この記事では「too~to構文」の意味・例文・書き換え、について説明します。また「too~to構文」の「品詞や名詞の語順」についても解説。
この「too~to構文」って、「not」がないのに「なぜ否定の意味になるの?」と疑問に感じますよね。
また「too~to構文」の書き換えは英語試験などでよく問われますが、「複雑でムズカシイ…」と悩んでいる方もいるでしょう。
でも「too~to構文」は「tooの意味」をしっかり理解すると、「訳すポイント」がすんなりわかるのです。
また「too~toの書き換え」についても「型」がありますから、その型を覚えるだけで英語試験でもスムーズに対応できます。
この記事では「too~to構文」のコツが例文でじっくり学べ、英作文や英会話でガシガシ使っていけるでしょう。
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「too~to do構文」の意味・例文
「too~to do構文」の意味は「〜すぎて…できない」です。
「to以下」をするぶんには「〜すぎる」という意味になります。つまり「to以下」では「〜すぎる」の基準が書かれるのです。
「Too~to構文」のなぜ?
「Too~to構文」はなぜ否定の意味を表すのでしょう。
これは「too」という単語自体に「過度に〜すぎる」という意味が含まれているためなんです。
たとえば、「to以下」の基準を話さなくてとも、「too little」や「too diffult」といういうだけで、話していることがらに対して「小さすぎる」や「難しすぎる」という否定の意味を表現できます。
「too~to do」の例文
「too to do」の例文をみていきましょう。
It is too cold to walk my dog.
寒すぎて犬の散歩ができない。
The problem is too difficult for me to solve.
この問題は難しすぎて、私には解けません。
上の例文では、まず「〜すぎる」ことに言及し、「to do以下」で何に対して「〜すぎる」のかが示されています。
たとえば、①例文では「too cold(寒すぎる)」といったあと、何に対してか「to walk my dog(犬の散歩をするには)」が示されているのです。
つまり「〜すぎる」のあとに「その基準」が書かれるといえるでしょう。
「too…to 構文」の中学例文
「too…to 構文」の中学例文をみていきましょう。中学生レベルの英単語を使用しています。
The tea is too hot to drink.
このお茶は熱くすぎて飲めません。
「too ~ to 構文」の品詞
「too ~ to 構文」の品詞、「~」の部分の品詞は「形容詞または副詞」がつかわれます。
前述した例文は形容詞ばかりでしたので、以下では「副詞」をつかった例文をみていきます。
「too~to do構文」副詞の例文
副詞を使った「too~to do構文」をみていきましょう。
He ran too fast for me to catch up with.
彼はあまりに速く走ったので、私は追いつけなかった。
「too ~ to構文」の否定ー例文
「too ~ to構文」の否定もよく大学入試や英語試験で問われます。
「too ~ to構文」否定の意味は「〜しないほど…ではありません」です。
「too ~ to構文」の否定の例文をみていきましょう。
The goal is not too difficult to attain.
その目標は達成できないほど難しくはありません。
「too~to構文」の文法問題
「too~to構文」の文法問題としてよく問われるものは「文末のit」と「名詞の位置」です。
以下では、このふたつの例文をみていきます。しっかり理解しておきましょう。
「too~to構文」のit
「too~to構文」のit(文末)には注意が必要です。
下の例文でも他動詞「attain」には目的語が不足しているように見えますよね。
しかし「too~to構文」では主文の主語と、「to不定詞」の目的語が同じときには「it」を省略するというきまりがあるため「文末のit」は省かれているのです。
The goal is not too difficult to attain.
その目標は達成できないほど難しくはありません。
上の例文では主文の主語「The goal」と「to不定詞」の目的語「it(=the goal)」が一致しているため、「attain it」の「it」が省略されてあります。
「too~to構文」の名詞
「too~to構文」の名詞の位置にも注意が必要です。
ポイントとしては「too+形容詞+a+名詞to」の語順になること。大学入試や英検でもよく問われますから、しっかりと理解しましょう。
This is too difficult a problem for me to solve.
これは私には難しすぎる問題で解けません。
too toの書き換え
too toの書き換えは「so+形容詞/副詞+that節」でできます。
例文をみながら理解を深めていきましょう。
「too ~ to do」の言い換えー例文
「too ~ to do」の言い換えの例文をみていきましょう。
The problem is too difficult for me to solve.
=The problem is so difficult that I cannot solve it.
この問題は難しすぎて、私には解けません。
He ran too fast for me to catch up with.
=He ran so fast that I couldn’t catch up with him.
彼はあまりに速く走ったので、私は追いつけなかった。
上の例文のように「too~to構文」は否定の形でなくても、否定の意味を表せます。
いっぽう「so that構文」では「that節以下」で「cannnot」などの否定形を書かなければ否定の意味を表せません。この点が「too~to構文」と「so that構文」の異なるところ。
「too ~ to構文」の文法がくわしい参考書
「too ~ to構文」の文法がくわしい参考書は『大学入試 基礎からの英作文実践講義』と『コーパス・クラウン総合英語』です。
『大学入試 基礎からの英作文実践講義』では、「too ~ to構文」の大学入試や英語試験で狙われるポイントを集中的に学べます。
「too ~ to構文」と「so that構文」の書き換えも詳しいため、本書を使えば英語表現を豊かにもできるでしょう。
『コーパス・クラウン総合英語』は「too ~ to構文」の例文が豊富ですから、より理解を深められるでしょう。
『コーパス・クラウン総合英語』では、コーパス分析によって例文が書かれてありますから、英会話でも英作文でもつかえる「自然な英語表現」を身につけらるのです。