みなさん、「英語の速読ができれば、もっとリーディングで高得点とれるに」と思いませんか?
昨今のトレンドとして、大学受験でも英検・TOEICでも大量の英文をすばやく読む力(速読)がもとめられていますよね。
すなわち速読は高得点のカギということ。
英語速読するには、つぎの「3つの土台」が必要。
【英語速読するには?】
①英単語力
②英文解釈力
③音読力
この3つさえおさえれば、英語リーディングの高得点が見込めるといってもいいでしょう。
すくなくともリーディング時間内に読み終わらないということはなくなります。
そこで当記事では、①英語速読本・教材のおすすめ、②英語速読のやり方(速読方法)、③トレーニング方法についてくわしく解説していきます。
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目次(クリックでジャンプ)
「英文解釈力」が速読につながる?
英文の速読には、「英文解釈」はさけては通れません。
「英文解釈」というと難しく考えるかたもいますが、「英文解釈」とは要するに「英語の構造」を正しく掴むということ。
【「英文解釈」とは】
→ 英文構造を正しく掴むこと
「英語の構造」はある程度パターンがありますから、そのパターンを覚えたほうがグングン英文読解できるのです。
このパターンがわかると「英文の予想」ができますから、当然リーディングスピードにもつながります。
たとえば「前文でこのパターンがきたら、後の文ではきっとこうくるだろう」という予測ができるというワケです。
【「英文解釈」の効果】
→ 英文解釈で正しく読める
→ この正確さは、速読につながる
英語速読本・教材のおすすめ
前述のとおり英語速読には英文解釈力が必要で、「英文を正確に読む力」が「速読につながる」ことがわかりました。
では次に、英語速読本・教材のおすすめをレベル別・試験別に紹介していきます。
【英語速読するには】
→ 英文を正確に読む力が必要
→ 英文解釈力がものを言う
初心者におすすめ英語速読本・教材
初心者の英語速読本・教材のおすすめについては、4つのテク|英語リーディング初心者、すごい勉強法【大学受験・社会人】でくわしく紹介しています。
この記事で特にオススメなのが『入門英文問題精講 』と『大学受験のための英文熟考』。どちらの教材にも上質な解説と英語音声がついているんです。
『入門英文問題精講 』
『入門英文問題精講 』は英語初心者でもわかるように、ていねいに英文の構造を解説してあります。
しかも英語初心者でも読みやすい教材にもかかわらず、難しいレベルの英文までも収録してあるのです。
つまり本書は英語初心者から中級者まで引き上げる教材といえるでしょう。
【入門英文問題精講 】
①ていねい・やさしい解説
→ 英語初心者でもわかる
②難しい英文も収録
→ 英語中級者にレベルUP
『大学受験のための英文熟考』
『大学受験のための英文熟考』は『入門英文問題精講 』よりもレベルは高め。よって前提となる基本的な項目については触れられていません。
『大学受験のための英文熟考』は英語中級者・上級者にひき上げる知識や英文解釈のエッセンスがぎゅっとつまっています。
本書の英文を理解し、構造をしっかり掴めるようになれば、ほとんどの英文が読めるようになるでしょう。
【大学受験のための英文熟考】
① 難しい英文を収録
→ 英語上級者に引き上げる
→ 正確に読めると、速読できる
上級者におすすめ英語速読本・教材
上級者の英語速読本・教材おすすめは『英文読解の原則125』と『英文解釈教室』です。
『英文読解の原則125』は難関大で問われるようなちょっと複雑な英文まで収録しています。詳しくは次の記事で紹介。
【英文読解の原則125の記事】
英文読解の原則125、読むテク、マジ使える!【比較・使い方・難易度】
洋書でよく見るのに他の参考書では扱われていない項目まで解説していますから、痒いところに手が届く参考書と言えるでしょう。
したがって、洋書を読みこなしたい人、難関大の受験対策をしたい人にオススメです。
いっぽう『英文解釈教室』は英文を前から「返り読み」せずに読み解くには、どのように頭を働かせたらいいのかがわかります。
本書で「英語ネイティブはどのように英文を読んでいるのか」をかなり論理的にていねいに解説しているんです。
『英文解釈教室』は英文構造をこれ以上ないほど丁寧に紐解いていきますから、英文読解の正確さが磨かれるでしょう。
【『英文解釈教室』】
→ 英文解釈を論理的に解説
読めない英文がほぼなくなる
なお『英文解釈教室』についてはくわしくは次の記事で紹介しています。
【英文解釈教室の記事】
「英文解釈教室」で、”英語の読み”が劇的チェンジ!【効果&使い方】
最上級者におすすめ英語速読本・教材
最上級者におすすめ英語速読本・教材は次の記事でくわしく紹介しています。
英語リーディングを極める!「上級教材&英文解釈本」がど正解?
