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【1分ガイド】無生物主語・時代+see+出来事ー例文・意味・訳し方

みなさん、動詞「see」の主語に、「無生物主語」・「時代・時」が置けるのを知っていますか

たとえば、「The 2020s saw <出来事>」という語順の英文。

大学入試・英検試験の英語リーディングでよく目にする表現です。

【「無生物主語・時代+see」】
→ 大学入試の英語長文で頻出
→ 英字新聞でもよくみる形

「see」の主語が人・動物のときは理解できるけど、「時・時代」がくると混乱するかたが多いんですよね。

そこで当記事では、「see」の主語に「無生物主語」・「時代・時」が置かれる例文・意味・訳し方をくわしく解説していきます。

「無生物主語+see+出来事」の例文・意味

「無生物主語+see+出来事」の意味は、「出来事を目にする」という意味が転じて、「出来事がおきる」となります。

「無生物主語」の位置には「areas」や「school」などの「場所」を意味する単語が置かれることがあるのです。

「意味」だけ聞いてもイメージがわきにくいと思いますので、例文をみていきましょう。

The School will see major renovations to the technology education area.
その学校では、技術教育エリアの大規模な改修が行われる予定です。

Japan will see a decrease in employment.
日本では雇用が減少する見込みです。

上の例文では「無生物主語」に、「学校・日本」などの「場所」が置かれています。

よって訳すときには、「[場所]で[出来事がおきる]」と訳すとうまくいくでしょう。

【「無生物主語+see+出来事」の意味】
→ [主語]で、[出来事]がおきる/おきた
→「無生物主語」が「場所」である形は頻出

「see」の主語が「時代・時」の例文・使い分け

時・時代が主語の「see」の例文をみていきましょう。

The last three months saw the stock rise.
この3ヶ月で株価が上昇した。

上記のように、「see」の主語は人・動物に限らず、時・時代(months)が置かれることがあります。

そのときの意味は「時が出来事を目にした」が転じて、「時代に出来事がおきた」となるのです。

上記例文でも「3ヶ月が株価の上昇を目にした」とすると意味がわかりませんから、注意が必要です。

【「see」の主語が「時代」の訳し方】
「〜時代に、〜の出来事が起きた」

「see」の英語使い分け

英語「see」の使い分けで注意が必要なのは、「主語がなにか?」ということ。

上記のように「時・時代」が主語に置かれたときは、訳し方がかわります。

イメージしやすいよう、例文をみていきましょう。

The 2010s saw social media play a very important role in our daily lives.
2010年代は、ソーシャルメディアが私たちの日常生活において非常に重要な役割を果たすようになりました。

上記例文でも「2010年代が、〜を目にした」と訳すと、意味がわかりませんよね。

したがって、「2010年代に、<出来事>があった」と訳すと自然になるでしょう。

「see」の主語が「時代・時」、がわかる参考書

「see」の主語が「時代・時」、の例文・意味について、より学びたいかたには次の本がオススメ。

「読む」ための英文法―むずかしい英文も読める (駿台受験シリーズ) 
『ジーニアス総合英語』

「読む」ための英文法』は英語リーディングで重要な英文法だけしぼって、解説がなされています。英語そこそこ勉強しているのに、洋書・英字新聞があまり理解できないかたにおすすめでしょう。

大学入試では問われないけど、英語リーディングには必要なエッセンスがぎっしり詰まっています。「such+as+動詞」について、かなり突っ込んだところまで解説がなされているのです。

『ジーニアス総合英語』は「see」の主語が「時代・時」の解説が詳しいです。しかも「see」の他の用法・例文がたくさんありますから、より理解を深めることができるでしょう。

【すぐわかる関係代名詞】such(名詞)as+動詞ー用法・使い方・例文

みなさん、関係代名詞の「as」の用法をご存知でしょうか?

