みなさん、say、tell、talk、speakの違い・使い分けって難しいくないですか?
ココ、日本人が間違えやすいポイント。ここを理解することなしに、流暢に英会話・ライティングはできません。
【say、tell、talk、speakの違い・使い分け】
→ 英会話で、この使い分け大切
→ 英語試験でもよく問われる
この点say、tell、talk、speakの違い・使い分けを理解するには「文型の違い」に焦点を合わせると、すらすら理解できるでしょう。
そこでsay、speak、tell、talkの区别について、「例文」をまじえてくわしく解説していきます。
目次(クリックでジャンプ)
tellとsayの違いは「文型」
「tell」と「say」の違いは文型にあります。
tellの直後、that節は×
tellは直後にthat節が使えませんが、sayの直後にはthat節が置けます。
また「tell」は「誰に」言うかに重点があり、目的語に「誰」にあたる名詞が置かれる傾向にあります。
例文を見ていきましょう。
【tellの文型】
① I told him.
私は彼に言った。
② I told him the truth.
私は彼に本当のことを言った。
③ I told him that he was wrong.
私は彼が間違っていると言った。
【誤ったtellの使い方】
(×)I told.
(×)I told that he was wrong.
tellはSVの文型では使えません。この点「say」はSVの文型でつかえます。
【tellの特徴】
→「だれに」言うかに重点
→ ほぼ「誰に」言うかを明記
【第1文型がつかえるかどうか】
→ tellは第1文型(SV)が×
→ sayは第1文型(SV)が○
sayの直後はthat節○
sayの直後はthat節が使えます。例文をみていきましょう。
【sayの文型】
① I said, “he’s ill”.
私は「彼は病気だ」と言った。
② I said goodbye to him.
私は彼に別れを告げた。
③ I said what I wanted.
私は自分の欲しいものを言った。
④ I said that he was tall.
私は彼が背が高いと言った。
→ 「say」はthat節つかえる
【sayの誤った使い方】
(×)I said him.
(×)I said him that
sayの直後には、「誰に」あたる目的語が置けません。ここがtellとの違いといえます。
ここからsayは「誰に」対して話すかよりも、「何を話すか」に力点がかかっていると言えるでしょう。
【tellとsayの違い】
① tellは「誰に」言うかが大切
→ ほぼ「誰に」言うかを明記
② sayは「言う内容」が大事
→「誰に」言うか、なしでもOK
say,speak,tell,talkの「区别」
tell,talk,say,speakの違いは大きく分けると次のようになります。
【say・tellグループ】
→「誰」「何を」を強調
【talk・speakグループ】
→「話す」「しゃべる」動作に力点
前述ようにsay、tellは「誰に言うか」、「何を言うか」に力点がありました。
いっぽうでtalk,speakは「話す」「しゃべる」という行為に力がかかっています。
say,speak,tell,talkの文型
that節をとれるsayとtellとは違い、speakとtalkはとれません。ここが「say,speak,tell,talk」の文型の違いといえるでしょう。
speakのあとの目的語はよく「言語」が置かれます。例文をみてみましょう。
・I speak Japanese.
私は日本語を話します。z
→ Japanese = 言語
speakとtalkの語法
speakとtalkはほとんど同義。すこしspeakのほうがフォーマルな印象があると言えるでしょう。
ただしspeakとtalkの語法には少し違いがあります。例文をみていきましょう。
【speakとtalkの語法】
① I spoke with him yesterday.
② I talked with him yesterday.
昨日、彼と話しました。
【speakとtalkの違い】
(○)I speak Japanese.
(×)I talk Japanese.
「talk」のあとに「言語」は置けないため、この点、注意がひつようです。
【「talk」の目的語】
→ 「言語」は置けない
say,tell、talk、speakの使い分け
say,tell、talk、speakの使い分けは、「何を伝えたいのか」や「どの文型か」などから、決めなければなりません。
上記の例文をもとに、使い分け・違いのイメージを深めましょう。
前述のようにsayとtellは「何を言うか」「誰にいうか」を強調します。
いっぽう、talkとspeakは「話す」「しゃべる」という行為そのものに力点があるのです。
say、tell、talk、speakの違いに詳しい参考書
「say、tell、talk、speakの違い」に詳しい参考書は『大学入試英作文実践講義』です。
大学入試の問題から、「say、tell、talk、speakの違い」を学べます。実践的に鍛えられるといえるでしょう。
大学入試だけでなく、この違いは英検・TOEFLでも頻出ですから、本書で理解を深めるといいでしょう。