当記事では「some・others」の「訳し方・意味」を例文とともに解説します。
この「some・others」ってよく英文で使われてますよね。でも「訳す」のが難しいですよね…しかも「省略」が絡んできたりするのです。
しかも「英作文」で「some・others」をつかうとき、どの接続詞を使用するか、「and・but・while」のどれを使えばいいか、など悩むポイントが多いでしょう?
でも「some・others」の意味と書き方には「コツ」があります。
この記事で「some・others」の「コツ」を身につければ、正確に「読み書き」ができ、ニアミスもしなくなるでしょう。
では「some・others」の例文で説明していきます。
目次(クリックでジャンプ)
「some・others」の訳し方・意味
「some〜・othersー」の訳し方・意味は「〜な人もいれば、ーな人もいる」となります。
Some people like beef, and others like pork.
牛肉が好きな人もいれば、豚肉が好きな人もいる。
上の例文でも「some people」を「何人か」と訳しては意味がわかりません。
【「some〜・othersー」の訳し方】
→ 「〜な人もいれば、ーな人もいる」
「some・others構文」の特徴
some・others構文において、「some」は「いくつかの」という意味ではありません。
というよりは「割合」を表しているのです。そのため、「some」は「一部は〜」という意味になるのです。
Some events are more open to the public than others.
イベントによって一般公開されている程度に差がある。
【「some」の意味】
→ 数ではなく「割合」を表す
「some others」の省略
「some・others構文」では省略が起きることがよくあります。「省略が起きる理由」は繰り返しを避けるため。
「some others構文」で省略が起きた例文をみていきましょう。
Some people are healthy and others are not.
健康な人もいれば、そうでない人もいる。
上の例文では「healthy」が共通する語であるため、省略されているのです。
省略せずに書くと「others are not healthy」となります。
【「some others」の省略】
→ 共通の語句は省略される
「some・others」の接続詞
「some・others構文」の接続詞はさまざまあります。
たとえば「but/while」などが挙げられるでしょう。
以下ではそれぞれの接続詞ごとに、例文をみていきます。
「some + but + others」の意味・例文
「some but others」の意味は、とくに「but」の前後で「意味に差異」があるのを示しているんです。
さらに言うと「but」の「前の文と後ろの文」が対比の関係にあることを表しています。
「some + but + others」の例文をみていきましょう。
Some frogs are harmless, but others can be extremely harmful.
無害なカエルもいれば、非常に有害でありうるカエルもいる。
上の例文でも「無害カエルと有害なカエル」に対比の関係があるでしょう?
そのため「but」が使われています。
【「some + but + others」の語順】
→ 対比をあらわす
「Some while others」の意味・例文
「some + while + others」の意味は、「but」と同じように対比や差異を「while」は表します。
「some + while + others」の例文をみていきましょう。
Some people love Natto while others hate it.
納豆が好きな人がいる一方で、嫌いな人もいる。
上の例文でも「while」の前後に「納豆好き・嫌い」の対比があります。
そのため「while」が使われているのです。
【「some + while + others」の語順】
→ 対照をあらわす
「some others」の使い方
上の例文でわかるように、「some・others」の使い方としては、接続詞「but/while/and」と一緒に使うといいでしょう。
例えば、「Aを好きな人もいれば、嫌いな人もいる」というような「対比」をあらわすときに「some・others構文」が使えるのです。
【「some others」の使い方】
→ but・while・andと相性◎
some・others構文が詳しい参考書
some・others構文が詳しい参考書は『「読む」ための英文法』と『英文法詳解』です。
『「読む」ための英文法』では難関大の英文から、some・others構文が学べます。
『英文法詳解』では訳し方の工夫がたくさん解説されてあります。
和訳問題につよくなりたい方にいいでしょう。