よく「such+as+動詞」の語順で出題されています。文法問題でよく問われますから、みなさんも見たことがあるかもしれません。

また英字新聞・洋書でも目にする「頻出の表現」ですから、覚えておいてほしい文法事項です。

【「such+as+動詞」】
→ 英字新聞で頻出表現
→ 英文法で問われる

でもこの関係代名詞の「as」は重要なわりに、ニガテとしているかたが多いようです。

その理由は関係代名詞「which」の存在が大きすぎるため。あまり関係代名詞「as」まで、手が回らないのかもしれません。

そこで当記事では、「such+as+動詞」「such+名詞+as+動詞」の例文・用法についてくわしく解説していきます。

「such+as+動詞」の例文・用法

「such+as+動詞」は、挿入的に用いられることが多く、このときの「as」は関係代名詞の用法でつかわれます。

「関係代名詞as」が主格の例文・用法

「such+as+動詞」の例文をみていきましょう。つぎの例文では「関係代名詞as」は主格の役割をしています。

Her voice, such as is typical of her bouncy personality, makes me forget everything.
彼女の活発な性格を象徴するような声は、すべてを忘れさせてくれる。

上の例文では先行詞「Her voice」に、「such as 〜 personality」がかかっています。

また「as」は「such as is typical of〜」の英文のなかで、主語の役割をはたしているでしょう?

この「as」の他の単語との関係を「主格」と呼ぶのです。

上の「as」は関係代名詞「which」と同じ用法になります。

【「such+as+動詞」の「as」】
→asは関係代名詞whichと同じ用法

【「関係代名詞as」が主語のとき】
→ 「主格」と呼ぶ

「such+名詞+as+動詞」の例文

関係代名詞「as」の語順は変形があり、「such+名詞+as+動詞」の語順になることもあります。

「名詞」の位置が異なることに注意してください。

I have never watched such movies as she likes.
私は彼女が好むような映画を見たことがありません。

上記の例文でも、「as」が関係代名詞としてつかわれています。

また先行詞「movies」を明示するために「such」が先行詞の前に置かれているのです。

このときの語順は「such+名詞+as+動詞」となります。

【「such+名詞+as+動詞」の「such」】
先行詞を明示する「such」

「関係代名詞as」が目的語の役割?

上の例文で、「〜such movies as she likes.」の英文の中において、「関係代名詞as」が目的語の役割をはたしているでしょう?

この「as」が目的語の働きをする関係を「目的格」といいます。

「関係代名詞which」と同様、「関係代名詞as」は主格・目的格になりえるのです。

【関係代名詞asが目的語の役割?】
→ 目的格と呼ぶ

特殊な関係代名詞「as」

上記のように、特殊な関係代名詞「as」は先行詞とセットで「such」が使われます。

みなさんがよく目にする関係代名詞「which」等とは異なり、すこし違和感を感じられるかもしれません。

「such+先行詞+as」の例文

「such+先行詞+as」の語順に例文を確認し、特殊な関係代名詞「as」に慣れていきましょう。

You should take such steps as are reasonable.
妥当な手段を講じるべきです。

上の例文でも先行詞「steps」にsuchがくっついているでしょう?

そして「as are reasonable.」の英文の中で「as」は主語として働いていますから「主格」になります。

【「such+名詞+as+動詞」の語順?】
→「関係代名詞as」の可能性アリ

「such+名詞+as+動詞」の書き換え

「such+名詞+as+動詞」は「such」が先行詞のあとに置かれることもあります。例文をみてみましょう。

I have never watched movies such as she likes.
私は彼女が好むような映画を見たことがありません。

上記の例文では「such」の語順がかわり、「先行詞+such as+動詞」になっています。

どちらの語順ともに文法問題として問われますから、書き換えられるようにしておくといいでしょう。

【「such+名詞+as+動詞」の書き換え】
→「先行詞+such as+動詞」

「such+as+動詞」がわかる参考書【2選】

なお「such+as+動詞」の例文・意味について、より学びたいかたには次の2冊がオススメ。

「読む」ための英文法―むずかしい英文も読める (駿台受験シリーズ) 
英文法詳解

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そのため和訳問題を苦手にしている人や、洋書・英字新聞を読んでいて内容がモヤモヤするかたにオススメできるでしょう。わたしは、「本書を手に取らない日がない」くらい重宝しています。

