この記事では「althoughとdespiteの違い・意味・使い方」を解説します。
この「althoughとdespite」って「どの違うのか?」が疑問に感じますよね。
ふたつとも「同じ意味」のようにも見えるし「どう使い分けたらいいのか」が悩ましいですよね。
この点「althoughとdespite」はあきらかに違いがあります。
ザックリ結論を言うと「althoughとdespite」の後に「SV」がつづくのか「名詞」がつづくのか、に「違い」があるのです。
この記事では「althoughとdespiteの違い」を見分けるコツがわかりますから、ニアミスが減らすことができるでしょう。
また例文もたくさんありますから、しっかりと記憶できるのです。
では「althoughとdespite」について説明します。
目次(クリックでジャンプ)
【例文】although・despiteの違い
although・despiteの違いを理解するために、例文をみていきましょう。
Despite her old age, she enjoy playing baseball.
彼女は高齢にもかかわらず、野球を楽しんでいます。
上の例文で、「despite」ですから後に名詞「age」が続いていますね。動詞は続いていないのです。
although・despiteの使い分け
although・despiteの使い分けを理解するために、問題を解いていきましょう。
【問題】although・despite、どちらが適当か?
(Despite・Although) heavy rain, I had to go home.
上の例文でalthough・despite、どちらが適当でしょうか?
答えは「Despite」です。
あとに名詞「rain」が続いていますから、前置詞「despite」が正答になります。
【正答の英文】
Despite heavy rain, I had to go home.
大雨にもかかわらず、私は家に帰らなければならなかった。
although・despiteの違い
although・despiteの違いで重要なのは次の点。
「despite」の意味・使い方
「despite」の意味は「〜にもかかわらず」です。
「despite」の例文をみていきましょう。
I ran to school despite the pain of an injured right knee.
痛めた右膝の痛みにかもかかわらず、学校まで走った。
痛めた右膝の痛みに耐えながら、学校まで走った。
「despite」は前置詞
「despite」の意味でまず理解しなければならないのが、「despite」は前置詞ということ。
前置詞は「名詞・名詞相当のもの」をつなぎますから、あとに「動詞」が置かれることはありません。
「despite」の使い方
「despite」の使い方として大切なのは、名詞・名詞相当の前に置くということ。
「despite」の使い方を理解するため、例文をみていきましょう。
Despite her best efforts, she failed the exam.
彼女は努力をしたものの、試験に落ちてしまった。
上の例文でも、「despite」の後には名詞「efforts」をつないでいます。このように「despite」は名詞の前に置かれ、動詞の前に置かれることはありません。
「although」の意味・使い方
「although」の意味は「〜にもかかわらず」、「〜だけれど」です。
「although」の使い方として注意が必要なのは、「接続詞」のため後に「SV」が続くということ。
「although」の例文をみていきましょう。
Although it is awful hot outside, she must go to school.
外はとても暑いけれど、彼女は学校に行かなければならない。
上の例文のように、「Although」は接続詞ですから、あとに「it is」が続いています。
つまり「although」のあとに「名詞」ではなく、「SV」が書かれているのです。
although・butを「一緒に使う」ことはできる?
although・butを「一緒に使う」ことはできるのでしょうか?
この点、次のように一緒に使えません。
(×) Although it is awful hot outside, but she must go to school.
(○) Although it is awful hot outside, she must go to school.
外はとても暑いけれど、彼女は学校に行かなければならない。
although・despite・howeverの違い
although・despite・howeverの違いについてみていきましょう。
それぞれの品詞の違いや、「SV」がつづくかどうか、にとくに注意してください。
「however」の意味は「しかしながら」です。
howeverを使った文
howeverを使った文(例文)をみていきましょう。
I have overcome this problem. However, I am faced with another.
この問題は克服しました。しかし、別の問題に直面しています。
however・butの違い
however・butの違いはなんでしょうか?
この点、「however」の意味は「but」と同じですが、「however」は接続副詞である点が異なります。
「however」は副詞であるため、次のように「ふたつの節」をつなげられません。
(×) I have overcome this problem, However,I am faced with another.
「although・despiteの違い」が詳しい参考書
「although・despiteの違い」が詳しい参考書は『1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急 』と『英文法詳解』です。
『1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急 』は、TOEICではどのように「although・despiteの違い」が問われるかが知れます。
TOEICの実戦問題から、文法力を高められます。TOEICのリーディング力を高めたいかたにおすすめです。
『英文法詳解』は「although・despiteの違い」の例文が豊富で、なおかつ「接続詞」・「前置詞」の違いもくわしいです。
「although・despiteの違い」を理解するには、「接続詞」と「前置詞」の違いを知らなければなりません。ですから、より理解を深めたいかたにおすすめです。
『1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急 』と相性がいいですから、参照用に『英文法詳解』を持っているといいでしょう。