みなさん、「most」「most of」の違いや使いわけがわかりますか?
ここ、英作文や英文法でよく問われるにもかかわらず、ケアレスミスが多いポイントなんです。覚え方はカンタン。ポイントがわかればすぐに覚えられます。
そこで当記事では、「most」「most of」の違い・意味・例文をくわしく説明していきます。
目次(クリックでジャンプ)
「most people」の意味
「most people」の意味は「ほとんどの人」です。例文をみていきましょう。
Most people criticize him behind his back.
ほとんどの人が、陰で彼を批判しています。
【「most people」の意味】
→ 「ほとんどの人」
「most」と「most of」の違い・意味
「most」と「most of」の違いは、あとに続く「名詞」が異なるところ。
「most of」のあとには、特定の集団が置かれなければなりません。よって、「most of people」とは書けませんので、注意が必要です。
(○) most of the people
(×) most of people
「most of the people」は「the」で特定していますから、使えます。
「most of the people in the park」のように「the」が置かれるとき、「people」を形容する英文が置かれることが多くあります。
この英文では「in the park」で「people」を形容していますね。
また、「most of the people who〜」のように、関係代名詞で「people」を制限するのもよくみられるのです。
【「most」と「most of」の違い?】
→ 「the」の有無に違いがアリ
→ (○) most of the people
「Most of people」は間違い
前述のように「most of people」は間違いです。正しくは「most of the people」になります。
「most people」と「most of people」のどちらか正しいか選択する問題は頻出ですから、覚えておきましょう。TOEICで・英検・大学入試でも幅広く問われる問題です。
「Most of the」の意味
「Most of」の意味は、特定の集団や物を指します。例文をみていきましょう。
Most of his books are novels.
彼の著書のほとんどは小説です。
上の例文のように、「most of」のあとには「the」が書かれるとは限りません。
上の例文では、特定するために「his」が置かれています。
「his」で特定していますから、「most his books」とは書けません。文法問題でよく出るので注意しましょう。
【「Most of」のあとは?】
→ 「the」だけではない
→ 「his」や「my」もアリ
「Most」「most of」の違いがわかる英語参考書
「Most」「most of」の違いがわかる英語参考書は『竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本』です。
本書では、「most」の使い方だけでなく、「some people」や「a lot of people」の使い分けなどを学べます。