この記事では「provided(ing) thatの違い・意味」を説明します。
この「provide」は動詞で使われるの一般的。でも「provided that」の形で接続詞としても使われますから、判別が悩ましいですよね…。
また「providing that」との違いが気になる人もいるでしょう。
でも「provided(ing) that」が、動詞か接続詞かの判別は「コツ」がわかれば、スッキリ判別できるようになるのです。
この記事ではその「コツ」がわかれば、英語長文でも英作文でもニアミスが減らせるでしょう。
それでは記事で「provided(ing) that」のコツ・ポイントを例文から学んでいきましょう。
-
Santaアルク
リスニング力を短期間で伸ばす。無料で試してみる
-
スピークバディ
スピーキング練習で発音矯正!公式サイトはこちら
-
トーキングマラソン
スマホでできる英会話トレーニングアプリ2週間無料でお試し!
目次(クリックでジャンプ)
「Provided that」の意味・用法・使い方
「Provided that」の意味を確認していきましょう。まず「Provided that」の例文を挙げます。
I will go provided that you go.
あなたが行くのであれば、私も行きます。
「Provided that」の意味は「〜という(条件)ならば」になります。「Provided that」は「条件」をあらわす際に使われるのです。
「Provided that」の節は、副詞節として働きます。
「Provided that」の用法
「Provided that」の用法は接続詞になります。「provide」を「供給する」という意味で訳しても英文となじまないとき、この「接続詞」の用法を疑うといいでしょう。
「Provided that」の使い方
「Provided that」の使い方を例文をもとにみていきましょう。
You may borrow my pen, provided that you keep it clean.
私のペンを汚さないのなら、借りてもいいですよ。
= きれい使うのを条件に、私のペンを借りてもいいですよ。
上記のように「provided that」の使い方としては、後に「SV」が続くのです。意味は「SVという条件で〜」になります。
「providing that」は仮定法?
「providing(provided) that」は「仮定法」よりも、「条件」をあらわす時につかわれます。
「suppose(supposing)」は仮定法?
いっぽうで「suppose」は「仮定」を表現します。
「provided」と「suppose」は似ている表現ではありますが、このようにニュアンスが異なるといえるでしょう。
「Providing that」の意味
「Providing that」の意味は「Provided that」と同じなので、書き換えが可能です。例文をみていきましょう。
I will go providing(provided) that you go.
あなたが行くのであれば、私も行きます。
このように、「providing」と「provided」は書き換えが可能です。また「providing(provided) that」の「that」はよく省略されます。
Provided that・providing thatの違い
Provided that・providing thatの違いはどこにあるのでしょう?
この点、「SVという条件で〜」という意味では同じですが、好まれる表現かどうかという点が違います。
「Provided that」のほうが英米では好まれる表現で、洋書でも頻出なのはこちらの表現。
グーグル検索の「ニュース」の項目でふたつの検索数を比べたところ、つぎのような検索数になりました。
【Provided that・providing thatの検索数】
①「Provided that」
→ 393,000件
→ 3倍以上の使用数
②「providing that」
→ 95,300件
上の結果のように「Provided that」のほうが3倍以上つかわれる回数が多いです。
やはり「Provided that」のほうが好まれる表現。
ただし「providing that」がまったく使われないということではなく、英字新聞・洋書ともに使われているのを目にします。
Merriam Websterでも次のように書かれているのです。
Providing vs. Provided: Usage Guide
Although occasionally still disapproved, providing is as well established as a conjunction as provided is. Provided is more common.
このように、「Provided」のほうがより一般的と書かれています。
「Providing that」がくわしい「参考書」
「Providing that」がくわしく解説されている参考書は、『英文法総覧』と『「読む」ための英文法』です。
2つともに例文が豊富ですから、知識をさらに深められるでしょう。『「読む」ための英文法』は大学入試の例文から「Providing that」が学べます。