心者は、「フォニックス」からはじめるといいでしょう。
フォニックスとは、「スペルと発音の規則性」をルール化したもの。
ひらがなの「あいうえお」を「あいうえお」と発音するように、英語もスペルごとに「発音」を学ぶやり方。
英語の発音練習するときのコツは、「舌の位置」と「口の形」に気をつけると上達しやすいでしょう。
フォニックスの参考書では、以下がおすすめ。
余力がある方は「ELSA Speak」というアプリを試してみてください。
みなさんの発音をAIが判定してくれるから、独学で発音を学ぶかたにぴったり。
発音練習のコツは客観的に判断してもらうこと。
AIの発音判定はかなり正確なんでおすすめできます。
【「ELSA Speak」のココがイイ】
→ AIが発音を判定
→ 判定が正確
→ 独学で発音練習可能
「英単語のコアイメージ」は覚え方のコツ
「英単語の覚え方コツ」としては、英単語のコア(中心)を理解するのといいでしょう。
ボキャブラリーのコアにある意味を覚えると、派生的な意味や熟語もかなり覚えやすくなります。
単語帳の「ターゲット」でも「システム英単語」でも、最初に書かれてある「意味」がコアにあたることが多いです。
まずはそのような「コア」の意味から覚えることからはじめ、派生語や関連語は覚えなくても大丈夫。
【英単語を覚えるコツ】
→ 覚える範囲を絞る
→ 英単語のコアから
→ 挫折しにくい
その理由は覚える量を増やしすぎると挫折しやすくなるため。
範囲をせまくして、それを「なんども繰り返す」ことに集中しましょう。
英単語の範囲を「選択」して、覚えるのに「集中」するのがコツです。
ある程度覚えられたら派生語や関連語など、だんだんと「覚える範囲」をひろげていくのがオススメ。
【英単語のコアを覚えたら?】
→ 覚える範囲を広げる
→ 派生語・関連語など
英単語のコアイメージがわかる『単語帳』
「英単語のコアイメージ」がわかる単語帳としては『英語表現WORD SENSE』と『英単語イメージハンドブック』がおすすめ。
ボキャブラリーのコアイメージをつかめると、根性にたよらずに短時間で暗記できるようになれますよ。
記憶の定着をぐんぐん加速させてくれる英単語帳です。
【英語表現WORD SENSEのココが良い】
→ 図解でコアを説明
→ イメージで理解できる
「英単語の語源」には覚え方のコツがつまっている
英単語の「効果的な覚え方」としては、ボキャブラリーの「語源」に目を向けるのもいいでしょう。
ベストセラー本「英単語の語源図鑑」には「英単語の語源がいかに覚え方として役に立つか」を次のように書かかれています。
例えば、lavatory「トイレ」のlavaには「流れる」「洗う」という意味があり、「lava(流れる)+ory(場所)」で「洗面所」「トイレ」になります。このように、語源学習なら連想的に語彙を増やすことができ、一連の単語を楽しく身につけることができるのです。
このように語源を知ると「初めて出会う単語」でも推測ができるのです。
語源を覚えると記憶に定着しやすく、「語源学習」には良いことばかり。
ボキャブラリーの「効率のいい覚え方」といえるでしょう。
【語源のココが良い】
→ 記憶に定着しやすい
→ 意味の推測ができる
→ 初めての単語に対応◎
「英単語の覚え方コツ」は「短時間」と「文脈」がキー!
「英単語の覚え方コツ」としては「短時間に繰り返すこと」と「いろんな文脈でボキャブラリーと出会う」ことも重要なんです。
英単語の覚え方は「短時間」に繰り返す?
この点「短時間」とはどのくらいの時間でしょうか?