3分で|in which(that) caseの違い・意味・文法・例文

この記事では「in which caseの意味」と「in that caseとの違い」を説明します。

わかりやすい例文がありますから、イメージしやすいでしょう。

この「in which case」は英文でよく使われますが、「構造」がわかりにくいですよね…。

whatとwhichの違い、も混乱するよねー

また「in which case」と「in that case」の違い、はあるのか気になる方もいるかもしれません。

でも「in which case」は使われる形はほとんど決まっていますから、その「形」さえ覚えればすんなり意味がわかるんです。

ザックリ言うと「in which case」と「in that case」の違いは「あり」、それを見分ける「コツ」があります。

では記事で例文から、その「形」と「コツ」をみていきましょう。

この記事でわかること
  • 「関係形容詞which」の意味・例文
  • 「in which case」と「in that case」の違い
  • 「関係形容詞」の見分け方
  • 【関係形容詞】what・whichの違い

「関係形容詞which」の例文

「関係形容詞which」の例文をみていきましょう。

It may rain, in which case I will have to cancel my trip.
大雨なるかもしれません。その場合、旅行をキャンセルしなければなりません。

「関係形容詞which」は前文の内容を指すことができます。

上の例文では、「in which case」は前文で述べたこと「大雨かもしれない」を指しています。

「関係形容詞which」の意味
  • 前文の内容を指す

「in which case」「in that case」の違い

「in which case」「in that case」には違いがあります。

まず「whichの書き換え例文」をみてみましょう。

It may rain, in which case I will have to cancel my trip.
=It may rain and in that case I will have to cancel my trip.

大雨なるかもしれません。その場合、旅行をキャンセルしなければなりません。

「which」と「that」の例文を比べてみると、「that」では「and in that case」となっていますね。

つまり「which」は次のふたつの役割があるといえるでしょう。

「which」の2つの役割
  • 「接続詞and」の役割
  • 前文の内容を指す「that」の役割

そのため「and in that case」を書きかえるときには、「that」と「which」を入れ替えること、「and」を消すことが必要になるのです。

関係形容詞「in which case」の例文

関係形容詞「in which case」の例文をもうひとつみていきましょう。

He may oversleep, in which case there’s no use our waiting.
彼は寝坊するかもしれない。その場合、待っていても無駄です。

「前置詞+which+名詞」の例文・用法

「前置詞+which+名詞」の例文・用法を例文をもとに理解していきましょう。

Give me time till the end of the night, by which time I will finish my work.
夜明けまで時間をください、それまでに仕事を終わらせますから。

上の例文ように「関係形容詞のwhich」は「by」ともつかわれます。

「関係形容詞のwhich」と一緒につかわれる前置詞は、「in」だけでなく「by」「during」「at」などがあるのです。

【関係形容詞】what・whichの違い

関係形容詞「what・which」の違いはザックリ説明すると次のようになります。それぞれ具体的に説明していきましょう。

「関係形容詞which」
  • 前文の内容を受けること多い
  • 前文を指す「that」に似た働き
「関係形容詞what」
  • 前文の内容を受けない
  • 意味は「わずかだけど、あるだけ」

