みなさん、英字新聞・洋書を読んでみると、複雑で読めなかった経験がありませんか?
わたしは「TOEIC順調だから、英字新聞も読める」と思ったものの、その考えはあまかったんです…ぜんぜん読めないんです。
TOEICとはちがい、洋書・英字新聞にはこみいった英文が使われていますから、TOEICのリーディング勉強法が通用しないのです。
英語リーディングができないのに英文を多読しても、読めない英文はいつまでも読めません。
リーディング勉強法で大切なのは「学習の順番」。
順番を間違えると、野球の正しい投げ方(フォーム)を学ばずに、試合で投げまくるようなもの。
不正確なフォームで投げ続けても、うまくなりませんし、ケガをしかねません。
英語のリーディングも同じで、英文解釈で「正しい英文の読み方(フォーム)」を身につけてから、多読(実戦・試合)に進まなければなりません。
【英語リーディングの勉強法ルート】
① 英文解釈を学ぶ
→ 正確なフォームを学ぶ
② 多読する
→フォームを体になじませる
「英語力を鍛えるには多読が必要」といわれます。上記のように多量に読むための“前提”として「正しく読む力(英文解釈力)」が必要になるんです。
『英語完全上達マップ』でも以下のようにいわれています。なお「精読」とは「英文解釈」のこと。
英語力がつくまで、速読(多読)を始めるのは待ちましょう。他の基礎トレーニングでまず体力をつけることです。読みは精読だけに絞ってください。多読(速読)を開始する時期はTOEICで500~600くらいになってからがいいでしょう。
そこで、当記事では英文解釈の「おすすめ参考書・勉強法」を紹介します。
難易度が簡単なものから並べているから、この「英文解釈参考書」のルートで読んでいくとリーディング力を強化できます。
【英語リーディングのおすすめ教材】
・『学校で教えてくれない英文法』
・『英語のしくみと訳しかた』
・『英文法解説』
・『英文解体新書』
・『英文をいかに読むか』
なお、「英文解釈」をこの記事の本で鍛えたあとは、「記事の下」で紹介しているThe Japan Times Alphaで腕試しするのがおすすめです。
英字新聞で英文解釈の知識をしっかり強固にし、リーディングスピードUPもできるでしょう。
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目次(クリックでジャンプ)
『学校で教えてくれない英文』
「英文解釈初心者」におすすめなのが『学校で教えてくれない英文法』。『学校で教えてくれない英文法』は精読のあれこれを、こまかいところまで解説しているんです。
タイトルは「英文法」ですが、リーディングに必要な英文法をていねいに説明してます。筆者が「はじめに」で次のように書かれています。
モヤモヤしてはっきりしない事項が筋の通った説明で明快に理解できたときに「楽しい」と感じます。大人になってから英語の勉強を始める人は、私のように感じる人は多いのではないでしょうか。
筆者(薬袋善郎)は、リーディングでモヤモヤしがちなところを、ハッキリと解説してくれます。筋のとおった説明をしようとつとめた本。またそのことに成功しているんです。「正攻法の英語リーディング」を学ぶのにおすすめ本といえます。
いっぽうで、学校で教えられないから「重要な事項」ではないということはありません。本書で解説されている「精読テクニック」は、英字新聞や洋書を読むうえで使えるものばかり。
英文法の重箱の隅をつつくような事項ではなく、リーディングのエッセンスがつまっているのです。
以下、本書をイメージしやすいよう、すこし目次を紹介します。
01. 単独首位か同率首位か
02. <no+名詞>の2つの読み方
03. as + 代名詞 + be動詞
04. worthの使い方 その1
05. worthの使い方 その2
06. 分詞構文の強調形
07.「異なり」と訳すas
08.<no+形容詞+名詞>の2つの読み方
09.文頭のSo+形容詞+do
10.<as 原級 as>で譲歩を表わす構文
例文・効果
目次をみて気づくのが、ほかの「精読参考書」とはちがうラインラップ。本書でしか解説されていないような「テクニック」があります。
私が勉強になった「リーディングのコツ」は、たとえば「<no+名詞>の2つの読み方」。英文「No news is good news.」についてこのように解説されています。
「No」には2つの読み方があり、「1つは<any + 名詞(=どんな名詞も)not + V(=Vしない)」と読む方法。第2の読み方は、「<no + 名詞」だけで「名詞がないこと」、と読むやり方です。
これらの読み方を「No news is good news.」に当てはめてみると、第一の読み方だと「どんな知らせもよい知らせではない」と読めます。
第2の読み方だと、「知らせがないのはよい知らせ」と読めます。訳を比較すると、第2の読み方「知らせがないのはよい知らせ」が正しいと考えられるでしょう。
このように無意識にやりがちな「精読」を、しっかり言語化して解説しているのが本書のすぐれているところ。
ほかにも「11. much as S + V」だったり、「34. 文頭のAs for、 As to、As with」など、洋書でよく見られる表現であるにもかかわらず、他書では解説されていない事柄が説明されています。
目次を読んで、わかない事項があれば「買い」です。
『学校で教えてくれない英文法』の関連本?
