みなさん「enough to do」の意味・使い方がわかりますか?
大学入試や英語試験でよく問われる表現ですから、かならず覚えておかなくてはいけない表現。
【「enough to do」】
→ 英作文試験で頻出
→ 英字新聞・洋書でよくみる表現
「enough to do」英作文でも頻出でありながら、なかなか上手く書けない人が多いんですよね。
そこで当記事では「enough to do」の意味・使い方・例文などについて解説していきます。
「enough to do」を例文をみて、実際に書けるようになるまで練習するといいでしょう。
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目次(クリックでジャンプ)
「enough to do」の意味・訳し方
「enough to do」の意味・訳し方は「Vするのに十分な〜」です。
「enough to do」の使い方
「enough to do」の使い方としては、「形容詞・副詞・名詞」のあとに「enough to do」が置かれることが多いといえます。
「enough to do」の例文
「enough to do」の例文をみていきましょう。
① He was lucky enough to find a new job.
彼は運良くあたらしい仕事を見つけた。
② He was kind enough to answer some questions about his private life.
プライベートな質問にも親切に答えてくれた。
上のように「形容詞+enough+to do」で「〜するのに十分に…だ」という意味になるのです。
ここで注意が必要なのが、enoughは「形容詞」の絶対的な大きさを表さない、という点。
したがって、①例文でも「あたらしい仕事を見つけるほど[十分に]運良く」という意味であり、あくまで「to do」以下の「尺度」において「十分」なのです。
そのため、「仕事をみつける」という尺度においては「運が良い」ということを表現しています。
上の②例文においても、「質問を答える」という点においては「彼は十分に親切」であるのです。「どのくらい十分か」は相対的な判断になっていえるでしょう。
【形容詞+enough to do】
→ 「Vに対して十分」という意味
→ 「十分」は「たくさん」の意味ではない
「形容詞+enough to do」の例文
「形容詞+enough to do」の例文をさらにみていきましょう。よく使われる表現で「hungry enough to eat a horse」をみています。
I’m hungry enough to eat a horse.
ハラペコで馬1頭を食べられそうです。
上の例文の「hungry enough to eat a horse」はよく使われるフレーズで「お腹がすいていること」を強調するために使われています。
前述のように「enough to do」以下は、「どれほどお腹がすいているか」の尺度になるのです。
「馬を食べる」のはかなり大げさな言い方ですから、「それくらい十分にお腹がすいている」ことを表現しているといえるでしょう。
【enough to do】
→ 「どの程度十分か」は「to do」以下で示す
「副詞+enough to do」の例文
「副詞+enough to do」の例文をみていきましょう。
He speaks English fluently enough to be an interpreter.
彼は通訳ができるほど英語をすらすら話す。
このように「副詞+enough to do」の語順でつかわれますが、「形容詞+enough to do」よりも使用例はすくないです。
そのため、まずは「形容詞+enough to do」の用例をしっかりと覚えておくといいかと思います。
【「副詞+enough to do」】
→ 「形容詞+enough to do」の方が用例が多い
「名詞+enough to do」の例文
「enough to do」は形容詞だけでなく「名詞+enough to do」でもつかわれます。
「名詞+enough to do」の例文をみていきましょう。
He didn’t have money enough to buy his son a motorcycle.
息子にオートバイを買ってやるほどのお金がなかった。
「enough to do」の否定文
「enough to do」の否定文はよく英字新聞でよくつかわれます。
例文をみていきましょう。
He isn’t rich enough to own a car.
彼は車を持てるほど裕福ではありません。
【enough to doの否定文】
→ 英字新聞・洋書で頻出
「enough to」の書き換え
「enough to」の書き換えは「so that」できます。
「so that」の書き換え例文をみていきましょう。
I’m hungry enough to eat a horse.
= I’m so hungry that I can eat a horse.
ハラペコで馬1頭を食べられそうです。
I’m hungry enough to eat the whole cake.
= I’m so hungry that I can eat the whole cake.
ケーキを全部食べられるほどお腹がすいているんです。
上のふたつの例文はニュアンスが異なることに注意が必要です。
「enough to」は「to do以下をするぶんには十分」という意味で、かならずしも「腹がへっている程度」が大きいことを表しません。
たとえば「そのお団子を食べられるほど、お腹ががすいている」と言われた場合、「お腹がすいている程度」は大きくないといえるでしょう。
一方で「so that」では「腹がへっている程度」が大きく「とても腹が減っている」のです。
【「enough to」の書き換え】
→「so 〜 that」で書き換え可能
※ ニュアンスが少し違うので注意!
「enough to do」の使い方が詳しい本
「enough to do」の使い方が詳しい本は『コーパス・クラウン総合英語』と『大学入試 基礎からの英作文実践講義』です。
『コーパス・クラウン総合英語』は「話す」「書く」ために自然な例文がたくさんありますから、本書で知識を深められるでしょう。
『大学入試 基礎からの英作文実践講義』では、「enough to do」が英作文でどのように問われるのか、またどこでニアミスしやすいのか、などを集中的に学べます。
本書は薄いながらも、英作文の基本から学べますから、英作文の初心者から中級者までオススメできるのです。