「関係形容詞which」の特徴

まず関係形容詞の「which」は前述のように、「in which case」や「by which time」のように使われます。

そのとき「which」は前文の内容をうけて、意味が「前文の場合は」や「前文の時間までは」になります。

「関係形容詞what」の特徴

関係形容詞「what」は形容詞の働きをするという点では、関係形容詞「which」と同じです。

ただし関係形容詞「what」は前文の内容を受けません。そして「すべての」という意味になります。

関係形容詞「what」は「all」と似た働きをすることが多いでしょう。

例文をみていきます。

I lent him what little money I had in my wallet.
私は財布に入っていた、なけなしのお金を彼に貸しました。

上の例文のように、関係形容詞「what」はあとに「littleやfew」を置かれることが多くあります。

この時の関係形容詞「what」の意味は、「すくないけど、あるものすべて」です。

よって、関係形容詞「what」があとの名詞「money」を修飾して、「なけなしのお金」という意味になるのです。

関係形容詞「what」
  • few・littleを伴うこと多い
  • 意味は「わずかだけど、あるだけ」

「関係形容詞」の見分け方

「関係形容詞」の見分け方は例文で覚えていくしかないのですが、あえて一つ挙げるとすると「形容詞」という名称にキーがあるかと思います。

つまり関係形容詞は「形容詞として機能」しますから、後の「名詞」を修飾するのです。

ですから「in which case」でも「what little money」でも、それぞれ後の名詞「case」「money」を修飾しています。

このように「関係形容詞」かどうか見分け方がわからないという方は、「形容詞」として機能しているかどうかをみてみるといいでしょう。

関係形容詞「what・which」の同じとこ
  • どちらも形容詞の働き
  • あとに置かれる名詞を修飾

【まとめ】「関係形容詞which」の役割

前述のように、「関係形容詞which」の役割は2つあります。

【「関係形容詞which」の意味】
① 接続詞and
② 前文の内容を指す「that」

なお「関係形容詞which」の例文・意味について、より学びたいかたには次の3冊がオススメ。

「読む」ための英文法―むずかしい英文も読める (駿台受験シリーズ) 
英文法詳解

表現のための実践ロイヤル英文法

「読む」ための英文法

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表現のための実践ロイヤル英文法

最後の『表現のための実践ロイヤル英文法』はとくに関係形容詞「what・which」の違いについてくわしいです。

この点、英語試験・難関大入試ではよく問われますから、例文を読みながら理解を深めるといいでしょう。

【1分ガイド】whatever+名詞のみー意味・例文|複合関係代名詞

みなさん、「whatever SV」の表現で「省略」があること知っていますか?

英会話や英字新聞でも、この「省略」をつかった表現が山ほどつかわれているんです。

大学入試でも難関大でよく問われます。

【「whatever SV」の省略】
→ 英字新聞で頻出表現
→ 大学入試で問われるパート

そこで当記事では「whatever+名詞のみ」の例文・意味・使い方をくわしく説明していきます。

「whatever+名詞のみ」の例文・意味

「whatever+名詞のみ」の意味は「どんな[名詞]であれ」「どんな[名詞]であるにしても」です。

「whatever+名詞のみ」の例文をみていきましょう。

Whatever my fortune, I will go ahead.
私の運がどうであれ、私は先に進みます。

上記例文では、譲歩の意味を表す「whatever S is」の「S」が省略されています。したがって省略がなければ、「Whatever my fortune is」という英文になるのです。

【「Whatever my fortune is」の省略
→ Whatever my fortune

このように動詞が省略されて「whatever S」で「Sがどうであれ」という意味を表せます。英字新聞・洋書でもよく目にする表現です。

読みやすいように「whatever S,」とカンマが打たれることもあります。

一方カンマなし、なおかつ「文末」に置かれることもありますから「whatever」がきたら、この省略がありうることを頭にいれておきましょう。

【「whatever+名詞のみ」の意味】
→ 「どんな[名詞]であれ」
→「どんな[名詞]であるにしても」

「whatever S」の頻出表現

「whatever S」でよく使われるのは次のふたつ。

頻出表現「whatever S」の意味
① whatever the case
→ いずれにせよ

② whatever the reason
→ 理由がなんであれ

whatever the case」の意味・例文

前述のように「whatever the case」の意味は「いずれにせよ」です。

「whatever the case」の例文をみていきましょう。

Whatever the case, he has to get used to the work from home regime.
いずれにせよ、彼は在宅勤務の体制に慣れなければならない。