スタディサプリ関正生先生は『世界一わかりやすい英語の勉強法』で次のように書かれています。
「一ヶ月に『6回』同じ単語に目を通す!!」
このペースだと、一ヶ月に英単語を6周しなければなりませんね…でも難しい…
そのため頭がパンクしないよう、範囲を絞りながらやりましょう。
たとえば「500単語に1ヶ月に6回目をとおす」などがいいかもしれません。
【英単語の覚え方コツ】
→ 範囲を絞る
→ 短時間に繰り返す
→ 覚えたら範囲を広げる
英単語を「高速回転」すると「高速学習」に?
「覚え方のコツ」として「英単語を繰り返す」が重要だといいましたが、いかに繰り返したらいいのでしょうか?
1万語レベルを覚えた私の経験から考えるに、「高速で眺める」のが有効だと思います。つまり英単語帳を「高速回転」させるのです。
書いたり、声にだしたり、するのも記憶に残りやすくはあります。ただ時間がかかってしまうんですよね。
これは「復習の頻度」が大切な英単語学習において不利になってしまうでしょう。
この点、「高速で眺める」のウリはそのスピード。スピード感があるから、復習をガシガシやれるのです。
【英単語を「高速回転」すると?】
→ 復習がガシガシできる
→ 記憶に定着しやすい
これは学校の同じクラスの人や、職場の人、バイト先の人をすぐ覚えられるのに似ています。
みなさんも、毎日出会うと人の「名前」は覚えようとしなくても、勝手に覚えられるでしょう?
このように出会う「数」は記憶にとってかなり大きな役割をはたすんです。
これをボキャブラリーに「出会う数」にも当てはめて、できるだけ「回数」を増やすのが大切。
Google元副社長、村上さんが著書「村上式シンプル英語勉強法」でも次のように語っています。
村上式の単語の覚え方の極意は「ひたすら眺める」です。毎日毎日、ただひたすら単語を見る、眺める。最終的には1日に1万語を見る。
村上さんの「1日1万語」という目標は、けっこう大変な数ですよね。
わたしの場合は「発信型英語10000語レベル スーパーボキャブラリービルディング」をつかって、1日2時間くらいで、4000語から5000語くらいを短時間で眺めています。
覚え方のコツとしては、変な言いかたになってしまいますが、「英単語を1回で覚えようとしない」ということ。
1回で覚えようとすると、力んで眺めるスピードが落ちるためです。
「10回くらい眺めて、やっと半分くらい覚えられるかな〜」くらいのかるい気持ちでやるのがおすすめ。
【英単語の覚え方のコツ】
→ 1回で覚えようとしない
→ 10回みて半分覚える気持ちで
「英単語を文脈で覚える」とは?
「いろんな文脈でボキャブラリーと出会う」とは、「英語長文のなかでボキャブラリーにふれる」ことを意味しています。
「英単語を文脈で覚える」単語帳
この点、「英単語を文脈で覚える単語帳」としておすすめは『速読英単語 必修編』『速読英単語2上級編』です。
「ターゲット」や「システム英単語」などでボキャブラリーを学びつつ、「英語長文の中で出会う機会」として上記をつかうといいでしょう。
『速読英単語』は英文が良質。だから英単語のコアイメージがわかると同時に、リーディング力もグングン伸ばせます。
【『速読英単語』のココがイイ】
→ 英文が上質
→ 単語のニュアンスがわかる
→ リーディング力もUP
「英単語の覚え方コツ」はスキマ時間にあり?
みなさん、スキマ時間を有効につかえてますか?
仕事や学校の行き帰りなど日常生活には、スキマ時間が数えられないくらいあるんです。
たとえば、バスや電車の待ち時間、お昼休憩の時間などが考えられます。
この点、スキマ時間にボキャブラリー学習ができるようにすると「復習の頻度」がグンっとあがるんです。
【スキマ時間に英単語?】
→ 合計すると莫大な時間
→ 復習の機会が増える
というのも、ひとつのスキマ時間は短いかもしれませんが、合計すると相当な時間になります。
スキマ時間にパッと出せ、学習できるのはフレーズ型の英単語。フレーズ型は長文じゃないから、細切れの時間を有効につかえるのです。
おすすめは次のとおり。
【共通テスト・大学受験レベル】英単語必要数は2000語
みなさん、共通テスト・大学受験レベルで必要とされる「英単語レベル」がわかりますか?