この記事でとくおすすめ参考書が『英文解体新書』です。
『英文解体新書』は『英文解釈教室』に似た作りながら、これ以上に難しい英文を取り扱っています。
ですから『英文解釈教室』で身につけた知識を演習できますし、知識をさらに定着できるでしょう。
【『英文解体新書』】
→『英文解釈教室』より難しい
→ 洋書もスラスラ読めるように
TOEIC速読のおすすめ参考書
TOEIC速読のおすすめ参考書については、次の記事が参考になります。
【超・英文解釈マニュアルの記事】
【超・英文解釈マニュアル】たった12公式、読解、爆速!|レベル・使い方
『超・英文解釈マニュアル』がおすすめな理由は、TOEICは複雑な英文は出題されませんから「英文解釈のキホン」がわかる本書がオススメなため。
あとは語彙力と音読力の勝負になります。
つまり、あまり難しい英文解釈の本には手をださずに、上の『超英文解釈マニュアル』のレベルくらいまでやれば十分。あとは模試をやりこむとスコアもぐんぐん伸びるでしょう。
『超英文解釈マニュアル』をやり込んだ後の、TOEIC演習本・参考書については、5つだけ!【TOEIC800点突破】おすすめ参考書|初心者〜大学生で紹介しています。
TOEIC英単語帳は『金のフレーズ』がおすすめ。『金のフレーズ』は、TOEICコツ!『金のフレーズ』の使い方・効果・勉強法・アプリで紹介しています。
【TOEICの英語速読のコツ】
→ 難解な英文は出題されない
→ 英文解釈の基礎があれば十分
→ 基礎のあとは、模試のやり込み
英語速読のやり方(速読方法)
大学入試・TOEICでもとめられる「英語速読のやり方(速読方法)」は、特殊なテクニックではありません。
むしろ正攻法、「正しく読む技術」が必要になるのです。「英語を正しく読めない」から速く読めないかたがほとんど。
英文構造を正確につかめずなんども返り読みをするせいで、時間をロスしてしまうのです。
「英語を正しく読む」には3つの土台をしっかり固めまければなりません。
【英語速読のやり方】
英文を正確に読む技術が必要
→ 返り読みなし
→ 速く読める(速読可能)
英語速読の独学には「3つの土台」
英語速読の独学には前述のとおり「3つの土台」が必要になります。
【英語速読の独学】の3土台
① 英単語力
② 英文解釈力
③ 音読力
英語速読の鍛え方、「英単語力」にアリ
英語速読の鍛え方は「英単語」の覚え方にあります。
英単語力は、なんとなく英単語を覚えているレベルというより、すぐに「英単語の意味」を思いだせるレベルをいいます。
この瞬発力がなによりも英語速読にとって大切。
「英単語」をみて「この意味なんだっけ?」と考える時間が「遅読の原因」にほかなりませんから。
そのため、英単語の意味をすぐに言えるレベルまで鍛えなければならないのです。
この英単語スピードは即効性アリ。リーディングスピードをぐんぐん上げます。
【速読と英単語】
→ すぐ英単語の意味が思い出せる
→ この瞬発力が「速読」に直結
英語速読の鍛え方、「音読力」にアリ
英語速読の鍛え方の仕上げは音読。
「英文解釈力」でパターンを掴めるようになると、「正確に英文」を読めるようになります。
「英文解釈」を高速化するには「音読」が必要になるのです。
【英語速読の鍛え方】
①「英文解釈」
→ 正確に読める
②「音読」
→ 正確な読みを高速化
英文解釈は「英文を読む型」とも言えます。型を意識せずに再現するには、音読で「英文を読む型」を体に染み込ませなければなりません。
野球でも「正しい打ち方」を理解したら、なんども素振りして体に染み込ませますよね。英語音読は野球でいう素振りといえるでしょう。
英語音読の効果は「速読」
前述のように、英文解釈で学んだ「正しい英語の読み方」を内面化するために「音読」するのです。
「音読」を繰り返していくと、意識しなくとも正しく英文が読めるようになります。つまり、英語音読の効果は「速読」 つながるということ。
「音読」は英語のプロも取り入れているトレーニング、だからもその効果は疑いようがありません。英語上達マップでも次のように書かれています。
なぜ音読は効果があるのでしょうか。私は英語上達の方法は端的に言って、「文構造・意味を把握している文を脳、音声器官を通じて出し入れすること」だと考えていますが、音読はこれを実に効率的にできる方法だからです。
同時通訳者の国弘 正雄氏はひとつの英文を500回以上読むのだそう。
みなさんもひとつの英文を30回以上は音読するといいでしょう。これをやるのとやらないのとでは、結果にかなり差がでます。
【音読の回数】
ひとつの英文を30回以上
英語速読するための「音読のやり方」
英語速読するための「音読のやり方」については次の記事が参考になるでしょう。
【音読のやり方の記事】
①【プロ太鼓判】シャドウイングのやり方・コツ、ぜんぶ!【おすすめ教材】
②1からわかる|英語音読とシャドーイングのやり方・回数|速読英単語・参考書
また音読は孤独が勉強でモチベーションの維持が大変ですよね。そんなときはオンライン英会話で先生と音読するのがオススメ。
音読・シャドウイングができるレッスンとしてはカランメソッドがいいでしょう。カランメソッドについては、【TOEIC800点突破】カランメソッド効果・実感|オンライン英会話で紹介しています。
なおカランメソッドのレッスンは「QQ English」がオススメです。
【音読ができるカランメソッド】
→ 先生がいるから続けられる
→ モチベーション維持しやすい