上の例文でも「whatever SV」の省略が起きています。

つまり、「Whatever the case is」の「is」が省略されているのです。

「whatever+名詞」の使い方

「whatever 名詞」の使い方を学ぶため、さらに例文をみていきましょう。

Whatever the result, He is a great manager.
結果がどうであれ、彼は素晴らしい監督(経営者)です。

上記例文も、「Whatever the result is」の「is」が省略されたもの。

【「Whatever the result is」の省略】
Whatever the result

whateverは複合関係代名詞

whateverは複合関係代名詞のひとつ。

複合関係代名詞とは「what」などの関係代名詞に「ever」がくっついたもの。

複合関係代名詞としては他に、「whoever」「whichever」などが挙げられます。

【複合関係代名詞とは?】
→ 関係代名詞にeverがくっついたもの

→ whatever・whoeverなどのこと

「whatever+名詞のみ」のまとめ

上記例文でもわかったとおり、「whatever+名詞のみ」は「whatever SV」の「V」が省略されてものです。

なお「whatever+名詞のみ」の例文・意味について、より学びたいかたには次の2冊がオススメ。

「読む」ための英文法―むずかしい英文も読める (駿台受験シリーズ) 
英文法詳解

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3パターン|関係副詞whereの先行詞が場所以外|case・situation

この記事では『[関係副詞のwhere]が場所以外の先行詞』を、例文からていねいに説明します。

「関係副詞のwhere」は「in the house」のような場所を先行詞とすることが多いですが、中には「場所以外」の先行詞もあってムズカシイですよね…。

例えば「case・situation」が先行詞になることがあり、「先行詞のパターンはあるの?」だったり、「どう訳せばいいのか?」だったり、悩んでいる人もいるかもしれません。

「関係副詞where」は形が複雑だよねー

でも『[関係副詞のwhere]が場所以外の先行詞』はほとんどが「3つのパターン」ですから、それを覚えれば、スラスラ読めるようになりますよ。

では記事で『[関係副詞のwhere]が場所以外の先行詞』はほとんどが「3つのパターン」を学んでいきましょう。

この記事でわかること
  • 先行詞caseの「関係副詞where」
  • 先行詞pointの「関係副詞where」
  • 先行詞situationの「関係副詞where」

「関係副詞where」と場所以外の先行詞

「関係副詞のwhere」が場所以外の先行詞をとることがあります。

ただし、先行詞が「場所以外」のものの数は多くはありません。

よく使われる「場所以外の先行詞」は① case(場合)、② point(場面)、③ situation(状況)が挙げられます。

以下では、それぞれの例文・意味をみていきます。

先行詞case(場合)の「関係副詞where」

先行詞caseの「関係副詞where」の例文をみていきましょう。

There are many cases where strong enforcement is needed.
強力な法施行が必要なケースはたくさんあります。

上の例文のように場所ではない「場合」や「ケース」が、「関係副詞where」の先行詞になることがあります。

「関係副詞のwhere」の先行詞は「cases」です。

関係副詞where
  • 場所以外の先行詞あり
  • 先行詞例case・pointなど

先行詞point(場面)の「関係副詞where」

「関係副詞のwhere」の先行詞が場所以外のときの使い方をさらにみていきましょう。

先行詞pointの「関係副詞where」の例文をみていきます。

This is the point where parents can intervene.
ここが親が介入する場面です。

上の例文で「関係副詞のwhere」の先行詞は「point」です。

こちらも「point」は「場所」を表していません。目に見えない「場面」を示しているのです。

先行詞pointの関係副詞where
  • 「場所」ではなく、目に見えない「場面」を示す

先行詞situation(状況)の「関係副詞where」

先行詞situationの「関係副詞where 」の例文をみていきましょう。

There was a situation where kids didn’t have access to fresh food.
子供たちが新鮮な食べ物を手に入れられない状況がありました。

上の例文では「関係副詞のwhere」の先行詞は「situation」。

こちらでも「where」の先行詞は目に見えるものではなく、目に見えない「situation(状況)」なのです。

先行詞situationの関係副詞where
  • 目に見える「場所」ではなく、目に見えない「状況」を示す

【まとめ】「関係副詞where」の使い方

前述のように、「関係副詞where」の先行詞は「場所以外」があるとわかったかと思います。

場所以外の先行詞は英文では次の3つを紹介しました。

先行詞が場所以外の「関係副詞where」の使い方としては、次の3つは頻出なので覚えておくといいでしょう。

関係副詞whereの先行詞が場所以外の3パターン
  • case(場合)
  • point(場面)
  • situation(状況)

