【3分ガイド】関係代名詞|接続詞thatの省略・見分け方・例文・意味

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みなさん「関係代名詞、接続詞that」の省略について、理解できていますか?

「関係代名詞that」と「接続詞that」の省略は、英文法問題でも英語長文問題でも頻出のところ。

【関係代名詞・接続詞thatの省略】
→ 英文法問題でよくでる
→ 洋書でも頻出

でも、ここのパート苦手としている人が多いんですよね。

そこで当記事では、「接続詞that」の省略ができる場合かどうか、「関係代名詞that」の省略ができる場合かどうか、について説明していきます。

例文がたくさんありますから、理解しやすいですよ。

「接続詞that」の意味

「接続詞that」の意味は「…ということ」で、名詞と同じ働きをします。「接続詞that」は主語、目的語、補語になりえるのです。

【「接続詞that」の働き】
→ 主語、目的語、補語

「接続詞that」の省略

「接続詞that」は省略がよくなされます。

「接続詞that」は話しことばで頻繁に省略され、また、よく使われる動詞(believe,hope,say,thinkなど)でも省略されると言えるでしょう。

以下では、「接続詞that」は省略をみていき、理解を深めていきます。

「接続詞that」の省略(中学でもわかる例文)

I think (that) you are right.
あなたは正しいと思います。

【例文】接続詞thatは省略できる

接続詞thatは省略できることを、さらに例文をみながら確認していきましょう。

The trouble is (that) he eats too much junk food.
困ったことに、彼はジャンクフードを食べ過ぎてしまうのです。

上の例文では、that節は文中で補語として働いています。

that節が「補語」となる表現としては他にも、「The problem is (that)〜」、「The fact is (that)〜」、「The truth is (that)〜」などが挙げられるでしょう。

ほかのthat節が「補語」となる表現を知りたい方には、『コーパス・クラウン総合英語』が参考になりますよ。

【that節が「補語」となる表現】
→ The problem is (that)〜
→ The fact is (that)〜
→ The truth is (that)〜

【例文】「接続詞that」が理由を表すとき

「接続詞that」が感情の理由を表すとき、この「that」は省略されることが多いのです。

「接続詞that」が理由を表す際の例文をみていきましょう。

I’m happy (that) she’s coming to the party.
彼女がパーティーに来てくれるのはうれしい。

I’m sad (that) the story is ending.
物語が終わってしまうのが悲しい。

上の例文のように、人の感情を表す形容詞(happyやsadなど)のあとで「that」は使われ、感情の理由を表します。また、この「that」はよく省略されるのです。

【人の感情を表す形容詞の後のthat】
→ 感情の理由を示す

【that省略】分裂文での省略(強調構文での省略)

「thatの省略」は、分裂文でもされることがあります。

分裂文はよく強調構文とも呼ばれるため、この呼称のほうがなじみがありかたもいるかもしれません。

では、分裂文での「thatの省略」(強調構文での省略)の例文をみていきましょう。

It is his advice (that) you should follow.
あなたが従うべきなのは、彼の忠告です。

上の例文で、強調している部分は「his advice」で他動詞「follow」の目的語。

分裂文で「thatの省略」されるのは話しことばが多いと言われます。

that省略の見分け方

「that」の省略問題(that省略の見分け方)について、例文から学んでいきましょう。

【例文】「関係代名詞That」の省略を見抜く

「関係代名詞That」の省略を見抜くには、「名詞がふたつ続いた」ときに疑うといいでしょう。たとえば「名詞+SV」のような語順のときは】「関係代名詞That」の省略を疑わなければなりません。

「関係代名詞That」の省略の例文をみていきます。

This is the book I read aloud yesterday.
これが昨日音読した本です。

上の例文では名詞がふたつ続き「the book+I read」となっており、「名詞+SV」の語順になっていますね。

よって、この「the book」と「I read」のあいだに「関係代名詞that」が省略されているのです。

「関係代名詞that」を省略せずに書くと、つぎの例文になります。

This is the book that I read aloud yesterday.

