英語ができる人はなぜ、整序問題をやっているのか?英文読解を高速化する「英語構文詳解 」

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「英語構文詳解」を読むようになったきっかけ

洋書の多読を日課にしているのですが、読めることには読めるが、すべてを把握できないモヤモヤ感がありました。読む中で、主人公が敵を倒した、というようなストーリーの大きな流れは読めるが、何かしっくりこない。主人公の動きは理解できるが、その動きにモザイクがかかっていて、くっきり見えないような感覚まとわりついていた。

英語の実力がいまのようになる前は、TOEIC900点くらいになれば洋書や映画をすらすら理解できると想像していた。でも現実はひどいものだった。TOEIC855点の実力で、生の英語に触れると、すごくストレスフルでノイジーな世界の送り込まれたような感覚になる。

英語を聞いていても、ところどころはわかるが、ある瞬間ノイズがはいったようにわからないようになる。モザイク状の映像を見ているようでどうも落ち着かない。

このような霧がかかった私の英語世界をきっくりさせるべく、いろいろの学習法を調べてまわった。

そのなかでも、英語講師の田中健一氏が整序問題は英語学習に効果的だとツイートされていた。私自身もTOEICなどの英文法参考書での限界を感じいたので、妙にこのツイートに興味を持ちました。田中健一氏が伊藤和夫『英語構文詳解』を紹介されている。

越前 敏弥氏の「翻訳百景 (角川新書)」

越前 敏弥氏も「英語構文詳解」を紹介していたので、田中健一氏の指摘がピンときていた。というのも、もっと英語のニュアンスを捉えるにはどう工夫をしたらいいかを探す中で越前 敏弥氏の「翻訳百景 (角川新書)」も読んでいた。この中で越前敏弥氏が「英語構文詳解」を紹介されていて、氏も大変お世話になったと書かれていた。越前敏弥氏の翻訳書や英語の参考書によって、私の英語力は大変向上したので、これは読んでみなければと思い「英語構文詳解」を読みはじめた。

「英語構文詳解」の効果

本書を今まで5回ほど通読して実感した効果は、英文法をより主体的に理解できるようになったということ。例えば、「英語の語順」や単語と単語の結びつきをより意識できるようになった。「語順」と「単語結びつき」を意識できるようになったおかげで英文の途中でも、この英文はこう続くのではないか、ということを予測できるようになりました。

いいかえると英語を語順のまま理解する能力と、語順を意識することでその後の文を予測する能力が伸びました。スピーキングや読解を以前とは比べものにならないくらい早くできるようになりました。ツイートでもその効果が指摘されています。

また整序問題を繰り返しやることでコロケーションに対する感覚が上がり、文章を最後まで読むまえに、次にこの単語がくるではないかという予測力がつく。整序問題は英語の語順に対する感覚だけでなく、単語と単語の結びつきに対する意識を向上させます。

【英語構文詳解の効果】

  • 英作文の精度が上がる
  • 単語の結びつきにつよくなれる
  • 語順が意識できると、スピーキングもすらすら

「英語構文詳解」は整序問題の参考書

「英語構文詳解」の特徴

本書の特徴を引用しながら説明します。

人間の進歩にはかぎりがない。

There [progress, no, limit, human, to], (+1)

出典元:英語構文詳解 (駿台受験シリーズ)

この挙げられている単語に、プラス1単語をプラスして正しい英文を作れますか。私は本書にあるこのような問題を正しく整序できませんでした。何度も通読することで、スムーズに英文を作られるよう上達。

この本の特に良いところはいい具合に脳に加圧がかけられるところ。四択の問題だと整序よりも深く考えなくても解けてしまうので、脳への負荷が低い。どうしても吸収できる知識も表面的になってしまう。

でも、整序は脳を柔軟にして取り組まないと解けない問題が多い。ただ、手も足もでような問題ではなく、ヒントとして単語が提示されているので、程よいさじ加減の問題なんです。

いっぽうで英作文の参考書などはヒントとなる単語がない、まっさらな状態で解かないといけないから、英語の初心者はやる気が削がれがち。整序問題はいいさじ加減を保っているため、自習する際には重宝しますよ。

ぎりぎりサクサク進むくらいのレベルなので、自習していてもやる気が削がれることがなく通読できます。4択問題よりも脳を使わないといけないので、英語が身につく。

【英語構文詳解の特徴】

  • ゲーム感覚で取り組める
  • ヒントがあって、難易度がちょうどいい

本書はTOEICなどの文法書とは違った点からアプローチする

整序問題は5個〜10個くらいに単語をランダムに並べられているので、その組み合わせは何通りもある。整序問題はTOEICの四択問題よりも文法をより深く理解していないと解けない。

今まではTOEICの文法書などを主に学習していたが、TOEICの出題は4択問題のため、そのことを通してでしか文法を理解できない。4択しか答えがないから、この手の文法書を何度か読んでいくうちに答えを覚えてしまう。英語の語順を気にせずになんとなく答えが見えてしまう。

【アプローチのちがい】

  • 整序問題をやると深い知識が得られる
  • 整序問題は適度に難しいから、応用がききやすい
  • 四択問題は応用が効かない。四択しか解けなくなってしまう

本書をおすすめできる人

基本的な文法を学習した人が、総復習する際に適しています。文法事項の理解が進んでいないうちに本書を読んでも、説明を理解することができないかもしれない。受験頻出の事項の「倒置」、「比較」、「分詞構文」などを理解した上で本書を取り組むと適切でしょう。

基本事項がまだ理解できていない場合は、「英語構文詳解」とコンセプトが似ている、田中健一「英文法基礎10題ドリル 」(駿台受験シリーズ)からスタートするといいでしょう。初心者向きに書かれた「英語構文詳解」があるとすると、「英文法基礎10題ドリル 」。「入門」と「基礎」があるから、レベルに合わせてスタートの本を見極めるといいでしょう。

本格的に英会話したい人にも向いている

瞬間英作文などを勉強して、ある程度英会話ができるようになった人にも本書は適していると思います。内容のある英会話ができるまでレベルを引き上げてくれます。瞬間英作文よりも本書は難度が高いので、瞬間作文や構文集などをやり終えた後にやると、理解が深まるとでしょう。

「英語構文詳解」が難しい人には「英文法・語法良問500+4技能」

「英語構文詳解」が難しいと感じたかたには、「英語構文詳解」と同じコンセプトで整序問題集。「英語構文詳解」より難易度は低いですが、大学受験の最新傾向にそった参考書です。リーディングだけでなく、スピーキング能力をどう向上させるかについて詳しく言及されています。以下の記事ではより詳しく「英文法・語法良問500+4技能」を紹介。

【語順のルールを知っている、だから英語が話せる】「英文法・語法良問500+4技能」
いざTOEIC・英検・大学受験対策として書店にいくと、「問題集・参考書がおおすぎ…」。どの本がイイのわからないですよね。私は試験までせまっているのに、参考書選びでモタついた経験があります…試験を受けるとなると、いい点数をとりたい!...

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