「can」と「be able to」の違い&使い分け【コツ3つ】

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みなさん「can」と「be able to」のニュアンスや意味の違いってわかりますか?中学英語や高校英語ではあまり深く説明されないところ。苦手な人がおおいパートでもあります。

「can」と「be able to」の違いはカンタンに説明すると以下です。

・「can」のほうが意味のバリエーションが多い
・「be able to」は使われる範囲が限られる

当記事では、「can」と「be able to」のニュンスや意味の違いについて、ていねいに解説します。また使い方についても、それぞれ例文をあげるためイメージしやすいですよ。

【当記事でわかること】
「can」と「be able to」の違い
「be able to」にはない、「can」だけがもっている意味 → 「許可、「依頼」、「可能や推量」

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「can」と「be able to」の違い

「can」と「be able to」の意味は、どちらも「〜できる」。しかし次のように「can」と「be able to」には意味やニュアンス、使い方に違いがあります。

【「can」と「be able to」の使い分け
・「be able to」は客観的に可能なことを表現
・「can」は人にも無生物主語(モノ)にも使える
・「be able to」の主語は原則「人」のみ

助動詞が連続するときも「be able to」

英語の助動詞が連続するときも「be able to」を使い分けます。以下がその例文です。

(×) I’ll can catch a cab.
(○) I’ll be able to catch a cab.
「タクシーが捕まえられると思います。」

例文のように助動詞「will」と「can」を連続して用いることはできません。そのため助動詞「will」のあとには「be able to」が置かれるのです。「be able to」の使い方を、さらに例文でみていきましょう。

I’ll be able to attend the meeting.
「会議に出られると思います。」

I’ll be able to come back.
「戻れると思います。」

英語の完了形でも「can」ではなく「be able to」を使い分け

完了形の使い方も同じで、「can」ではなく「be able to」が使われます。

I haven’t been able to sleep well all week.
「今週ずっと、熟睡できませんでした。」

許可の意味の「can」

英語の「can」は「be able to」と違い、「許可」の意味があります。許可の意味をあらわす「can」の例文をみていきしょう。

You can always count on our volunteers.
「いつでもボランティアを頼っていいですよ。」

Can I ask you a question?
「質問していいですか?」

Can I use your laptop?
「あなたのノートパソコンを使っていいですか?」

例文の「can」の用法は「許可」で、意味は「〜してもよい」です。

「依頼」の意味を表現する「can」

「〜してもらってもいいですか?」という依頼の意味でも、「can」はもちいられます。こちらも「be able to」と「can」の違いです。依頼のニュアンスをあらわす「can」を実際にみてみましょう。

Can you ask her to work overtime?
「残業をお願いできるか、彼女に聞いてもらえますか?」

例文のように「Can you 〜?」で依頼の意味をしめせます。「can」の過去形「could」をつかえば、よりていねいな依頼をあらわせるのです。

canが「依頼」か「可能性」かどうかの見分けかた

ひとつの英文ではどの意味で「can」を訳したらいいかわからないときがあります。canが「依頼」か「可能性」かどうかの見分け方は、「文脈」で。つまり前後の文から、canの訳し方を決めるのです。「can」見分け方の例文をみてみましょう。

Can you go now?
「もう行ってもらえませんか?」(依頼)
「もう行けるか?」(可能)

例文のようにそれだけでは意味が特定できないときには、流れの中からニュアンスをくみとります。

依頼の意味「could」「can」の使い分け

依頼の意味をハッキリさせるには、「can」ではなく「could」を使うといいでしょう。「can」と「could」の使い分けを例文からイメージしていきます。

Could you go now?
「もう行ってもらえませんか?」

例文のように「could」をつかえば「可能」の意味はなくなり、「依頼」の意味のみを表せます。

「可能(能力)や推量」を表す「can」

「can」は「be able to」と違い、「〜が可能です」「〜がありうる」という意味をあらわします。いわゆる「可能(能力)や推量」をあらわす「can」です。

You can be Buddhist and Catholic.
「きみは、仏教にもカトリックにもなりうる(なれる)。」

例文のように「可能(能力)や推量」の「can」は、「can be」という用法でよくつかわれます。「You can be anything you want」も同じ用法で、「なりたいものになんでもなれる」という意味です。

「〜のはずがない」の「can’t」

「可能や推量」の「can」は否定形(can’t)になると、意味が「〜のはずがない」となります。

It can’t be true
「そんなはずがない」

That can’t be.
「それはありえない」

ふたつの例文はともに同じニュアンスで、この「can’t」の意味は「〜のはずがない」。

「それはありえない」という意味をあらわす英文が他にも、「That can’t be true」や「That can’t be right」などがあります。「can’t」のニュアンスがわかっていれば、どれもカンタンなものばかりですね。

定型表現「That can’t be helped」の意味

「can’t」の訳し方で注意すべき定型表現があります。その例文がつぎです。

That can’t be helped.
「それは仕方がない。」

この例文で注意すべきは「help」の訳し方。この「help」の意味はふつう使われる「助ける」ではなく、「避ける」。

そのため例文の意味を直訳すると「それは避けられない」から派生して、「仕方がない」や「どうしようもない」という意味になるのです。merriam-websterでも次のように「can’t」の意味が定義されています。

Definition of cannot be helped
: to be unavoidable
It’s too bad that we have to leave, but it can’t be helped.

提案の意味の「can」

提案の意味の「can」もよく見られます。この「can」の用法は苦手なひとがおおいから、とくに注意が必要です。

You can either take a taxi or walk to get there.
「そこに行くならタクシーに乗るか、歩くといいですよ。」

ここの「can」を可能の意味でとって、「タクシーに乗れます」とするとぎこちないですよね。ここでの「can」はとうぜん提案の意味で「〜しませんか」というニュアンスになります。

「I can pick you up」の意味

提案の意味の「can」を、例文をみてイメージをはっきりさせていきましょう。

I can pick you up on my way home.
「帰りに迎えにいきましょうか?(提案)」

この例文でも「can」のニュアンスは提案です。主語が「I」でも「you」でも提案の意味があらわせることがわかったかと思います。

【まとめ】「can」と「be able to」の違い

「can」と「be able to」の違いをまとめると以下のようになります。

【「can」と「be able to」の使い分け】
・「can」は人にも無生物主語(モノ)にも使える
・「be able to」の主語は原則「人」のみ
・「be able to」と違い、「can」しかない意味がある
・「can」しかない意味「許可」、「依頼」、「可能や推量」

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