この例文では「関係代名詞that」は関係詞節の中で、他動詞「read」の目的語の働きをしています。

このように関係詞節の中で、「関係代名詞that」が「目的語」の働きをする用法を「目的格の用法」というのです。

目的格の関係代名詞は省略されることが多いと言われます。

【関係代名詞that】
→「目的格の用法」では省略できる

【前置詞の目的語】の関係代名詞は省略できる

「前置詞の目的語」の関係代名詞は省略できます。例文をみていきましょう。

This is the residence hall he lives in.
これが彼が住んでいる学生寮です。

上の例文では、「hallとhe」の間に「関係代名詞that」の省略があります。また関係詞節の中で、「関係代名詞that」は前置詞の目的語として働いているのです。

「関係代名詞that」が省略されない場合の例文は、つぎのようになります。

This is the residence hall that he lives in.
これが彼が住んでいる学生寮です。

【関係代名詞that】
→「前置詞の目的語」のとき省略できる

【例文】thatが省略できない場合【「主格の関係代名詞」は省略×】

上記では、「関係代名詞that」は目的格の用法のとき「省略可能」であると学びました。

つぎに、thatが省略できない場合(「主格の関係代名詞」)の例文をみていきましょう。

I have a friend that knows the local area very well.
地元の地域をよく知る友人がいます。

上の例文では「that」のあとに「V+O」が続いています。

この「that」は「関係代名詞that」で、関係詞節のなかで主語として働いています。

このように、関係詞節の中で「主語」として働く関係代名詞の用法は「主格の用法」と呼ばれるのです。

主格の関係代名詞は原則、省略できません。

【関係代名詞that】
→「主格の用法」では省略できない

「that」の同格・関係代名詞の違い

「that」の同格・関係代名詞の違いについて疑問に思う人もいるかもしれません。

「that」の同格か、関係代名詞どうかで、英文の構造も違いますし訳も異なりますから注意が必要になります。

この点「that」の同格・関係代名詞の違いを見分けるには、thatのうしろが完全文ならば「同格」、不完全文であれば「関係代名詞」になるのです。

以下では、例文でこれを確認していきましょう。

thatの後ろが「完全文」は同格

thatの後ろが「完全文」の場合、同格になります。

例文をみていきましょう。

Many people are frustrated by the fact that smoking is banned in the building.
この建物内は禁煙であるという事実に不満を持つ人は多くいます。

上の例文の「thatの後ろ」では「smoking is banned」で文の要素はそろっていますから、完全文と判断できます。

そのため、この例文のthatは「同格のthat」になるのです。

【thatの後ろが「完全文」】
→ 同格のthat

thatの後ろが「不完全文」は関係代名詞

thatの後が「不完全文」の場合、関係代名詞になります。例文をみていきましょう。

This does not change the fact that you must face.
それでも、あなたが直視しなければいけない事実が変わるものではない。

上の例文は、thatの後ろで「他動詞faceの目的語」がありません。よってthatの後ろは不完全文となり、thatは関係代名詞と判断することになるのです。

【thatの後ろは不完全文】
→ 関係代名詞のthat

「関係代名詞・接続詞that」の省略が詳しい参考書

「関係代名詞・接続詞that」の省略が詳しい参考書は『ジーニアス総合英語』と『英語難構文のトリセツ』。

『ジーニアス総合英語』は「thatの例文」が豊富で理解を深めるには、うってつけの本です。

また網羅性があるから、どんなわからないことも『ジーニアス総合英語』で調べればすぐにわかるでしょう。英語初学者はもっていれば力強い味方となってくれますよ。

いっぽう『英語難構文のトリセツ』は、英字新聞や洋書でつかわれるような「関係代名詞・接続詞that」の解説があります。

本書は、英語上級者になるための「ポイントとなる構文」を詳しく解説してありますから、大学生や社会人にオススメです。また難関大志望者の「仕上げの一冊」、洋書を読む前の「確認の一冊」としても最適でしょう。

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