この記事では「more and more」の意味・例文・言い換えを説明します。
この「more and more」ってよく使われている表現ですが「意味・使い方」が難しいですよね…ニアミスしやすいんです。
英作文でもよく出題される表現ですが、「進行形にすべきか?」や「the number ofの書き換え方法」など悩んでいる方もいるかもしれません。
この点「more and more」は「使い方のコツ」がありますから、それさえ理解できればミスが減らせるのです。
この記事では例文から「more and more」のポイントが学べますから、しっかりと理解できますよ。
では「more and more」の例文から学んでいきましょう。
目次(クリックでジャンプ)
「more and more」の意味は「数が増えている」|英語
「more and more」の使い方・意味を、例文から学んでいきましょう。
「more and more A are Ving」の意味は「VするAが増えている」となります。
「more and more people」の例文・意味
「more and more people」の例文をみていきましょう。
More and more Japanese people are shopping on Amazon.
アマゾンで買い物をする日本人が増えています。
上の例文のように「more and more A are Ving」の形で使われることが多いです。
また、この「A」には「人・モノ」が置かれ、Aの数が増えていることを表します。
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「more and more + 名詞」の使い方・名詞・進行形
「more and more + 名詞」の使い方で注意が必要なところは、「名詞」にあります。
具体的には名詞が可算名詞か、不可算名詞かによって、あとに続く動詞が異なるのです
「more and more + 可算名詞 + are Ving」
上の例文のように、「more and more」のあとに「可算名詞」が置かれた場合は、つづいて「are Ving」がおかれます。
More and more Japanese people are shopping on Amazon.
アマゾンで買い物をする日本人が増えています。
「可算名詞」の「people」が置かれていますから、続いて「are Ving」を書かなければなりません。「is」と書かないように注意しましょう。
「more and more + 不可算名詞 + is Ving」
「more and more」のあとに「不可算名詞」が置かれた場合は、つづいて「is Ving」がおかれます。
例文をみていきましょう。
More and more information is being leaked about the software.
このソフトウェアについては、ますます多くの情報がリークされています。
「不可算名詞」の「information」が置かれていますから、「is Ving」を書かなければなりません。
「more and more」は進行形(通例)
「more and more」の動詞は進行形で書かれるのが一般的です。
上記例文でもすべて、「is」・「are」のあとは「Ving」が置かれています。
「数が増えている」を英語では?
前述のように、「数が増えている」を英語でいうには「more and more」が使えます。さらに例文を読んで、理解を深めていきましょう。
More and more shoppers are picking Apple Watch.
Apple Watchを選ぶ買い物客が増えています。
「可算名詞」の「shopper」がありますから、複数形の「s」をつけて「shoppers」にしてあります。
繰り返しますが、「more and more」を使うときには、「名詞」が「可算名詞」かどうかに注意が必要です。それによって、「is」をつかうか「are」を使うかが決まりますから。
「More and more」の言い換え
「More and more」の言い換えは「the number of」でできます。
この言い換えは英作文・英文法問題でよく問われますから、覚えておくといいでしょう。
では前述した例文を「the number of」で言い換えていきます。
The number of Japanese people shopping on Amazon is increasing.
= More and more Japanese people are shopping on Amazon.
アマゾンで買い物をする日本人が増えています。
上の例文でケアレスミスしやすいのは「is・are」の動詞の活用です。
「The umber of A」は「Aの数」という意味のため、単数扱い。よって「is」を使います。
いっぽう「more and more A」は「A」の名詞が複数形か不可算名詞かどうかで「are」か「is」を使うかが決まるのです。
なお「more and more」の英語表現については、【1分ガイド】the number ofー例文・言い換え・意味・複数形?でくわしく解説しています。
「the number of」は動詞の活用に注意
前述のように「the number of」は動詞の活用に気をつけなければなりません。
理解を深めるため、例文で理解を深めていきましょう。
The number of shoppers picking Apple Watch is increasing.
= More and more shoppers are picking Apple Watch.
Apple Watchを選ぶ買い物客が増えています。
上の例文でも「shoppers」という複数形に引きづられて、「The number of shoppers」の動詞を「are」にしないよう注意が必要です。
「The number of A」は単数扱いですから動詞は「is」を使わなければなりません。
「比較級+and+比較級」
上の例文では「比較級+and+比較級」のあとは「名詞」でしたが、他にも「形容詞・副詞」を置くことができるのです。
比較級を作るとき「more+原級」になる場合、語順が「more and more+形容詞(副詞)」になります。
この語順になる「形容詞・副詞」はたとえば、「eager」「expensive」「easily」などが挙げられるでしょう。
以下では、この語順が「more and more+形容詞(副詞)」になるものについてみていきます。
「more+and+more+形容詞」の例文・意味
「more+and+more+形容詞」の意味は、「ますます[形容詞]」です。
「more+and+more+形容詞」の例文をみていきましょう。
It is getting more and more difficult to get vaccination appointments.
ワクチン接種の予約を取るのが、ますます難しくなってきています。
「more+and+more+副詞」の例文
「more+and+more+副詞」の意味も、「ますます[副詞]」です。
「more+and+more+副詞」の例文をみていきましょう。
People can find information on the internet more and more easily.
人々は、ますます簡単にインターネットで情報を見つけることができるようになりました。
「more and more」を文末に?
副詞は品詞のなかでも、書かれる位置が自由に変わります。
よって、上の例文のように「more+and+more+副詞」が文末に書かれることがあります。
「more and more」がわかる「英語参考書」
「more and more」がわかる「英語参考書」は『竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本』と『ジーニアス総合英語』です。
「数が増えている」を英語で伝えるための表現をたくさん学べます。また学習者が間違えやすいポイントをまとめていますから、効率的に学べるでしょう。
いっぽう『ジーニアス総合英語』は「more+原級」をつかう英単語について詳しいです。
「more and more」+「名詞・形容詞・副詞」の例文が豊富ですから、理解をさらに深められるでしょう。