ふつうの英文法の参考書にのっていないような「盲点」を解説する本は他に『「読む」ための英文法―むずかしい英文も読める』があります。
『学校で教えてくれない英文法』がしっくりきた方はきっとこちらの『「読む」ための英文法』も気にいるでしょう。コンセプトが似ていて、でも扱う分野の重複がありません。
『英語のしくみと訳しかた』
専門的な英文をリーディングできるように橋渡しするのが『英語のしくみと訳しかた(真野泰)』。
大学受験が終わった受験生の、『英語リーディング強化』におすすめ本。高校レベルの英文読解を、大学生レベルにぐぐっと引き上げてくれる本といえます。
本書でも「はじめに」で以下のように書かれています。
ああ、そうだったのか! 中学以来英語を勉強してきて、何度もそう心のなかで叫びました。モヤモヤがふっきれて爽快ですが、それならそうと、いっといてくれればよかったのにと思わなくもない。そういうのを集めたのが、この本の第1部「文法+α」です。
他の「リーディング参考書」に書かれてないことを解説する良書。
他書にはない事項を説明するという点で、『学校で教えてくれない英文法』と同じですが、「英語のしくみと訳しかた」のほうが扱う単語・表現が難しいです。「英語の上級リーディング力」を学ぶのにおすすめ。
参照として説明されている事柄を紹介していきます。
Your son’s work is satisfactory, but he could do better.
(息子さんの成績はまあまあですが、もっとよくできるはずですよ。)
ここのcouldは「過去における能力」ではなくて、仮定法過去です。つまり現在のことをいっている。努力すれば、もっといい成績がとれるはずです。
他にもひっかかりやすいポイントを解説してあります。
{Whethe I shall turn out to be hero of my own life, or whether that station will be held by anybody else,} these pages must show.
