この記事では、「疑問詞+to不定詞」をやさしい例文で解説します。
この「疑問詞+to不定詞」は英語長文や英文法問題でよく使われますが、なかなか意味がわかりにくいですよね。
例えば「how to〜」や「what to〜」では、どう訳せばいいか、「時制の一致」は考慮しなければいけないか、など悩むポイントたくさんあるでしょう?
でも「疑問詞+to不定詞」は「例文」をゆっくり確認すると、スラスラ理解できるんです。「訳し方」も「英作文で間違えやすいところ」もポイントを絞ればガッチリわかりますよ。
では「やさしい例文」から「疑問詞+to不定詞」を確認していきましょう。
- 「疑問詞+to不定詞」の訳し方
- 「why to・what to・which to」の使い方
- 「疑問詞+to不定詞」の間違えやすいとこ
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「疑問詞+to不定詞」の意味・例文
「疑問詞+to不定詞」の意味は「疑問詞+〜すべき」です。
訳は疑問詞の意味に「〜Vすべき」をつけると、うまくいくことが多いでしょう。
たとえば「what to V」だと「何をVすべきか」、「where to V」だと「どこにVすべき」という意味になるのです。
「疑問詞+to不定詞」の例文をみていきましょう。
He didn’t know when to replace these old machines.
彼はこの古い機械をいつ買い換えるべきかわからなかった。
上の例文では、「疑問詞[when]+to不定詞」がつかわれています。
よって「いつVすべきか」という意味になっているのです。
【「疑問詞+to不定詞」の意味】
→ 「疑問詞の意味+〜すべき」
(例)いつVすべき・どこにVすべき
「疑問詞+to不定詞」の用法
「疑問詞+to不定詞」の用法として注意が必要なのが「why+to不定詞」が使えないという点です。
英字新聞・洋書では「why+to不定詞」の形もみられますが、大学入試や英語試験ではつかわない方がいいでしょう。
たいして、「whether+to不定詞」という形はあります。
「疑問詞+to不定詞」の用法をさらに理解するため、例文をみていきましょう。
We talked about where to go for a picnic.
どこにピクニックに行くか話し合いました。
I’m wondering whether to accept the offer or not.
オファーを受けるかどうか悩んでいます。
上の例文では「〜すべき」と訳してもいいのですが、より自然な訳になるように「どこに行くか」と「受けるかどうか」とすこし訳を工夫しました。
【「疑問詞+to不定詞」の用法】
→ 「why+to不定詞」の形はなし
※ ただし英字新聞などでは見られる
「疑問詞+to不定詞」はなぜ頻出?
「疑問詞+to不定詞」はなぜよく英字新聞などで使われるのでしょうか?
この点、「疑問詞+to不定詞」が頻出する理由としては、その「使いやすさ」にあります。
たとえば「疑問詞+to不定詞」で表現すると「疑問詞後の主語を省略」できますし「時制の一致」などに気を使わなくてすみますから。
さらに例文をみていきましょう。
Here’s how to use this machine.
この機械の使い方を紹介します。
【「疑問詞+to不定詞」】
→ 主語が省略できる
→ 時制の一致は不要
「疑問詞+名詞+to+動詞の原形」の例文
「疑問詞+名詞+to+動詞の原形」という形もよく使われる表現です。
この意味は「どんな・どちらの[名詞]をVする」という意味になります。
「疑問詞+名詞+to+動詞の原形」の例文をみていきましょう。
I didn’t know what clothes to pack in my bag.
どんな服を鞄に詰めればいいのかわからなかった。
He is wondering which book to pick up next.
彼は次はどちらの本を手に取ろうかと迷っている。
上の例文では疑問詞「what」「which」がそれぞれ使われていますから「どんな[名詞]」「どちらの[名詞]」という意味になります。
【「疑問詞+名詞+to+動詞の原形」の意味】
①what+名詞
→ どんな[名詞]
②which+名詞
→ どちらの[名詞]
「疑問詞+to不定詞」が詳しい参考書
「疑問詞+to不定詞」が詳しい参考書は『大学入試 基礎からの英作文実践講義』と『ジーニアス総合英語』です。
『大学入試 基礎からの英作文実践講義』は英作文で「疑問詞+to不定詞」をつかう際の注意点がわかります。
本書は英作文でどの点が問われ、ポイントはどこかが詳しく書かれてますから、英作文の初心者も学びやすいでしょう。
『ジーニアス総合英語』は「疑問詞+to不定詞」の例文がたくさんありますから、理解を深めるのにいいでしょう。
また本書は分厚く網羅性がありますから、英語学習の参照用としておすすめ。
レイアウトも見やすく、索引もひきやすいため、使いやすい「総合英語の本」です。