この記事では「英語の冠詞をつけないパターン・コツ」を説明します。
わかりやすい例文がありますから、イメージしやすいでしょう。
また「the」をつけるパターンと「無冠詞」の場合のパターンも解説します。
この「英語の冠詞をつける、つけないか?」は疑問がうまれやすいポイントですよね。
英作文でも「冠詞」について悩んでいる人もいるでしょう。
でも「英語の冠詞をつけないパターン」は覚えるべき「コツ」がありますから、それを覚えるだけでミスを防げます。
英作文でもおさえるべき「ポイント」がありますから、この記事で覚えると点数UPが狙えるでしょう。
では、記事の例文から「コツ」と「ポイント」をみていきましょう。
目次(クリックでジャンプ)
「冠詞がいらない場合」とは?
英文を書く際に「冠詞がいらない場合」があります。
「冠詞がいらない場合」の一つとしては、不可算名詞が「〜というもの」という意味になるとき。
「無冠詞+不可算名詞」の例文
「無冠詞+不可算名詞」の例文をみていきましょう。
Language is a big important part of any relationship.
言語(というもの)はどのような関係においても、とても重要な部分です。
上の例文では、不可算名詞「language」が無冠詞でつかわれ、「言語というものは」という意味になっています。
つまり不可算名詞「language」で「〜というもの」を表すとき、無冠詞でつかわれるのです。
「無冠詞」の英語例文
「無冠詞」の英語例文をさらにみていきましょう。
Japanese is rich in vocabulary.
日本語(というもの)は語彙が豊かです。
上の例文でも「Japanese」は(日本語)という意味では不可算名詞ですから、一般論を語る際には「無冠詞」でもちいられます。
「冠詞を省略」の例文
不可算名詞の「冠詞を省略する例文」をさらにみていきましょう。
Soccer helps us to communicate with people all around the world.
サッカー(というもの)は私たちが世界中の人々とコミュニケーションをとるのに役立ちます。
上の例文でも「サッカーというものは〜」という意味なので、「無冠詞+不可算名詞の単数形」で書かれてあります。
このようにスポーツ名は、無冠詞で使われることが多いんです。
スポーツ名以外だと、無冠詞で用いられるのが多い英単語としては「食事名や四季名」などが挙げられます。
ただし「食事名や四季名」でも冠詞がつく場合もありますから、例文でチェックしましょう。
「無冠詞+単数形」
不可算名詞を「〜という」という意味でつかう場合、「不可算名詞」の単数なので、複数形にしないように注意が必要です。
つまり「無冠詞+単数形」になります。
「無冠詞+単数形」の例文をみていきましょう。
E-mail is now a powerful business tool.
電子メールは今や強力なビジネスツールである。
上の例文では「E-mail」は不可算名詞で、「電子メール(という機能は)〜」という意味になります。
ただし「ひとつのメール」という意味では「E-mail」は可算名詞になります。
このように「意味」によって、不可算名詞か可算名詞かが変わることがありますので、注意しなければなりません。
【一覧】英語の冠詞省略
不可算名詞とは異なり可算名詞では、英語の冠詞省略する場合、「名詞の種類」によって判別できる場合があるのです。
以下では、冠詞省略する場合を「名詞の種類」ごとにみていきます。
【英語の冠詞がいらない場合】地位を表す名詞
地位を表す名詞の場合、冠詞省略することがあります。
例文をみていきましょう。
He was elected chairman.
彼は議長に選出されました。
上の例文で、「chairman(議長)」は役職(地位)を表しますから、一般的に「無冠詞」で用いられるのです。
【英語の冠詞つけない】普段の食事名
普段の食事名(breakfast, lunch, supperなど)も日常の意味でつかう場合、英語の冠詞つけないのです。
「英語の冠詞つけない」場合の例文をみていきましょう。
Let’s eat lunch together.
一緒に昼食を食べましょう。
上の例文でも、「lunch(昼食)」は普段の食事名ですから「無冠詞」で使われているんです。
いっぽう、「lunch」に形容詞がつき、特定の食事名となる場合は冠詞がつきます。
たとえば「a quick lunch」や「a nice lunch」などが挙げられるでしょう。特定されると冠詞がつくのです。
【複数形】theをつける?つけない?
「複数形にtheをつける、つけない?」について以下みていきましょう。
可算名詞の場合では、「特定」のことを言っているのか、「総称」のことを指しているのか、によって「the」の有無が変わります。
「複数形+冠詞いらない」場合
「複数形+冠詞いらない」場合は、可算名詞で「総称」をあらわすときになります。
「総称(〜というものは)」はある種類全体の特徴を伝えるときにつかわれ、たとえば「ドッグは(というもの)は賢い」と言うときに使います。
上の総称の例では、特定の犬(実家の犬)のことを指して言っているのではなく、犬全般を指して表現しているのです。
「複数形+冠詞いらない」場合の例文をみていきましょう。
Dogs are very smart creatures.
犬(一般というの)はとても賢い生き物です。
上の例文では、可算名詞の複数形(dogs)が冠詞なしで使われていますから、「犬というのは〜」という総称の意味になるのです。
したがって、「特定の犬(実家の犬など)」のことではなく「犬一般」のことを指してあります。
「複数形+冠詞いる」とき
「複数形+冠詞いる」ときは、「特定」される場合になります。
「複数形+冠詞いる」ときの例文をみていきましょう。
I like the dogs.
(特定の)犬が好きです。
上の例文では冠詞の「the」がついてますから、「犬一般」のことではなく「特定の犬」をさして「好き」と言っているのです。
「冠詞の省略」がわかる参考書
「冠詞」の省略がよくわかる参考書は『竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本』と『英文法詳解』です。
『竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本』は英作文を書くときに気をつけるべき「無冠詞」について学べます。
本書では、英作文でケアレスミスしやすい「冠詞」に焦点を当て、どのような時に「冠詞をつけるか・つけないか」がわかります。
「冠詞」について「公式化」しているため、理解しやすいでしょう。
『英文法詳解』は「冠詞が省略される場合」の例文がたくさんあります。
『英文法詳解』は、当記事で扱っていない「冠詞省略」について、ていねいに解説されてあるのです。
そのため「冠詞」について、さらに理解を深められるでしょう。