{ }でくくった2つのwether節が目的語、these pagesが主語、must showが動詞です。
本書のレイアウト・構造
ひとつひとつの英文に訳はついてありません(「訳アリ」もある)。
筆者はこのことについて「まずは英語そのものの姿、形をよく見てほしい。ですから例文の1つ1つに訳はつけませんでした」と書かれています。
日本語訳ばかりに気が向いてしまって、リーディングがうまくできないことあるんですよね。
この点、本書は英文の構造をしっかりとみつめ、それを分解することに焦点を当てています。
構造をしっかりと理解できないと、日本語訳はうまくいかないのです。まず「原文」を理解しないことには、いくら逆立ちしても日本語に変換できませんから。
オススメな点はほかにもあり、それは「英文の構造を理解すること」だけに終始していないところ。というのも第2部では「その構造を理解した英文」を「どのように日本語に変換するか」にも言及されています。
本書の後半は研究社の「英語青年」に連載した「英語小説翻訳講座」に手を加えたもののため、翻訳勉強法も学べるんです。第2部を読めば翻訳の技術も向上できます。
『英文法解説』
「学校で教えてくれない英文法」でも「英語のしくみと訳しかた」でもよく引用されている文法書があります。それが「英文法解説」。
この文法書を読んで「わからないことがない」というくらいに詳しいんです。網羅的。わからない表現、英文解釈があったらまずこの本にあたってください。
「英文法解説」は持っていれば、かならず頼れる存在になってくれるはずです。リーディングしててわからないことは、「英文法解説」の索引で調べるとわかるはず。
しかも例文がたくさんあるから、記憶にも残りやすいんです。
どんな英語の勉強法にも相性がいいのオススメポイント。海外ドラマを観るときも、洋書を読むときも、この一冊があればきっと力になってくれるでしょう。
大学生以上の英語を学んでいる人は、これをもっていないともぐりと言われるレベルの本。参考書を読んでいるとよく言及される本でもあります。
「英文翻訳術」でも「英文法解説」の英文を引用してあるんです。このように「英文法解説」は和訳が自然なことでも定評があります。文法事項の網羅性と、こなれた和訳が本書のウリ。
「英文法解説」の使い方
「英文法解説」の使い方のとしては、「わからない英文法事項があったらこちらで参照する」がいいでしょう。
すくなくとも英語教師などの英語に時間をあてることができる人以外は、辞書のような使い方がいいかと思います。
「英文法解説」は名著
「英文法解説」が名著といわれる理由はたくさんあります。なかでも他の英文法書とくらべて、抜きん出ていることは次の点。
とにかく1人1冊もっていていて間違いありません。どのレベルの英語学習者にとってもこの本はかならず役に立ちます。田中先生も以下のようにツイートされています。
そこでおすすめなのが江川泰一郎の通読ですよ!
— 田中健一/在宅英語講師 (@TNK_KNCH) March 14, 2019
英文法解説 金子書房 https://t.co/B6DaU5mj3b @amazonJPより
「英文法解説」の通読
時間はかかりますが、「英文法解説」の通読はオススメです。とくに翻訳者や英語講師をめざすひとは通読して損はないはず。通読するたびにハッとするような発見がありますよ。
「表現のための実践ロイヤル英文法」と「英文法解説」の違い
「表現のための実践ロイヤル英文法」と「英文法解説」の違いや、「どっちがいいのか?」という質問をよくうけます。
どちらも所有していますが、個人的には「英文法解説」のほうが使う回数は多いです。
わたしの使い方としては海外ドラマや洋書をたのしんでいて、不明な点があったらこれらの本を参照するというかたち。参照のため、網羅性に特徴がある「英文法解説」のほうに軍配があがります。
いっぽうで「表現のための実践ロイヤル英文法」はネイティブが書かれていることもあり、英作文などの英語のニュアンスを掴みたいときによく使います。
そのため「表現のための実践ロイヤル英文法」と「英文法解説」はどっちがいいかというと、用途によるといえるでしょう。
【「ロイヤル英文法」と「英文法解説」の比較】
①例文の多さ
→ ロイヤル英文法 < 英文法解説
②解説の詳しさ
→ ロイヤル英文法 > 英文法解説
③ロイヤル英文法はKindleあり
