この記事では、英語の「前置詞+文頭+カンマ」について説明します。
文頭の「in」や「for」が置かれる意味について「例文」から学べますから、イメージしやすいでしょう。
英語の文頭には「I」や「She」など「主語」が置かれることが多いですが、中には「In〜」や「For〜」がでてきて混乱している人もいるかもしれません。
「主語」が文頭じゃないと、英文が複雑になりますよね。
また「どうして主語を文頭に置いてくれないの?」と疑問に感じている人もいるでしょう。
この点「前置詞+文頭+カンマ」が置かれても、「主語」の見極め方のコツがあります。
また「前置詞+文頭+カンマ」の意味についても、この記事で触れていますから、「英文」を深く理解できるようになるでしょう。
では、記事で「前置詞+文頭+カンマ」のコツを学んでいきます。
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目次(クリックでジャンプ)
文頭「前置詞+名詞」の例文
「前置詞+名詞」が文頭にある例文をみていきましょう。
In my last few years, I have come to appreciate his true worth.
私はここ数年、彼の真価を認めるようになりました。
前置詞「In」から英文がはじまっていますね。前置詞は主語にはなりません。
また前置詞は名詞とセットでつかわれます。上の英文では、前置詞のセットがどこまでかを見極めてみましょう。
前置詞「In」のあとに名詞「years」があるでしょう?そのため、この「years」までが前置詞のセットとわかります。
英語の「主語」の見つけ方
前置詞のセットがわかりましたから、つぎに英語の「主語」の見つけ方をみていきましょう。
まず、英文の骨格「主語」を探すためには、文頭「前置詞」のあとに注目しなければならないのです。上の英文では「In 〜 years」までが前置詞のセット。
文頭の前置詞セットの後、ほとんどの場合「主語」が書かれます。
つまり、上の英文では「I」が主語にあたるのです。そして「主語」を和訳するときには「は」をつけましょう。例文では「私は〜」となります。
「前置詞+文頭+カンマ」の理由・意味
「前置詞+文頭+カンマ」に理由ついて、考えていきましょう。「In my last few years,」までのことです。
In my last few years, I have come to appreciate his true worth.
私はここ数年、彼の真価を認めるようになりました。
この「カンマ」の意味は「前置詞と名詞のセットはここまで」とわかりやすくするために書かれているのです。
したがって「カンマ」は書かれないこともあります。
「カンマ」が書かれていない場合、主語の見きわめが難しくなりますから注意が必要です。
主語がわからない時には、基本にもどりましょう。基本は「前置詞の後には名詞がある」です。前置詞のかたまりがわかりさえすれば、主語がスッキリ見つけられますよ。
「inが文頭」の意味
みなさん、「inが文頭」の意味はなんだと思いますか?
この点、理由のひとつとして、「副詞句」であることを明らかにするために「inが文頭」に置かれるのです。
文頭に「形容詞句」が書かれることもありますが、数はあまり多くはありません。
それでは、「inが文頭」の例文と「文中」の英文をみていきましょう。
①In these days, a flashy necktie has gone out of fashion.
今の時代、派手なネクタイは流行らなくなりました。
→ 文頭の前置詞は「副詞句」
②The Riots in these days were rooted in the inequality.
この頃の暴動は、不平等に根ざしていた。
→ 名詞の後「前置詞」
→ 形容詞の働き
上記①の例文では「文頭に前置詞」がありますから、副詞の働きをする可能性が高いのです。
いっぽう②の例文では「名詞+前置詞 (The riots in)」という語順。この場合、前置詞句は「名詞を修飾」することが多いのです。
このように「前置詞がどこに書かれるか」によって、ある程度「形容詞句か副詞句かどうか」の判断ができます。
「副詞句+文頭+カンマ」の例文
「前置詞+文頭+カンマ」はその多くが、副詞句の働きをします。
というのも「前置詞の役割」は2つあり、それは副詞句と形容詞句。「副詞句」は副詞の働きをし、「形容詞句」は形容詞の働きをします。
「副詞句+文頭+カンマ」の例文をみていきましょう。
For many years, we have been carrying out an investigation into the claims.
何年も前から、私たちはこのクレームに対する調査を行ってきました。
前置詞「For」のあとの名詞「years」までが前置詞のかたまりです。
ここまでが前置詞のセットですから、そのあとに「主語」が置かれるだろうと期待して読んでいきましょう。
すると前置詞のかたまりの後、「we」がありますから、これが主語になります。主語には「は」をつけますから、「私たちは」とするといいでしょう。
「for+名詞」が文頭の例文
「for+名詞」が文頭の例文をみていきましょう。
For some time, my school will likely be shut.
しばらくの間、私の学校は閉鎖されるでしょう。
「forが文頭」の理由
みなさん、「forが文頭」の理由を知りたくなりませんか?
この点、上の例文では「forのまとまり」は副詞句の働きをしますよね。
副詞句は「副詞」と同じように、置かれる位置はかなり自由なんです。
そのため「forが文頭」の理由は英文によってさまざま。
一般的な「forが文頭」の理由は、「文全体を修飾するため」や「強調するため」が挙げられるでしょう。
【「forが文頭」の理由?】
→ 理由はさまざま
例:文全体を修飾するため
例2:強調するため
「副詞句+文頭+カンマ」がくわしい参考書
「副詞句+文頭+カンマ」がついた英文にくわしいのは『超・英文解釈マニュアル』と『英文法詳解』です。
とくに『超・英文解釈マニュアル』は「主語の見つけ方」をくわしすぎるくらい解説。
『超・英文解釈マニュアル』については、【超・英文解釈マニュアル】たった12公式、読解、爆速!|レベル・使い方でくわしく紹介しています。
『英文法詳解』は例文が豊富で、より理解を深められるでしょう。分厚い文法書なので、網羅性が高く、机に常備するといいでしょう。