「英語の勉強方法」の本ってたくさんありすぎて迷いませんか?忙しい社会人となると、効率のよい「英語の勉強方法」を知っておきたいですよね。
時間がかぎられる社会人にこそオススメしたいのは、「基礎から学ぶ」という勉強方法。とくに英検2級、センター試験150点に満たない人には、この英語の勉強方法がシンプルにきくんです。スポーツでも、うまい人はみんな基礎がしっかりしてますよね。これは英語も同じで基礎がモノをいうのです。
この点、英語の勉強方法をていねいにおしえてくれるのが、「カラー改訂版 世界一わかりやすい英語の勉強法」。スタディサプリのカリスマ講師、関正生先生が書かれています。TOEICテスト990点の関先生が英語の基礎から、学びかたをおしえてくれる本です。関正生先生はTOEICや高校英語をおしえているから、とくに社会人や高校生は参考になるはず。
【当記事でわかること】
・英語を勉強するうえでムダがない優先順位
・リーディング、英単語など、それぞれの分野の勉強方法
・社会人にオススメ、ウマくいく勉強方法
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目次(クリックでジャンプ)
社会人こそ、「英単語の勉強方法」に優先順位をつける
なかなか暗記できない社会人は、「英単語を覚えられない原因」をしっかり解明することが大切です。本書では英単語が覚えられない理由としてつぎの3つをあげています。
①英単語にリアリティが持てない
②欲張りすぎる
③単純に回数の不足
この3つをひとつひとつつぶしていけば必ず覚えられます。社会人はこの3点を気をつけることで、英単語の勉強方法がみちがえるでしょう。では以下では説明していきます。
英単語のイメージを持つ
たとえば「ex-girlfriend」で考えていきましょう。これは「元カノ」という意味です。また「ex」は「外」という意味があり、そこから派生して「元」という意味になります。このように「ex」のイメージを覚えるとスッキリと記憶できますよね。この英単語イメージを大切にすることが、英語の勉強方法のコツなんです。ここを意識だけでも、TOEICをはじめて受けるの社会人でも高得点が狙えます。
このように単語のイメージをもてること(リアリティ)をさらに勉強したいかたには、関先生の「カラー改訂版 世界一わかりやすい英単語の授業」がおすすめ。「英単語Stock4500」も単語のイメージがくわしいですよ。
英単語の覚える範囲を絞る
単語帳には、「派生語・同義語・反意語」などたくさんの知識が書かれています。これらは覚えずに、「単語の意味がわかる」ことだけにまずは集中するとうまくいくでしょう。範囲をしぼって、そこになんども目をとおすことが肝心。英語に優先順位をつけるのも、せわしない社会人にとって重要な勉強方法なんです。本書でもこう述べられています。
まず英単語を見て「意味がわかる」という目標ひとつに絞るべきです。
目をとおす回数にこだわる
単語を覚えるためのカギは、なんども目を通すこと。みじかい期間に覚える単語をどれだけ見ることができたかが、記憶できるかどうかの分かれ道。コツは一回で覚えようとせずに、うすく何度も色をぬっていくイメージで回数をこなすこと。「回数」にこだわる勉強方法をとりいれると、社会人でもおどろくほど記憶に定着するんです。本書では以下のように書かれています。
多くの人が単語で失敗するのは、英単語にマメに目を通さないからです。覚えようと思った単語に週一回しか出会わないと確実に忘れます。
また目を通す頻度は、「一ヶ月に『6回』同じ単語に目を通す!!」といいそう。
社会人の勉強方法のベースは「英文法」
「英文法は必要ない」といった本を目にすることがあります。でもネイティブも文法というルールのもと、話したり書いたりしています。日本人とことなるのは、「ルールを意識しないほど身についている」ということ。わたしたちも日本語を話すときは文法のこと意識してはいませんが、ルールのもと話しています。だから日本人もネイティブとおなじように英文法をまなんだほうが効率的なんです。社会人のかたでも「英文法」を勉強方法のベースに置くと、英語力のノビがちがいます。本書でも以下のように書かれています。
「文法を意識せず、感覚でわかる」のは、その言語に大量に触れた人だけであって、先に文法というルールを知るほうが、学習スピードは圧倒的に速い
本書では「基礎」から英文法を学習する方がおすすめとしています。やさしいものから、それぞれ「中学・高校6年分の英語を総復習する」、「世界一わかりやすい英文法の授業」、「表現のための実践ロイヤル英文法」が紹介されていますよ。
【英語リーディング勉強方法】社会人こそ「精読」から
速読とはザツにはやく読むことではなく、正確にすらすら読むことです。そのために必要なのは正しく読むこと。正確に読むための「フォーム」が大切です。英語の「フォーム」を学ぶ勉強方法として、社会人にオススメなのは「英文解釈」と「精読」。
野球でもうまく打ったり、サッカーで強く蹴るには「正しいフォーム」が大切ですよね。「英語を正確に読む」ためのフォームを学ぶのが、英文解釈。本書では速読に必要なものとして3つをあげられています。
①単語の瞬発力(0.1秒で単語の意味が浮かぶか?)
②英文解釈力(英文の構造を正しく把握できるか?)
③音読力(日本語を介さずに英語をそのまま理解できるか)
単語力は前述したとおり、なんども目をとおして、瞬発力をあげてなければなりません。
英文解釈というフォームを身につけるとかえり読みをしなくなるから、こなせばこなすほど速読ができるようになります。TOEICリーディングの時間がたりない社会人には、英文解釈の正確なフォームを身につけることをおすすめです。以下の記事で英文解釈の本をていねいに解説しています。
仕上げの「音読」で、社会人の英語力がグンっとアップ
英文解釈できちんと理解したあとに、仕上げとしてやることは音読。「きちんと理解した」英文を音読するのが大切。ただ英文を音読するだけでは意味がありません。気をつけることとして、本書で書かれてある3つをあげます。英語初心者の社会人には、とくに音読の勉強方法がオススメ。
①必ず声に出す(黙読だと無意識のうちに目で飛ばしてしまうので)。
②声の大きさは無関係(ボソボソでも十分ですので、どこでもできます)。
③何も考えずに字面だけ追っても効果はない。
また音読の勉強方法については、以下の記事ではさらに詳しく紹介しています。
リーディングとリスニング力が同時に上がる【通訳の英語勉強法】
社会人は勉強方法を学ぶと、英語上達の早さがちがう
本書は特徴は、リーディング、英単語などの分野ごとの勉強方法をていねいに教えていること。英語には、ふさわしい勉強方法がきまっているから、それを知ると学習スピードもぐんぐんあがりますよ。正しい優先順位で、正確なフォームで学んだら、あとはこなしていけば時間に追われる社会人でもTOEICスコアぐんぐんアップするんです。