→ 英文法解説はKindleなし
→ Kindleは検索機能アリ
『英文法詳解』と『英文法解説』の二冊はマスト
『英文法解説』と相性がいい英文法書が『英文法詳解』です。
『英文法解説』で不明なところも、『英文法詳解』を読めばほとんど書いてあります。また『英文法詳解』の特徴は、解説が豊富なところと、その網羅性。
『英文法詳解』は『英文法解説』よりもさらに分厚いですから、さらに詳細な解説が読めるのです。
『英文法解説』の解説が簡潔なパートも、『英文法詳解』を読めばじっくりと説明がなされてあります。つまり『英文法詳解』は『英文法解説』の解説の簡潔さを補う存在なのです。
『英文解体新書』英文解釈参考書で最難関
『英文解体新書』は他の参考書と比べても、「英文解釈参考書」で最難関レベルのもの。大学受験レベルのリーディングは完璧、というかたにおすすめ。
「英文解釈教室」とよく作りが似ているから、こちらを覚えて「英文解体新書」を学ぶといいでしょう。スムーズな勉強法は「英文解釈教室」のあと「英文解体新書」。
『英文解釈教室』は難しいぶん、その効果は保証ができます。これをマスターすれば、どんなリーディングもすらすら読めるでしょう。次の記事で『英文解釈教室』をくわしく紹介しています。
【参考記事】
「英文解釈教室」で、”英語の読み”が劇的チェンジ!【効果&使い方】
『英文解体新書』で扱われている英文はそれぞれレベル分けされていて、難易度3(★★★☆☆)や難易度5(★★★★★)で表されています。見やすいレイアウトです。
【『英文解体新書』の特徴】
→ 英文レベルを5段階表示
→ 学習者レベルごとに学べる
「英文解体新書」の使い方
『英文解体新書』の使い方としては、ご自分のレベルに合わせて取りくむ英文・例文を選ぶといいでしょう。
たとえば大学受験レベルでも難易度3(★★★☆☆)くらいまでは出題されるため、取り組めば力がつきます。この点、旧帝大志望のかたは「英文解釈参考書」として使えます。
難易度4(★★★★☆)は大学院入試レベルの英文で、難易度5(★★★★★)はそれ以上のレベルです。
『英文解体新書』の使い方としては、実際に和訳をノートに書いていくといいでしょう。
実際に書いて、筆者の訳とくらべるとハッする発見があったり精読できていない点が見つかりやすいため。
【「英文解体新書」の使い方】
→ 手を動かして和訳を書く
→ 精読できない点を洗い出せる
京大志望は『英文解体新書』レベル4まで
京大を目指す人は『英文解体新書』レベルで、難易度4までやれば満足できるでしょう。京大入試で、英文解釈のトップレベルの力がつきます。
『英文解体新書』の例文・効果・解説
『英文解体新書』で扱われている例文は、次のようなものがあります。本書で扱われるレベルでは一番やさしい部類にはいる例文。
Under no circumstance should you open the door.
[訳]何があってもこのドアは開けるべきではない。
Only then did I the value of his words.
[訳] その時になって初めて彼の言葉の価値に気づいた。
それぞれ倒置がおきている理由は、否定の意味を持つ表現があることと、onlyで修飾される副詞的要素があるため。
『英文解体新書』の解説はSVOCなどの記号を使って、より詳しい説明がなされています。
『英文解体新書』の特徴としては、扱っている英文・例文が面白いこともあげられます。
英文の著者は映画「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で知られるエマ・ワトソンから、アメリカ前大統領バラク・オバマ、イギリス作家カズオ・イシグロまで。
バリエーションに富んでいます。楽しんでできるリーディングの勉強法をお探しのかたにおすすめ。
【英文解体新書のココがイイ】
→ 難解な英文がたくさん
→ 英文がバリエーション豊か
→ 英文が面白いものばかり
「英文読解の透視図」と「英文解体新書」の比較
「英文読解の透視図」と『英文解体新書』を比べると、「英文解体新書」のレベルがより高いです。「英文読解の透視図」であつかっている例文や英文は『英文解体新書』のレベルでいうと3くらい。
英文解体新書はレベル5まであるため、「英文読解の透視図」をカンペキにできた受験生が手をだすといいかもしれません。大学受験のレベルでいうと、英文解体新書が必要な人は限られるといえるでしょう。
