みなさん、『英語の読み方(北村 一真著)』の内容や書評が気になりませんか?
『英語の読み方』は2021年の話題英語本のひとつですから、どのような本か気になる方も多いでしょう。
そこで当記事では、『英語の読み方(中公新書)』の書評・おすすめ点・対象者を紹介していきます。
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目次(クリックでジャンプ)
『英語の読み方(北村 一真著)』のココがおすすめ
『英語の読み方』のおすすめなところを紹介していきます。
SNS英語学習の秘訣:ネイティブ感覚を身につける方法
『英語の読み方』の魅力はsns英語を学習できるところにあります。
なかなかSNSの英語を論理的に勉強できる本はすくなく、希少な本といえるでしょう。
SNS英語はくだけた英語で書かれているから、説明のしようがないと思ういるかもしれません。
でも、本書では学校で習う「英文法」を通して、ていねいに「SNS英語の読み方」を解説しています。
SNSといえど、英文法のパターンをつかい、英文が組み立てられていることを本書でわかりますから、「英文法がいかに大切か」を再認識させてくれるのです。
本書ではたとえばスティーブン・キングのツイートをつぎのように取り上げています。
Truth is to Trump what kryptonite is to Superman.
訳は以下のとおり。
トランプにとっての真実とは、スーパーマンにとってのクリプトナイトのようなものだ。
上の英文も学校で習う英文法(A is to B what C is to D「AとBとの関係は、CとDの関係と同じだ」)で説明がつきます。
このようにSNSの「生きた英文」を「学校で習う英文法」で簡潔に説明するとこに本書の魅力があるのです。
なお、引用した英文は本書でも簡単レベルの英文。本書では長文や複雑な英文も取り上げられていますから、SNS英語の学習にぴったりでしょう。
【『英語の読み方』の魅力】
→ SNSの面白い英文で学べる
→ 生きた英文を読むコツがわかる
ニュース英語を簡単に学べる!実践的な英語学習法
ニュース英語の「勉強本」として、『英語の読み方』はおすすめできるのもその魅力。
本書でジャーナリズムでよく使われる言い回しや特徴が学べるから、英字新聞に接続しやすいんですよね。
たとえば本書は、英字新聞の「見出し」を例に解説してあります。
「見出し」は記事の内容を端的に紹介しなければならず、情報密度が高く、ネイティブでも読み間違いが頻発するところ。
この「見出し」を正確に読む前提として、3つの特徴を説明しています。そのうちの2つが以下。
・時制は基本的に現在時制を用いるため、過去のことも現在時制で表現する。
・通常は前置詞を使って組み立てるような名詞句も単純に名詞を重ねて表現することがある。
このように英字新聞・英語圏ニュースを読むうえで前提となる知識や、そこでよく使われる文体や表現を学べるのが本書の特徴といえるでしょう。
【『英語の読み方』の魅力】
→ ニュース英語を読むコツがわかる
『英語の読み方』が勧める「英字新聞」
『英語の読み方』で英字新聞の読み方を学んだあとは、『The Japan Times Alpha』で実際に英字新聞を読んでみるといいでしょう。
『The Japan Times Alpha』は語句の丁寧な解説があったり英語音声が聞けたりしますから、英字新聞がはじめての方も理解しやすいのがその魅力です。
本書でもつぎのように『The Japan Times Alpha』について書かれてあります。
難しい語句には注釈があり、記事も通常の英字新聞より短めのものが多いため、読むことに少し苦手意識があるという人でも入っていきやすいでしょう。
小説英語の「勉強本」
小説英語の「勉強本」としても『英語の読み方』はおすすめです。
ジョージ・オーウェル『1984年』やエドガー・アラン・ポー『黒猫』などの名作から読み方が学べるため、文学をたのしみながら学習できるでしょう。
【『英語の読み方』の魅力】
→ 文学から英語精読が学べる
中公新書『英語の読み方』書評|英語学習に役立つ本の魅力
『英語の読み方』の書評を以下では紹介していきます。
『英語の読み方』レビュー|読書猿が語る本の評価と学習法
『英語の読み方』を読書猿氏はつぎのようにツイートされています。
北村一真 先生『英語の読み方』(中公新書)をご恵投いただきました。
— 読書猿『独学大全』13刷24万部(紙+電書) (@kurubushi_rm) March 24, 2021
ありがとうございます!
語弊がありますが「新書でここまでやっていいの?」という本です。
英語本市場どうなってしまうの? というくらいのインパクトがあります。 pic.twitter.com/6qt4qYRFg0
このように一般的な新書とは違い、『英語の読み方』の情報量は多く、本格的な英語学習本となっているのです。
本書は新書と思えないくらい英文量が多いため、演習がたくさんつめるでしょう。
【『英語の読み方』の魅力】
→ 新書と思えない本格的な英語本
→ 情報量が多く、たくさん学べる
英語精読を学べる本|『英語の読み方』の教材としての強み
『英語の読み方』は英語精読の教材としておすすめできるでしょう。
というのも、前述のように本書をつうじて、ニュース・SNS・小説・論文などのさまざまなタイプの英語の読み方が学べますから。
本書で「精読」を学べるのはもちろん、本書通読後はみなさんの好きな分野の英文を読みやすくなるでしょう。
さらにつぎのように独学者が「精読」をどのように学習するコツについても学べるます。
独学者にとって宝の山である各種サイトの活用法や、ネイティブでも間違えやすい表現など、「さらに上」を目指す人へのガイドも満載。
本書でも以下のように英語の基礎が身についたら、興味のある英文を読むことを推奨しているのです。
どんどん興味のあるものに取り組んでいきましょう。新聞でも雑誌でも洋書でも、躊躇せずに挑戦してみることをお勧めします。
『英語の読み方』がオススメの人|英語学習初心者から上級者まで
『英語の読み方』のどんな人にオススメか、以下で紹介していきます。
社会人向け英語精読書|『英語の読み方』で学ぶ実践的な英語力
英語精読の参考書【社会人向け】として、『英語の読み方』はおすすめ。
本書で小説やニュースの英語から精読を学べますから、社会人でも興味がもちやすいかと思います。
本書で「ニュース英語」を読むコツがわかりますから、つぎの学習(英字新聞やCNN)に繋げやすいの魅力といえるでしょう。
英字新聞は前述したように『The Japan Times Alpha』が英語学習しやすいつくりになったいますからオススメです。
英語学習のブランクがある方には、本書は難しいと感じるかたもいるかもしれません。この点、本書でおすすめされているのが『英文法基礎10題ドリル』と『英文読解のオキテ55』。
英語学習ブランクがありすぎて不安という方は上の参考書で学習しておくと、本書が読みやすくなるでしょう。
【『英語の読み方』の魅力】
→ 社会人でも興味がもてる英文
→ 教養が身につく英文が豊富
TOEIC対策に役立つ英語精読書|『英語の読み方』でスコアアップ
英語精読の参考書【toeic対策】としても『英語の読み方』はおすすめです。
本書でさまざまなタイプの英文の読むコツがわかりますから、英語のリーディングスピードをあげる効果があります。
TOEICのリーディングパートで時間が足りない方にぴったりでしょう。
たしかに本書で取り上げられる英文のレベルは、TOEICの英文レベルよりも高いかもしれません。
でもTOEICのスコアは、TOEICの勉強ばかりしていても伸び悩みやすいのです。
とくに800点前後の方は本書で、さまざまな英文を読むことでその壁を突破しやすくなりますよ。
【『英語の読み方』の魅力】
→ 英語リーディングスピードUP