この記事では「so as not to doはなぜこの意味なのか?」を説明します。
また「so as not to do」の言い換え・使い方を、例文をまじえて解説します。
例文がたくさんありますから、イメージしやすいでしょう。
この「so as not to do」って、よく英語長文でみかける表現ですが、ちょっと長くて構造がわかりづらいですよね…。
また、「so as not to do」の言い換え方や、どの表現を使えば適切かどうか、が気になる人もいるかもしれません。
でも「so as not to do」は訳し方のコツがありますから、覚えるだけで「英文」が読みやすくなるでしょう。
また「so as not to do」の言い換えも「型」がありますから、型を覚えるとスラスラ書けるようになるのです。
では、記事の例文から「so as not to do」の「型」と「コツ」をみていきます。
-
Santaアルク
リスニング力を短期間で伸ばす。無料で試してみる
-
スピークバディ
スピーキング練習で発音矯正!公式サイトはこちら
-
トーキングマラソン
スマホでできる英会話トレーニングアプリ2週間無料でお試し!
目次(クリックでジャンプ)
「so as not to」の使い方
「so as not to」の使い方を以下みていきましょう。
まず「so as not to」の意味を理解し、例文をみながら理解を深めていきます。
「so as not to」の意味
「so as not to」の意味は「〜しないように」です。
「to以下」に「〜しない」ことがらが書かれます。
I hurried so as not to miss the bus.
バスに乗り遅れないように急いだ。
上の例文でも「to」以下をみると、「〜しない」ことが書かれているのです。
「so as not to」のなぜ?
「so as not to」はなぜ「〜しないように」という意味になるのでしょう。
この点、まず「so as to」が不定詞の副詞用法で「〜するために」という意味になることをおさえる必要があります。
その不定詞の副詞用法「〜するために」を「否定」するために「to」の直前に「not」をいれて「否定」を表しているのです。
「so as not to do」の例文
「so as not to do」の例文をみていきましょう。
I kept quiet so as not to wake the baby.
私は赤ん坊を起こさないよう、静かにしていました。
I woke up early so as not to be late for work.
わたしは仕事に遅れないよう、早起きしました。
上の例文でもわかるように「〜しないように」は生活でよく使う表現でありますから、しっかりと覚えておくといいでしょう。
「〜しないように」の英語例文
「〜しないように」の英語例文をさらにみていきます。
We whispered so as not to frighten the animals.
わたしたちは動物たちを驚かさないよう、ささやき声で話した。
I spoke to her kindly so as not to make her feel uncomfortable.
わたしは彼女を不快にさせないように、優しく話しました。
「〜しないように」の英語に「not to」
「〜しないように」の英語に「not to」をつかえる場面は限られますから、よりフォーマルな表現「so as not to」を使う方が無難です。
とくに英作文では減点されやすいところなので、しっかりと覚えておきましょう。
「so as not to」の書き換えー例文
「so as not to」の書き換えは「in order not to」でできます。
上で紹介した例文を書き換えていきましょう。
I kept quiet so as not to wake the baby.
=I kept quiet in order not to wake the baby.
私は赤ん坊を起こさないよう、静かにしていました。
I woke up early so as not to be late for work.
=I woke up early in order not to be late for work.
わたしは仕事に遅れないよう、早起きしました。
上の例文でわかるように「so as not to」も「in order not to」も英文の構造は似ていますから、イメージしやすいですね。
「so as not to」の言い換え・類義語ー例文
「so as not to」の言い換え・類義語の例文をさらにみていきましょう。
We whispered so as not to frighten the animals.
=We whispered in order not to frighten the animals.
わたしたちは動物たちを驚かさないよう、ささやき声で話した。
I spoke to her kindly so as not to make her feel uncomfortable.
=I spoke to her kindly in order not to make her feel uncomfortable.
わたしは彼女を不快にさせないように、優しく話しました。
I hurried so as not to miss the bus.
=I hurried in order not to miss the bus.
バスに乗り遅れないように急いだ。
「so as not to」も「in order not to」も「to」の前に「not」を置くのは共通していますから、覚えやすいですね。
「so as not to/in order not to」の違い
「so as not to/in order not to」の違いは「in order not to」のほうがややフォーマル、堅い表現だという点にあります。
英語新聞の記事で「so as not to/in order not to」の検索数の違いを調べると、英字新聞では以下のように「so as not to」の使用のほうがより使用されているようです。
【英字新聞の「so as not to」検索数】
→ 約 270,000 件
【英字新聞の「in order not to」検索数】
→ 約 72,500 件
検索ヒット数をみてわかるように、どちらもよく使われる表現ですから、うまく書き換えができるようにしておくといいでしょう。
「so as not to」がくわしい参考書
「so as not to」がくわしい参考書は『大学入試 基礎からの英作文実践講義』と『コーパス・クラウン総合英語』です。
『大学入試 基礎からの英作文実践講義』は「so as not to」を書くうえで注意すべき点が、コンパクトにまとめてあります。
本書で大学入試の英作文対策を効率的にこなせますからオススメです。1冊目の英作文対策本としていいでしょう。
『コーパス・クラウン総合英語』は「so as not to」の例文が豊富ですから、理解をより深められます。
索引がひきやすく、学生や社会人の英語勉強のこまったときの参照用として重宝するでしょう。
本書をひけばわからないことがないくらい網羅性があり、英語勉強の力強い相方になりますよ。