大学難易度レベルでいうと、京大・東大など旧帝大を志望の「英文解釈の参考書」としてオススメできます。
【「英文解体新書」のレベル】
→ 旧帝大レベルの受験生にイイ
→ 英語上級者にいい
→ 英検一級・TOEFL対策に
『英文解体新書』は「英文解釈参考書」で最難関
『英文解体新書』は「英文解釈参考書」で最難関のひとつ。
さらにこの上をお探しの方もいるでしょう。そこで「英語のリーディングテキスト」のおすすめを紹介します。さらに難しいレベルの本で「英文解体新書」の演習としてピッタリなのが、「ミル『自由論』 原書精読への序説」。
本書のレベルは、まちがいなく最高峰です。「ミル『自由論』 原書精読への序説」は解説が詳しく、『英文解体新書』の演習としてぴったり。
著者の薬袋善郎氏は、ほかにも『英語リーディングの探究』など「精読参考書」を多く手がけいるため、みなさんのレベルに合わせて手にとってみるといいかもしれません。
他にも「英文解体新書」の演習としてオススメの本があります。それは『思考訓練の場としての英文解釈』です。本書で英文解釈は完成といっていいでしょう。
それぐらい難解な英文のオンパレード。でも難しい英文も読み解けるようびっしりと解説がありますから、モチベーションは続くはずです。
【英文解釈本の難易度レベル(10段階)】
『思考訓練の場としての英文解釈』
→(レベル10)
『ミル『自由論』 原書精読への序説』
→(レベル10)
『英語リーディングの探究』
→(レベル9)
『思考力をみがく 英文精読講義』
→(レベル8.5)
『英文解体新書』
→(レベル8.5)
『英文読解の透視図』
→(レベル6)
『英文をいかに読むか』リーディング演習に
上記の演習本としておすすめなのが『英文をいかに読むか』。
扱っている著書が幅ひろく、さまざまな英文を読めるでしょう。モーム、オーウェル、ラッセルなどの名著で精読を学べます。
ただし、前半は解説が詳しいのですが後半からは簡単な解説のみ。とにかく演習をこなしたい人にはいいでしょう。リーディングの実戦勉強法のような形になります。
『英文をいかに読むか』は、元外務省で作家の佐藤優氏がオススメ英文解釈本としてあげています。佐藤優氏が推薦するくらい、昔から定番の参考書です。
その解説の少なさをおぎなうくらい、英文が質がよく、日本語訳もすばらしいんです。楽しめる物語が多いのも魅力。「英語リーディング」をガンガン実践するのにおすすめ教材です。
【『英文をいかに読むか』のココがイイ】
①英文が上質
②いろんなジャンルの英文
③難しいから、演習用にいい
英文解釈の演習本
『英文をいかに読むか』のほかに、英文解釈の演習本としておすすめなのが、『英文学教授が教えたがる名作の英語』と『物語を楽しむ』です。
どの本も名作の英文から、英文解釈を演習できるのがその魅力。
【演習本とは?】
→ 英文解釈本の学びの実践本
→ 実践しないと記憶に定着しない
おもしろいから、ドンドン続きが気になり、学習が続けられるのです。また、あるていど英文の分量があるのも良いんです。
いっぽう英文解釈の本はその特性上、つながりがない短文を読んでいき、単調になりがち。
上記の本はどれも、ひとつの物語を読んでいき、その世界に没頭できるのです。
【演習本を選ぶポイント】
→ みなさんの好きな物語を
→ 相性が悪いなら他の本に移る
小説を読んでいて時間があっという間に過ぎた経験があるかもしれませんが、その体験が「英語学習と同時に」できるのです。
英文が上質な演習本としては他にも『東大名誉教授と名作・モームの『赤毛』を読む 英文精読術』、『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』もおすすめできるでしょう。
レイアウトも良く、サクサク多読できます。
【英文解釈の演習本のイイとこ】
① 上質な英文を大量に読める
→ 面白い英文だから続けられる
② ストーリーを楽しめる
→ 英文解釈本との違い
モノ凄い!英語教材で「生の英語」を学ぶ
「英文解釈も学んだし、ネイティブの生の英語の読んでみたい!」。「英字新聞が読みたい!でも、ハードルがたかい…」。
そんな「生の英語を読みこなしたい」けど、ためらっている人も「The Japan Times Alpha」なら文句ないでしょう!?