この点、必要なレベルは「2000語レベル」と言われます。
2000語は、人気の単語帳「英単語ターゲット1900」や「システム英単語」でほぼクリアできるでしょう。
【大学受験レベルの英単語】
→ 2000語レベルは必須
ただ、2000語というのは「何を根拠」に言われていると思いますか?
この点、書籍『「英語の学び方」入門 』では2000語がわかると、テレビ番組で使われる語彙を約90パーセントカバーできると書かれてあります。
小説や英会話の表現も、2000語で約90%カバーできるとデータで証明されているんです。
だから「高校生の英単語覚え方」は、まず「ボキャブラリーレベル2000語」に集中するのが効率が良いでしょう。
『「英語の学び方」入門 』でも次のように述べられています。
語彙学習では、まずは使用頻度の高いボキャブラリーを覚えること、特に2000語レベルの単語を覚えることを目標にすべきことがわかります。
なお『「英語の学び方」入門』については次の記事で紹介しています。
【『「英語の学び方」入門』の記事】
→【これ1冊、ぜんぶ】”英語4技能”の勉強法ー「英語の学び方」入門
【大学受験・共通テストレベル】おすすめ英単語帳3つ
2000語レベルを学べる英単語帳はタイプ別に、①例文型、②文脈型、③フレーズ型の3つがあります。
人によって相性があるため、書店で手にとってしっくりくるものを使うといいでしょう。
わたしのおすすめは3つあります。
英単語ターゲット1900
ひとつは「英単語ターゲット1900」です。昔ながらのオーソドックスな例文型の英単語帳。
単語1900個それぞれに、ひとつずつの例文があります。シンプルなレイアウトで復習しやすいのが魅力です。
【英単語ターゲット1900】
→ 昔ながらの英単語帳
→ 例文で覚えるもの
速読英単語 必修編
2冊目は「速読英単語 必修編」。
文脈型の英単語帳でリーディングの教材としても使えます。使い勝手がいいんですよね。
文脈で覚えるから、記憶に定着しやすいのもおすすめポイント。
【速読英単語 必修編】
→ 文脈型英単語帳
→ リーディング力も同時にUP
システム英単語
最後は『システム英単語』。タイプでいうとフレーズ型で、短いフレーズだから復習がしやすく覚えやすいんです。
フレーズの選びも上質で、結びつきやすい単語同士でフレーズをつくってあります。
この結びつき(コロケーション)の力も鍛えてくれるからおすすめ。
【『システム英単語』】
→ フレーズ型の英単語帳
→ コロケーション力UP
【TOEIC版】英単語の覚え方コツは「2000語」に?
TOEIC試験も、2000語レベルの語彙力が必要になります。
2000語レベルでTOEIC試験を約90%がカバーできると言われているのです。
そのため「TOEICの覚え方」としては、まずボキャブラリーレベル2000語に取り組むのが先決でしょう。
上記で紹介した「大学受験レベル」の英単語帳に取り組むといいかと思います。
ただし、TOEIC試験の場合、カバー率90%の残り10%が正解をみちびくための「重要な単語」になることがあります。
そのためTOEIC700点以上を目指すかたは、残りも10%のボキャブラリーも覚えなければ高得点はのぞめません。
残り10%のTOEIC英単語は「金のフレーズ」などのTOEICに特化した単語帳で学ぶのが、覚え方としておすすめ。
なお『金のフレーズ』については次の記事でくわしく紹介しています。
【『金のフレーズ』の記事】
→【TOEIC高得点】金フレだけ|使い方・勉強法・ 改訂版の違い