【1分ガイド】of what SVー意味・訳し方・用法・使い方・和訳

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この記事では「of what」と「of which」の意味・訳し方を説明します。

ところで「of what」と「of which」の違いって、難しいですよね。

たとえば英文法や英語長文の問題で「of what」と「of which」の違いが問われますが、どう訳せばいいのか、何が違うのか、が悩ましいところ。しかも試験によく出るんですよね…

でも「of what」と「of which」の違いって「ポイント」さえおさえれば、すぐ理解できます。要点があるんです。

例文から学べば、がっちり理解できるよ〜

間違えやすいトコを例文で、ゆっくり確認していけばニアミスもなくなるでしょう。

では「of what」と「of which」の例文から学んでいきます。

この記事でわかること
  • 「of what」か「of which」の違い
  • 「of what」「of which」の意味・訳し方
  • 「of what」「of which」のポイント

【関係代名詞】「of what」か「of which」

関係詞を理解するために問題を解いていきましょう。以下の【英語例文1】の空所に適切な関係詞を入れてください。

【英語例文1】
His work is some of the analysis of ( ) is really happening on Facebook.

ここでつまづきやすい間違えは「which」をいれてしまうこと。

空所に「which」をいれるとしても、形容詞節「which is really happening of Facebook.」が、先行詞「analysis」を修飾することはできません。

理由は前置詞「of」の目的語がなくなってしまうため。つまり文法的、構文的に「which」は当てはまりません。

正解は「what」。「what is really happening of Facebook」が名詞節となって、「of」の目的語になっているのです。

正解の英文例文】
His work is some of the analysis of what is really happening on Facebook.
「彼の仕事は、Facebookで実際に起こっていることの分析です。」

【関係代名詞】「of what」の意味と訳し方

【英語例文1】の「名詞 of what V」の意味は「Vすること(もの)の名詞」と訳します。

【英語例文1】でいうと、「実際に起こっていることの分析」となるのです。このVは目的語をとらない自動詞。

「名詞 of what SV」のように、「what」がVの目的語となるときの意味は「SがVすること(もの)の名詞」となります。

このときの「V」は目的語をとる他動詞。あとの例文で説明していきます。

「名詞 of what V」の意味・訳し方
  • 「Vすること(もの)の名詞」
  • 「of what」「of which」の意味・訳し方
  • 「of what」「of which」のポイント

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【関係代名詞】「of what SV」の意味

「of what SV」をまなぶために、もうひとつ問題を解いてみましょう。以下の【英語例文2】の空所に適切な関係詞を入れてください。

【英語例文2】
There were small groups of ( ) we would today refer to as gangs.

「we would today refer to as gangs.」において、「refer to」のあとに目的語が欠けているとわかった人は上出来です。

正解は「what」。【英語例文2】の「of what」以下では、「we would today refer to」とSVがつづいています。「what」は「refer to」の目的語になるのです。

【関係代名詞】「of what SV」の意味・訳し方

正解の英語例文】
There were small groups of what we would today refer to as gangs.
「今日でいうところのギャングと呼ばれる人たちからなる小集団がいました。」

訳は「名詞 of what SV」のパターンだから、「SがVすること(もの)の名詞」という意味。

【英語例文2】では、「こと(もの)」の部分が人間であるため、「呼ばれる人たちの大集団」と訳しています。

もうすこしこなれた意味に訳すなら、「呼ばれる人たちからなる大集団」となるでしょう。「からなる」を補っています。

「名詞 of what SV」の意味・訳し方
  • 「what」が人間なら、「人(人たち)の名詞」と訳す

【まとめ】英語の「of+関係代名詞」

以上のように、英語試験でよく問われる「of+関係代名詞」の問題では、「which」と決めつけてはいけません。

「of+ what SV」の和訳問題で「what」が関係代名詞なら、以下の点に注意しましょう。

「of+ what SV」の注意点
  • 「SがVする名詞」と訳さない
  • 「SがVするもの(こと・人)の名詞」と訳す

「of+関係代名詞」にくわしい本

「of+関係代名詞」のくわしい説明が読めるのはつぎのふたつ。

学校で教えてくれない英文法
英文法詳解

学校で教えてくれない英文法』はあまり分厚くない本で、高校卒業〜大学生レベルのかたが読むのがおすすめ。もちろん「of+関係代名詞」について、みっちり解説されてありますからさらに理解が深まるでしょう。

学校であまり説明されないような、難しい英文につかわれている英文法事項を解説されてあります。かゆいところに手がとどく英文法・英文解釈の本です。

学校の英文法を習ったのに、英字新聞・洋書の内容がわからないというかたにピッタリ。なお、英語リーディングを極める!「上級教材&英文解釈本」がど正解?の記事で『学校で教えてくれない英文法』をくわしく紹介しています。

いっぽう『英文法詳解』は英文法書。分厚いです。そのぶん索引から調べて、わからないことがないくらいなんでも書いてあります。

絶版ですが、あまり値段が高騰していないときに買うのがいいでしょう。3000円以下でしたら「買い」です。

「of+関係代名詞」についても詳細な解説がありますし、なにより『英文法詳解』特徴は「自然な日本語に和訳するには」についてくわしく書かれているところ。

そのため和訳問題を苦手にしている人や、洋書・英字新聞を読んでいて内容がモヤモヤするかたにオススメできるでしょう。わたしは、「本書を手に取らない日がない」くらい重宝しています。

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