一般の英字新聞は「英語のみ」がフツーですが、和訳・解説付きなので、サクッと英語多読ができるのが「The Japan Times Alpha」の魅力。
これで英語の多読を習慣化すれば、スラスラ読めるようになります。
英語試験でも、TOEIC試験でも「時間が足りなかった..」から脱却できるでしょう。
「リーディング時間、5分あまった」となるのも夢ではありません。
しかも発行元は「英英英単語 上級編」などのベストセラー本を出しているジャパンタイムズですから、間違いナシです。
おまけに驚きなのが「紙だけでなく、スマホ・タブレット」でも読めちゃいます。送料無料。
「The Japan Times Alpha」で英語だけでなく、そのニュースから「世界の今」がわかります。
「The Japan Times Alpha」で、英語力・世界の視点を身につけ、就活・転職を有利に運んでいきましょう。
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【英文解釈の参考書】の勉強法・効果
当記事では簡単なレベルから、精読の「オススメ参考書」を紹介しました。そのため以下のような勉強法でやれば、しっかりと力はつきます。
注意点は、「精読初心者」はレベルが高すぎる参考書に手を出さないということ。なぜなら、難しい「英文解釈参考書」は基本的なことがらの説明がないため。かえって混乱をまねきかねません。
【英文解釈の勉強法】
①レベルの低いものから学ぶ
→ 英文の5割はわかるもの
② 相性が悪い参考書は後で
→ いろんな参考書を試すのもアリ
③不明な英文法は『英文法解説』を参照
→ 調べると記憶に残りやすい
「英文解釈学習」の効果
上記の「精読参考書」とその勉強法に取り組んで、大きな変化が3つあります。
【精読の効果】
① 英文構造が理解できる
→ 英文の意味がわかる
② 正確に読める
→ 返り読み減る
→ 速読できる
③海外ドラマのセリフがわかる
英語がサクサク読めるようになると、さらに英語文献が楽しめるように。CNNやBBCも読めますよ。英文解釈で構造がわかるから、あとは英単語を覚えるのみ。
また、洋書を深く理解できるようにもなりました。あの読めないときのモヤモヤ感がなくなったことはうれしかったです。多読がさらに面白くなりました。
英文解釈の効果はこれだけではありません。それはリスニング力も上がったこと。
読めないものは聞きとれませんから、その意味もよくわかります。ちょんと読めると、ちゃんと聞きとれるということです。
「英文解釈」の次の「勉強法・学習法」
当記事であつかった参考書は上級者向けのものが多いため、難しすぎると感じるかたもいるかもしれません。
そこで大学受験レベルの英文法・精読力をつける参考書をつぎの記事で紹介しています。
【英語初心者におすすめ参考書】
①英文法を手を動かしながら学べる『英文法ノート』の記事はこちら
②「公式12」だけで英文解釈が学べる『超・英文解釈マニュアル』の記事はこちら
【英語中級者におすすめ参考書】
①「英文の型」を学び、英文読解・英作文をサクサク化『最重要構文540』の記事はこちら
②英文解釈エッセンスがギュッと。薄い濃い参考書『ポレポレ』の記事はこちら
【英語上級者におすすめ参考書】
・読めない英文がなくなる参考書「英文解釈教室」の記事はこちら
英文解釈の腕試しは、Netflix・huluで!
英文解釈でリーディング力があがったら、Netflix・huluで腕試しはいかがでしょうか。Netflix・huluで英語勉強のポイントは、なんといっても楽しいところ。
しかも生の英語が学べるのです。Netflix・huluでは英語字幕が出せるから、英文解釈を演習する場としてもオススメです。
【映画・海外ドラマで英語学習法】
①「Netflixで英語学習法」の記事はこちら
②「huluで英語学習法(Netflix・hulu比較」の記事はこちら
オンライン英会話でアウトプット
リーディングでインプットしたら、英会話でアウトプットもすると英語力がグッと引き上げられます。英語上達には、インプットとアウトプットをバランスが大切。
おすすめオンライン英会話についてていねいに次の記事で紹介しています。
【おすすめオンライン英会話】
① 英会話初心者におすすめ、オンライン英会話のカランメソッドの記事はこちら
②英会話中級者・上級者におすすめ、DMM英会話のデイリーニュースの記事はこちら
③英会話ですぐ使えるフレーズを学べる「よくばり英作文」の記事はこちら
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audibleの「2ヶ月無料体験」についてはこちらの記事でていねいに紹介しています。