「関係副詞where」がくわしい参考書

なお、「関係副詞where」の先行詞が「場所以外」の英文をより学びたいかたには次の3冊がオススメ。

「読む」ための英文法―むずかしい英文も読める (駿台受験シリーズ) 
英文法解説(著:江川 泰一郎)

ジーニアス総合英語

「読む」ための英文法

「読む」ための英文法』は英語リーディングで重要な英文法だけしぼって、解説がなされています。英語そこそこ勉強しているのに、洋書・英字新聞があまり理解できないかたにおすすめでしょう。

大学入試では問われないけど、英語リーディングには必要なエッセンスがぎっしり詰まっています。

英文法解説

2冊目の『英文法解説(著:江川 泰一郎)』は定番の文法書。英語中級者〜上級者はかならずもっているといってもいいほど、みなさん重宝されています。

その特徴は「網羅性」にあります。わからないことは「この英文法書」に聞けば、パパパとわかります。しかも、例文の量が豊富ですから、記憶しやすい作りになっているのです。

『英文法解説』については英語リーディングを極める!「上級教材&英文解釈本」がど正解?でくわしく紹介しています。よろしければご覧ください。

ジーニアス総合英語

最後の『ジーニアス総合英語』は大学受験生用の英文法書ですから、やわらかい解説が魅力なんです。

ジーニアス総合英語』は「関係副詞where」についても、場所以外の先行詞をたくさん紹介し、コラムも充実しています。

初学者がつまづきやすいところを集中的にコラム・イメージをつかって説明していて、社会人の人にこそ手にとってほしい本です。

【1分ガイド】Plan(名詞)+being+pp過去分詞ー意味例文

みなさん、「名詞+being+pp(過去分詞)」と「名詞+pp(過去分詞)」の違いがわかりますか?

「名詞+being+pp(過去分詞)」は英字新聞の見出しなどでよく使われる表現。重要な英語表現と言えます。

【名詞+being+pp(過去分詞)】
→ 英字新聞でよく使われる
→ 大学入試でも問われる

そこで当記事では「名詞+being+pp(過去分詞)」の例文・意味をくわしく解説していきます。

また「名詞 to be 過去分詞」との違い・使い方についても説明しています。

「名詞+being+pp(過去分詞)」の例文

まず「名詞+being+pp(過去分詞)」の例文をみていきましょう。

I think that the plan being discussed should be carried out.
議論されている計画は実行すべきだと思います。

She couldn’t understand the English being spoken in the shop.
彼女はお店で話されている英語を理解できなかった。

being+過去分詞・過去分詞の違い

分詞の学習をされたかたはこう思うかもしれません、「beingを書く意味なくない?」と。

でも「being」の意味はあるのです。「being」を書くことで「いま、〜されている最中の」という意味を表せるため。

つまり「being+過去分詞」・「過去分詞」の違いは、「being+過去分詞」が「進行中」を強調しているところにあります。

【「being+過去分詞」・「過去分詞」の違い】
①「過去分詞」の意味
→ 過去にされた
→ 普段されている


② 「being+過去分詞」の意味
→ 今されている

上記の例文でいうと、「いま議論の最中の計画」という意味を表しているのです。

もし「being」なしで「the plan discussed」と書くと、「普段(または、過去に)議論されている計画」という表現になります。

【being+pp(過去分詞)の意味】
→ 「いま、〜されている最中の」

「to be pp(過去分詞)」の意味 → 未来

ここで「名詞+being+pp(過去分詞)」と「to be pp(過去分詞)」の意味の違いがあるのか疑問かもしれません。

この点、「to be pp(過去分詞)」の意味は未来を表します。以下の例文から、理解していきましょう。

「名詞 to be 過去分詞」の使い方

「名詞 to be 過去分詞」の使い方は、例文から学ぶのがイチバン。

This is the plan to be discussed at an upcoming meeting.
これは、次回の会議で議論される(べき)計画です。

