文法問題でよく出題される「there to be」をご存知ですか?
「there to be」は英字新聞などのかたい英文にもよく使われる表現でもあります。でもこの文法問題、おどろくほど正答率が低いんです。
その理由は「there」が副詞であるため。副詞の「there」が主語のように機能する「there to be」。例外的な使われ方のため間違えやすいのです。
そこで当記事では「there to be」の例文・意味をくわしく紹介していきます。
目次(クリックでジャンプ)
「there to be」の例文・意味
「there to be」の例文・意味をみていきましょう。
I don’t want there to be a dirty lawyer.
きたない弁護士がいてほしくない。
「there」は副詞ですから、意味上の主語として使えないように思えます。
しかし、上記英文では「there is(are)構文」を表すため、意味上の主語の位置に「there」が置かれているのです。
このように「want」に「there is(are)構文」をくわえて、「〜が存在してほしい」や「〜が存在してほしくない」を表せます。
「there to be」
→ thereが不定詞の意味上の主語
「there」は意味上の主語のように機能
前述のように、「there」は意味上の主語のように働きます。
イメージしやすいようにさらに例文をみていきましょう。
It is possible for there to be a sharp increase in gas prices.
ガス価格が急激に上昇する可能性もあります。