みなさん、未来時制の「現在進行形とbe going to」の違いがわかりますか?
未来時制は英作文でよく問われ、得点源となるパート。
でもココ、苦手としている人多いんですよね。
【「現在進行形とbe going to」の違い】
→ 英作文で問われる
→ ポイントがわかればカンタン
そこで当記事では「be going to」と「be doing」の違い・例文を説明していきます。
目次(クリックでジャンプ)
現在進行形とbe going toの違い【未来時制】
(A)I’m going to go to Japan next summer. I’m going to go sightseeing in Tokyo.
今年の夏は日本に行って、東京で観光する予定です。
(B) I’m going to Japan next summer. I’m going sightseeing in Tokyo.
今年の夏は日本に行って、東京で観光する予定です。
→ 準備が整っている
AとBは、どちらも未来のことがらを表しています。
未来時制の「現在進行形とbe going to」の違いは、「予定や準備がどのくらいすんでいるか」のところ。
(B)の現在進行形では、日本ゆきの航空券を予約していて、観光の準備もすましています。
例えば、東京の浅草や上野美術館に行くことを決めているくらい計画がととのっているレベルにあるんです。
いっぽうで(A)の「be going to V」は、(B)のように計画や予約がすんでいません。
(A)では、友達と「日本に行こう」ということは決まってはいるけど、まだ航空券も予約していない状態です。予定がより漠然としています。
【現在進行形とbe going toの違い 】
→ 予定が準備度が違う
→ 現在進行形が準備度高い
「be going to」と「be doing」の違い
「be going to」と「be doing」の違いとしては「述語動詞がbe」ときがあります。
「述語動詞がbe」のときは現在進行形がつかえません。
「be going to」と「be doing」の違いを例文から学んでいきましょう。
(×)I’m being in Tokyo next week。
来週は、東京にいます。
上の例文では「述語動詞がbe」のため、意図しているように「未来」を表すことができません。
そのため「述語動詞がbe」のときには、以下のように「be going to」や「will」で表すことになります。
【「述語動詞がbe」の未来時制】
→ I’m going to be in Tokyo next week.
→ I’ll be in Tokyo next week.
現在形で「未来表現」
確実に起こると思われる、未来のことがらには「現在時制」がつかえます。
つまり現在形で「未来表現」ができるのです。
現在形で「未来表現」する例文をみてみましょう。
The baseball season begins next month.
野球のシーズンは来月から始まります。
上の例文で「未来の野球の予定」を現在形で表しています。
考えてみると「野球のシーズンはどの年も同じ時期」に始まるでしょう?
つまり野球のシーズンは「確定的な未来」と言えるため、「現在時制」をつかって未来表現しているのです。
「現在時制」で未来を表すのは、個人の予定よりも、多くは団体や公共イベントの予定を表すときにつかわれます。
例えば、「東京ゆきの新幹線がいつ出発するか」や「公共のお祭りがいつ開かれるか」などは、ころころと予定が変わるものではありません。
そのため確定的な未来の予定といえ、現在時制で表せるのです。
【現在形の「未来表現」】
→ 確定的な未来を表現
→ 公共イベントの予定など
were/was going toの意味・使いかた【未来時制】
「was / were going to」は「be going to」の過去形です。
「were / was going to」の意味は、多くは実際にはやらなかったことを表します。
I was going to give you a present yesterday, but decided to give it to someone else.
あなたにプレゼントを昨日あげようと思っていたんだけど、やっぱり他の人にあげることにしました。
この「was / were going to」を自然につかおうとすると、「but + 意図が実現しなかった理由」がついてきます。
日本語で考えてみても、「予定していたんだけどね….でも、(理由)が原因できなかったんだ」となるのがスムーズに感じるでしょう?
他にも例をあげると、「昨日あなたに電話しようと思ったんだけど、残業しなくちゃいけなくてできなかったんだ」というときも、この「was / were going to」 + 「but + その理由」がつかえます。
「何かできなかったこと」があったときに、「でもそれを実現しようという意思」はあったんだよと伝えたいときに使えそうですよね。
【「were / was going to」の意味】
→ 実際には実現しなかったこと表現
→ 「but + その理由」と相性◎
「未来の予定」の表現まとめ【英語未来時制】
上記のように「未来の予定」を表現するには、その予定に向けて「どのくらい準備が整えられているか」で使い分けられます。
かなりのレベルまで準備が完了しているときには、「現在進行形」で表すことができるのです。
いっぽう予定がまだ漠然としか決まっていないときには、「be going to」を使わなければなりません。
また「現在時制」でも未来の予定を表現できますが、確定的な未来をあらわすときに限られます。
例えば「新幹線の出発時刻」や「野球のシーズンの日付」について。その予定ははっきりと決まっていますよね。このように予定が確定的な未来のため、「現在時制」で表現できるのです。
なお「一人称 + will」と「一人称 + be going to do」については以下の記事で紹介しています。