「to be pp(過去分詞)」は「being pp」とは違い、「未来」の意味を表します。

【「to be pp(過去分詞)」の意味】
→ 「未来」の意味

「名詞 to be 過去分詞」が詳しい参考書

「名詞 to be 過去分詞」が詳しい参考書は『「読む」ための英文法』と『英文法詳解』です。

『「読む」ための英文法』は大学入試の英文で「名詞 to be 過去分詞」が学べます。

また『英文法詳解』は日本語の解説がていねいなので、理解を深められるでしょう。例文の量もたくさんあります。

【1分ガイド英語】過去分詞「1語」で後置修飾ー例文・意味・TOEIC

この記事では、英語の「後置修飾」の意味・例文をくわしく説明します。

分詞って「前置」されてたり、「後置」されたりして、どこに置けばいいのかわかりにくいですよね…。

「一語」であれば「前置」といわれますが、なかには「後置」されるものあり、疑問に思われるかもしれません。

分詞って「後置」されたり、されなかったりで難しいよねー

「分詞がどこに置かれるかわからない」ため、それを正確に「読み・書き」するのも難しいと思いませんか?

この点、ある程度「分詞」の配置は「ルール」があります。

この記事で分詞の「配置のルール」や「読み書きのコツ」がわかりますから、ニアミスが減らせるでしょう。

それでは英語の「後置修飾」について説明していきます。

この記事でわかること
  • 分詞の配置のルール
  • 分詞の意味・例文

過去分詞「1語」で後置修飾

後置修飾は一般的に修飾語句がなければ「前置」されますが、過去分詞「1語」で「後置修飾」ことがあります。

分詞の多くは「前置」
  • 修飾語句がないときなど
過去分詞「1語」で後置アリ
  • 例外のケース
  • 一時的な状態を表すとき

【例文】過去分詞が後ろから修飾

過去分詞が後ろから修飾する例文をみていきましょう。

しかも過去分詞「1語」で後置するパターンです。

Police identified the woman shot.
警察は、撃たれた女性の身元を特定した。

上の例文では過去分詞「shot」が修飾する名詞(woman)より「後置」されています。

後置されている理由は「一時的な状態」のため。

つまり「撃たれた状態」というのは「習慣的」なものではなく「一時的な状態」であるためなんです。

このように分詞「1語」で修飾する場合、基本的には「前置」なのですが、一時的な状態を表すときには「後置」します。

後置修飾とTOEIC

後置修飾はTOEICのリーディングパートで頻出。

とくに英文法のパートでは「毎回出題される」といっても過言じゃないくらいでますから、後置修飾の分詞をしっかり理解しておきましょう。

【TOEICの英文法問題】
→ 分詞の後置修飾が問われる
→ 頻出問題

後置修飾を「分かりやすく」

後置修飾を分かりやすく理解するには、まず分詞が「1語」のときには「前置」と覚えるといいでしょう。

もちろん前述のように例外はありますが、例外はレアなケースですから、まずは大きな枠組みを覚えるのが先です。

分詞が「前置」された例文をみていきましょう。

He is trying to fix a broken window.
彼は壊れた窓を直そうとしている。

上の例文では、過去分詞「broken」は1語だけなので、名詞「window」より前置されています。

いっぽう、分詞が修飾語句や目的語とともなって「2語」以上になるときは「後置」になります。

分詞が1語のみ
  • 前置(原則)
  • 例外は以下で解説
分詞が2語以上
  • 後置

後置修飾が「比較級にある例文」

まず後置修飾が「比較級にある例文」をみていきましょう。

Hanako spends more on beauty care products than all of us put together.
花子は私たち全員をあわせたよりも、美容グッズにお金を費やしています。

