インターネットの普及し、「書くこと」の重要性が高まっています。英語で意見を発信したいというかたも多いかもしれません。
TwitterなどのSNSで著名人でなくても、意見を手軽に発信できるようになってますから、この流れはさらに強くなるでしょう。
読まなければ、書いた意味がありません。読まれるためには「英語ライティング」の型を身につける必要があるのです。
その理由は、アメリカでは教育を受けた人はみなさん、書く訓練をうけているため。ライティング型を習得しているのです。
「ライティングの型」に則ってないものは、アメリカ人にとって読むのが苦痛。内容うんぬんよりも、型にそっていないと読まれないのです。
【英語ライティング】
・英語ライティングには型がある
・ルールに則ってないと稚拙な印象を与える
だから日本人が「英語ライティング」を磨くには、第一に型を学ばなければなりません。
日本語ライティングと英語では型が違う
→英語ライティングルールの学習が必須
型を学ぶのにおすすめの「英語ライティング本」が『「英語モード」でライティング』
そこで当記事では『「英語モード」でライティング(著:大井 恭子)』について紹介します。
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目次(クリックでジャンプ)
本書のココがおすすめ
『「英語モード」でライティング(著:大井 恭子)』のおすすめな点を紹介します。
「英語ライティング」書き方がわかる
『「英語モード」でライティング』を読むと、「英語ライティング」書き方がわかります。
しかも日本人がよくやりがちな誤った「英文ライティング」を参照しながら、ていねいに解説しているのです。
たとえば、日本人の英文は最後まで読まないと、「その主張」がわからない英文を書きがち。
でも「英語ライティング」では“最初に”主張を書かなければなりません。
本書では、この日本語と英語の論理の運び方の違いについて次のように述べています。
英語は「直線の論理」で貫かれている文体的特徴を持っていて、日本語は外から回りまわっていって、やっと核心に届く「渦巻き型」特徴
渦巻きの中心を見ないと主張がみえない、つまり、最後を見ないと主張がわからないのです。
これが英語ライティング書き方。この型にそわない英作文は、英検でもTOEFLでも減点の対象になります。
まして、TwitterなどのSNSで書いたとしても読まれません。「英語の書き方」のルールを守っていませんから。
日本人の弱点を集中的に解説!
日本人が間違えやすい、英語ライティングについて、『「英語モード」でライティング』では丁寧に解説してあるのです。。
たとえば、日本語ではよく主語が省略されますよね。この日本語モードのまま、英作文してしまうために日本人は「主語」に無頓着になりがちなんです。
すると、主語が「I」ではじまる英文を連続して書いてしまいます。これは英国圏のひとに稚拙な印象を与えてしまうのです。
日本語でいうと、文末表現が「です」の羅列だと、文章が幼稚な印象を与えますよね。この感覚に近いかもしれません。
日本語同様、英語も同じ表現が連続することを嫌います。読んでいて退屈ですから。
本書でも、主語を「I」以外のものにする秘訣をつぎのように紹介しています。
I have two brothers.
→ In our family, there are…
I like….→ My hobbies include….
I like….→… are my favorite authors
このように主語を「I」以外のものにできれば、読みやすく、退屈されない英作文を作れるのです。
洗練されて英作文を書ければ、TOEFLや英検のライティングの点数アップもできるでしょう。
アイデア発想法が学べる
『「英語モード」でライティング』ではアイデアの発想法も学べます。
英作文を書こうとして机についたけど、どうまとめていいのか迷ったりしますよね。
そんなとき、本書に書いてある「リスティング」を取り入れるといいかもしれません。
リスティングは日本語の文章を書く際にしたことがあるでしょう。いわゆる箇条書きのこと。
書く内容に関連したことを、ガシガシと箇条書きしていくのです。
書き出したあとは、本書では次のように述べられています。
関係するものをひとまとめにしたり、ふさわしくないものを消したり、逆に足りないものを新たに加えたりして、構想を練ってみることです。
本書では、「仮課題」をもとに実際にリスティングを実演してみせます。
こんな人に本書はおすすめ
『「英語モード」でライティング(著:大井 恭子)』がどのような方におすすめか紹介します。
一冊めの「英語ライティング本」に
『「英語モード」でライティング(著:大井 恭子)』は、一冊めの「英語ライティング本」としておすすめ。
前述したように日本人が間違えやすいところを重点的に学べるためです。また新書だから、薄くて、ぎゅっとエッセンスがつめこまれているところもオススメポイント。
薄いから、英語初心者でも挫折せずに取り組めるでしょう。
『「英語モード」でライティング』
・薄いのに、内容は濃い
・薄いから、挫折しない
ビジネスの「英語ライティング本」として
ビジネスで「英語ライティング本」が必要なかたの一冊めにおすすめできます。
ビジネスではとにかく間違えがないようにすることが重要。そのため本書で型を身につけ、客観的で論理的なライティングを学ぶ必要があるでしょう。
また本書の後半では、洗練された英作文を書くための秘訣も書かれてあります。この点からも、ビジネス の「英語ライティング本」としておすすめ。
ビジネスではやはり「稚拙」な文章は嫌われます。稚拙な英文を書いていると、「この人に仕事をまかせられるのか」と心配になってしまうことでしょう。取引のチャンスも失ってしまうかもしれません。
『「英語モード」でライティング』
・論理的な英文の書き方がわかる
・わかりやすい文章の書き方がわかる
・ビジネスで恥ずかしくない英文が書ける