中年オヤジの嫌な部分が詰まったようなボージャックホースマン
ボージャックホースマンは自己嫌悪が強く、アルコール中毒で人と親密な関係が築くことができない馬の俳優です。そんな彼の悲哀のある生活を、ユーモラスに描くネットフリックスオリジナル作品。
シーズン1において、彼の気がかりは彼が主役の昔の作品「馬鹿騒ぎ」を見ることだけ。そんな忘れ去られたハリウッドの落ちぶれたスターを笑いを交えて、時には皮肉的に描いています。
そんなボージャックはどこか斜に構え、社会を批判的に観察している。他の人に対しても、皮肉を込めて嫌な受け答えを繰り返す。そんな皮肉屋の彼を見続けると、どこか憎めなくむしろ愛着さえ抱いてくる。彼の哀愁ある仕草がその原因なのかもしれない。
ボージャックはステレオタイプな中年白人そのもの、顔は馬だけど
彼を見ていると、現代のステレオタイプな中年の白人のよう。彼は中年太りでベルトにおなかがのっていて、夢や希望もなく恋愛にもどこか冷めている。
しかし、見た目や中身は中年おじさんのようだが、頭は馬。視聴を続けていると、様々な動物がホースマンのように話すが、もはやそのようなことは気にならなくなってくる。
なぜなら、顔は動物だが、中身は私たちの周りにいる、どこにでもいる人たちだから。またなぜ馬や猫などの動物が話すのか?などについてはほとんど言及されない。視聴を続けていると、人種が違う人たちが暮らす現代アメリカを描写しているようさえ感じられた。
英語の勉強にもオススメ
英語のスピードはナチュラルで早すぎなくて英語の勉強に向いていると感じました。また、様々なキャラクターが登場するので、使われている語彙も幅広くカバーしている。
私はこの作品をシャドーイングして、英語力が飛躍的にアップしました。ネットフリックスは英語字幕があるので、勉強しやすいですよ。