「put」は過去分詞で、「all of us」を後置修飾しています。「put together」は「〜を合計した」という意味です。

【「A put together」の意味】
→「〜を合計した」

後置修飾の作り方

後置修飾の作り方は「名詞」の後ろに「put together」をつけるイメージ。
このとき「名詞」は複数のものが置かれます。

【比較級 〜 than「名詞」+ put together】
意味 → 『[名詞]をあわせたよりも〜』

「後置修飾(過去分詞)」の例文

過去分詞が名詞を後置修飾するとき、ほとんどが「他動詞」の分詞。そのときの「他動詞の分詞」意味は受け身になります。

割合としては少ないですが、「自動詞の分詞」もあります。

イメージしやすいように、さらに「後置修飾(過去分詞)」の例文をみていきましょう。

He earns more than all of us combined.
彼女の収入は私たち全員の合計よりも多い。

分詞「combined」が「put together」のように後置修飾として働いています。同じ意味で「〜を合計した」という意味です。

【分詞「A combined」の意味】
→ 「〜を合計した」

「後置修飾」が詳しい参考書

「後置修飾」が詳しい参考書は『「読む」ための英文法』『英文法詳解』『ジーニアス総合英語』です。

『「読む」ための英文法』は大学入試の英文で「後置修飾」が学べます。

『英文法詳解』は日本語の解説が詳しい英文法書。例文もたくさんあるため、「後置修飾」の理解を深められるでしょう。

『ジーニアス総合英語』は「分詞を前置するか後置するか」の「例文」が豊富ですから、理解の整理に役立ちます。

また「分詞のコラム」もたくさんあり解説も親切ですから、初学者からTOEIC受験者までオススメです。

【1分ガイド】need (to) ~ingー意味・なぜ受け身?使い方

みなさん、英文法問題で「need 〜ing」を目にしたことありませんか?

これ、英検・TOEIC・大学入試で頻出の問題ですよね。

needが特殊な使われ方をされ、つまずくポイントであるため、よく狙われます。

そこで当記事では「need 〜ing」の意味・書き換え・使い方をくわしく解説していきます。

「need ing」の文法

「need ing」の英文法は「特殊な使われかた」をしますから、間違えやすいところなんです。例文をもとに、ポイントをつかんでいきましょう。

「need ing」はなぜ受け身の意味?

「need ing」はなぜ受け身の意味になるのでしょうか。まず例文を見てみましょう。

The rule needs changing.
ルール変更が必要です。

能動系の動名詞「changing」は目的語が必要に思えます。

しかし「need」のあとの「〜ing」は能動的な性質が変わり、「受動の性質」にかわるのです。

つまり動名詞が「受動の性質」にかわることから、「need 〜ing」は受け身の意味になると言えるでしょう。

上記の例文では「needs changing」は「ルールは変えられる必要がある」という意味になるのです。

その和訳をより自然な日本語にならすのなら、「ルール変更が必要です」がいいでしょう。

このように受動の性質に変える動詞はほかにもあり、「want」や「worth」などが挙げられます。

【need後の〜ing】
「〜ing」は受動の意味

「need ing」の使い方

例文をもとに、「need ing」の使い方をさらに学習していきましょう。

Your face mask needs washing.
フェイスマスクは洗う必要があります。

上記の例文でも、能動の動名詞「wash」は受動の意味になりますから、目的語は必要ありません。

「need 〜ing」の書き換え → 「need to」

「The rule needs changing.」を「need to」をつかって書き換えていきましょう。

The rule needs to be changed.
ルール変更が必要です

Your face mask needs to be washed.
≒ Your face mask needs washing.
フェイスマスクは洗う必要があります。

「need 〜ing」を「need to」で書き換えると受動形になります。

【「need 〜ing」を「need to」で書き換え】
→ 受動形で表す 
→ 「need to be 〜ed」

「need ing」がくわしい参考書

「need ing」がくわしい参考書『「読む」ための英文法』と『英文法詳解』です。

「読む」ための英文法』は大学入試に出された「need ing」の英文をもとに解説されてあります。英語試験にでるポイントを集中して学べるでしょう。

英文法詳解』は例文がたくさんあり、より理解を深められるでしょう。また他の項目に関する解説もくわしいですから、参照用にいいでしょう。